内陸防風林

2015年6月4日( カテゴリー: 現場レポート )

今年から新たにスタートした内陸防風林の再生。
akogare
風の強いこの地域には、海岸以外にも防風林が存在しています。
海岸に比べ水はけがよすぎるこの場所、降雨が少ないため
生育が思わしくないようです。
この小さな苗木が将来、向こうに見えるマツのように大きくなって、地域に住む人たちの畑や家屋を強風から守る存在になるのにはどれほどの年月がかかるのでしょうか。
何十年と続いていく活動ですが、海岸にも内陸にも立派な防風林が育つよう頑張ります!

クロマツとアカマツ

2015年6月3日( カテゴリー: 現場レポート )

育苗場にクロマツとアカマツが並んでいます。
CIMG7728 CIMG7726

どうですか?ちょっと違う姿に見えませんか??
上から見ると……

CIMG7729 CIMG7727
伸びてきている穂がクロマツはまだ固く閉じていて白く見えますが、アカマツは開いてきているようで一本一本、葉を広げているように見えます。
 
 
 
 
 
 

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近くで見るとこんな感じ。

育苗場にお越しの際は、
クロマツとアカマツの違いも
ちょっと見てみてくださいね。
違いはあっても
どちらもかわいいですよ。
下から上に向かって
そっとなでてみてください。
上から触るとこんな小さくても
葉が尖っていて
チクリと手に刺さりますから。

植栽現場、葛やいろいろな草がだいぶ元気になってきています。

クローバーに埋もれている苗も見られます。
umoreru2 umoreru1

 
 
 
 
 
 

6月のボランティアの日までまだ時間があります。
もっと茂ってしまうんだろうなぁ……。
皆さん、草との格闘、よろしくお願いします。

私の植樹祭

2015年6月1日( カテゴリー: 現場レポート )

広報室の林です。
23日、植樹祭では1万本の苗木が用意されました。
参加者の皆さんには、“記念植樹”ではなく、“植栽作業”に参加するという感覚で
作業に臨んでいただこうと、事前に植え方マニュアルを郵送したり、プロだって
植栽前には講習会で勉強しているんだということを知っていただいたりしてきました。
皆さん本当にしっかりと作業に取り組んでいただきましたが、
その間、私は本部待機。救護班にもなっていたためその場を離れることはできず、
今年も一本も植えることなく植樹祭が終わりました。
しかし、少しだけ残っていた苗木を、午後皆さんが帰られた後に植えさせてもらえることに。
プロジェクト担当の吉田、柿沼部長、プロジェクト立ち上げの際には学生インターンとして
大活躍してくれていた秋山キナ君と4人で防風柵の外に植えてきました。
これまで“枯らしたらどうしよう”と不安で植えることができませんでしたが、
植え方マニュアルに従って、丁寧に愛情をかけて植えさせてもらいました。
hashirumaeこれが植えたところの写真。
防風柵の外、海側に植えてあります。
植えた苗木も見ていただきたいのですが、
防風柵にへばりついている人が分かりますか??
これは、作業を終えた4人で記念写真を撮ろうと
吉田がタイマーを設定しているところです。
どうしても防風柵が入ってしまうと、何度もやり直し。
そして撮影したのがこちら↓
shokujusai
 
 
 
←この写真撮影までの吉田の苦労はコチラ↓
hashiru2 hashiru1 hashiru
 
 
 
 
 
無事撮影できました。
無事植樹祭も終了しました。
おつかれさまでした!

ハウスの中にあるもの 続編

2015年5月31日( カテゴリー: 現場レポート )

先日ハウスの中で発見したイスをご紹介しましたが、
今回作業風景をのぞいてみたら、使っていました!
CIMG7722
もっと大きい方が座り心地もいいだろうに・・・・・・。
でも作業中用の腰掛けですからどっかりと座れる快適なイスではまずいですよね。

手前に見えるのは出荷準備を終えた1万本のクロマツの苗木

手前に見えるのは出荷準備を終えた1万本のクロマツの苗木


                                        
休憩中はこれに座ってみんなでアイスを食べながら雑談していました。
話題は地域の会合の日程や息子の話などさまざま。
育苗場で働いている方の多くは60歳以上。身体に負担のかからないよう、無理をしないよう長く働きに来てもらいたいなぁと思います。

ブーケのプレゼント

2015年5月30日( カテゴリー: 現場レポート )

植樹祭用に出荷準備を終えたコンテナ苗に
小さな花がついていました。

ちょうど10本に束ねた一番上についていて
なんだかブーケのようでした。

CIMG7715

10本はこんな風に束ねられています。
CIMG7717

↑この角度からの写真を撮っていると、
「名取市海岸林再生の会」のおじさんたちに言われました。
「裸苗と違ってスカート履いてるからって
そんな下から撮ったら恥ずかしいっちゃ」と。

ズボンじゃなくて、スカートなんだ(笑)
苗のこと女の子のように思ってかわいがってくれていたんだ・・・・・・

先日清藤参事が花芽についてブログで説明しています。
「花芽はストレスがかかると早熟な雌はよく付きますが、
雄は憶手で、だいぶ遅れることが多いのです」

出荷前のまだ子どもの苗に花がついているなんて、
よほど大きなストレスがあったのかなぁと、ちょっと心配になってみたり。
雨が降らなくて乾燥しすぎたこともあるかもしれません。

でも、もしかしたら、これまで2年間水をくれて、草を抜いて、
いつも愛情たっぷりに育ててくれたおじさんたちに
「今までかわいがってくれてありがとう」と
お礼に花を咲かせたのかも・・・・・・と思うことにしました。

ずっと育苗場で成長を見守ってくれていたおじさんたちに
クロマツから贈られたブーケのプレゼントです。
CIMG7725

植樹祭当日、高所作業車から活動の様子を
撮影しているのはプロカメラマン、塚本さん。

広い現場は鳥の目で見なければその規模が分かりません。

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空港が近く、飛行機が着陸態勢に入る真下に広がっている現場です。
今話題のドローンなど飛ばせるわけもなく、高所作業車での撮影となりました。
(もちろん高所作業車も国土交通省の使用許可を得なければなりませんが)

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やはり高いところだと遠くまで見渡せます


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新聞記者さんも「私も上から撮りたかった」
吉田も「俺も乗りたかった」と。
もちろん私も上から撮影してみたかった~~!!
今回塚本さんは動画を中心に撮影してくださいましたので、また編集が終わったら動画をアップしますのでお楽しみに!

植樹祭終了後、トイレの前にこんな列が。
CIMG7790当日スタッフは100人ほど。
100人いればこんな風に並びますよね・・・・・・と思いましたが、実はトイレ待ちの列ではありません。
トイレの向こうにある水道で苗木袋を洗っています。
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洗われた苗木袋はリレーで運ばれ、防風ネットに干されました。
その数150!!

今年度の春の植栽はこれで終了。
秋に補植がなければ来年まで出番はありません。
月曜日までしっかり干されて、「名取市海岸林再生の会」の皆さんの手で
きれいに畳まれ、倉庫にしまわれました。
苗木の乾燥を防ぐために欠かせない大事な道具の一つなのです。

参加者の皆さんが植樹をしている間の苗木補給基地の様子です。
「名取市海岸林再生の会」の皆さんと森林アドバイザー会の皆さんが
頑張ってくださいました
CIMG7769 CIMG776110本ずつの束になった苗木を吸水ポリマーを混ぜた水にしっかりと浸します。
ここのところなかなか雨が降らない上に、この先もしばらく降る気配がない中、少しでも乾燥に耐えてもらわなければなりせん。

その後苗木は30本ずつ苗木袋に入れられ、植栽が進む現場に運ばれます。
水を含んで重くなった苗木袋、結構ずっしりきます・・・・・・。

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空になった苗木袋を基地に戻す人、ポリマーに浸ける人、運ぶ人。
みんなで協力してはいても、参加者の皆さんの植栽のスピードも
なかなかのもので「苗木が追い付かない!」と言いながら基地は大忙し。
・・・・・・1万本もあるのですから。

それでも仕事に区切りがついた皆さんにも植栽を体験してもらうことができました。
苗木の準備に奔走した森幸一さんは新聞の取材を受け、
植栽している写真を掲載していただきました。

植樹祭前日。
前の週にボランティアの皆さんにいろいろとお手伝いいただき
ほとんどの準備は整っていたものの、まだまだやることはたくさん残っています。

「名取市海岸林再生の会」の皆さんは苗木の準備。
1万本のコンテナ苗がきれいに段ボールに並んでいました。
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森林組合の皆さんは鍬や苗木袋の準備。
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夕方、関係者が名取事務所に集まり、最終打ち合わせが行われました。
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名取市役所のみなさんにはバスの運行管理を
(当日はバス4台で参加者の皆さんを仙台空港―会場間をピストン輸送)
森林組合の皆さんと森林アドバイザーの会の皆さんには植樹指導や苗木の運搬、
「名取市海岸林再生の会」の皆さんには苗木管理をお願いしました。

今年の春、宮城中央森林組合に就職したかわいい女性、Hさんは
「参加者として植樹イベントに参加したことは何度かありましたが、
運営側に立ってみて、こんなことにまで気を配って準備をしているんだと思うことが
たくさんありました」と驚いていました。

安全に配慮しながら、かつ苗木がしっかりと根付くようそれぞれの係が連携して
植樹祭を成功させようと気持ちを引き締めた打ち合わせでした。

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