吉田は練習をしてるのか?という、どうも皆が思っていそうな疑問に答えます
大阪マラソンチャリティランナーのエントリーが、40人を超えそうです。
宮城からは、去年の秋山キナ君に続き、ネクスタ㈱の黒田さん。
UAゼンセン傘下のライフ労組や、化学総連傘下の旭硝子労組、
オイスカ・フィリピンや、国内各地の会員・職員など。
前日には大阪で活動報告会もやります。
私は1月20日頃、走ろうと決めました。
体育会で育ちましたが、これまで怪我経験なしです。
ただ、怪我した仲間を多く見てきた経験はあり、慎重に準備してきました。
といえば聞こえはいいのですが。
毎日10,000歩以上目標で、歩きました。
この目標に達しない日はたくさんありました。
それでも長距離ウオークや、気分転換に自転車通勤片道30kmもやりました。
7月1日、名取の防潮堤の上を10km走ってみました。
歩きも入れ、景色を眺めながら、1km10分の超スローですが、
10km走れると思ってませんでしたので、すごくうれしかったです。
この時、これなら何とかなるかもしれないという戦法を決めました。
林広報室長も、僕だからできる大阪マラソンらしい走り方を考えてくれました。
いま、昼休みと終業直後、オイスカ東京本部近くの陸上競技場で走っています。
これも膝を痛めたくないため。
色んな人がいます。小学生や中学生、野球部やサッカー部も来ています。
決して近くない上智大学や日比谷高校陸上部など「専門家」もいます。
フォームを考えるにも最適。発見の連続で、楽しいです。
声をかけて教えてもらいたいけど、キモがらせたら可愛そうなので自粛してます。
この前まできつかったズボンを履けるようになりました。
今月中に20kmウォーク&ランを防潮堤の上でやろうと思ってます。
どっかに行って40kmウォークも。プールでもじっくり歩いてみたいし、
自転車通勤も時々は。
cf。今日はポーチから携帯が落ちて、ガラスがバキバキに割れてしまいました。
整理体操中に… 気を抜きました。
毎年、生き物も雑草も変わってゆきます。
昨年はなかったのに(少しはあったのかもしれませんが)今年はあるもの……
日本三大毒草の「ドクウツギ」
今年は突然増えました。いまちょうど赤い実があります。
今までは、協定区外の海岸林とビニールハウスの間でちらほら見たことが。
日光を欲しがるため、クロマツが生長すれば、自然に淘汰されます。
近畿以北、北海道まであるそうです。落葉低木。
トリカブト、ドクセリと並ぶ存在です(この二つはココにはありません)。
造林においてはあまり眼中にないそうですが、2mにもなるので
クロマツを被圧するモノは、7月中にすべて刈ります。
どこでもそうやって駆除するようです。
ボランティアに頼るのでなくまず私が。
でも、多くの人に存在を覚えてもらわないと。
「口に入れなければ大丈夫!」
*葉も、美味しそうに見える?実も、すべて有毒
*みんなに刈り取る見本を見せる時に、自分でドクウツギを口の中に入れて
みせないように真剣に注意してます。毎回変な衝動が……
カブレもしません。
先日は中学生が覚えて、先生と一緒に刈り取って帰ってくれました。
幼い子どもがままごとをして食べる事例があるそうです。
北海道では昭和30年以降の患者数は5人、死亡例は0。
(トリカブトは患者34、死亡5、ドクセリは患者数11、死亡例2)
生える場所の傾向は、
①防風垣の脇や中など、風の影響が弱い所に多い。
②まばらに生える。群落という感じではありません。
③日当たりが良い荒地に多いらしい。
姿は分かりやすい。
①株立ち(1ヵ所から10本以上出ている。とても目立つ!)
②左右対称、濃緑色の葉が、場所によっては高さ1m。
③ぶどうのような房状の、赤い実がたくさん。
ボランティアの皆さんに注意喚起するモノは増えてゆくのでしょう。
スズメバチやアシナガバチ、ササバチ、ジバチ、マムシなどは、
津波以来、まだこの現場では見ていません。
寄附者銘板を追加設置しました
仙台空港から歩いても15分ほど。
①貞山運河を越え、下増田神社・観音寺のある交差点を左折。
②しばらく歩くと自動販売機が数台。そのT字路を右折。その道を進む。
③途中から砂利道。車で行くこともできます。
*雨の後は池のようになります…
2015年植樹祭開催地の南端に、防風垣全長250mに寄附者銘板を設置しました。
個人1万円・法人10万円以上の方は南北面に、個人10万円・法人100万円以上は東西面に。
毎年3月末現在の「累計金額」で更新します。
新しい寄附者の銘板新設と、個人10万円・法人100万円に達した方の「引っ越し」を
毎年繰り返します。
横30cm×縦7cmサイズのプレートを、防風垣に打ち込んでいます。
昨年度設置したものは潮風による傷みがあまりに激しかったため、
すべて作り直しました。
今年の大阪マラソンチャリティーランナーは40名を超えます。
過去のランナーと合わせ、来年には100名近い名前が並びます。
ご自身の名前を見たいという人は、オイスカ本部海岸林担当
kaiganrin@oisca.orgまでお申し出ください。
2016年植樹祭の場所の今
2016年5月21日、名取市民・宮城県民約520人が集った植樹祭の場所は、
滞水を心配していますが、今のところほぼ100%活着。
枯れているのを探すのが難しい。
村井嘉浩宮城県知事、佐々木一十郎名取市長、齋藤哲仙台森林管理署長、
鈴木英二名取市海岸林再生の会会長、中野悦子オイスカ会長が揃って植えた場所もパーフェクト。
施肥は3週間前に終わっていますので、草がガンガン生えてきました。
いつもこの光景を見ると思わず笑ってしまいます。呆れるというか。
笑うしかない感じです。
ですが、2014年・2015年の場所に比べれば、案外手がかからないのではないかと。
また、刈り過ぎてはいけない場所もあります。
震災で倒伏したクロマツのチップの在庫がなくなり、今年度植栽地の一部から、
マルチングなしの場所です。ここでは夏の高温障害防止、砂の移動からの根元保護、
寒風害から守るため、雑草も有用です。たとえ枯れ草になっても。
何でも草を刈ればいいというものではないことを肝に銘じたいと思います。、
最初に草を刈ってくれる人が来るのは7月16日。
一旦、締め切ったボランティア募集ですが、大幅に人が少なくなり、再公募しています。
植樹祭にご参加いただいた方はぜひ!
2015年植樹祭の場所の今
とにかく「ツルマメグサ」が多い場所です。
去年も6月に真っ先にボランティア120人を投入しました。
先日、大河原町立金ケ瀬中学校の全校生徒がきっちり1時間集中し、
「ツルマメグサ」の抜き取りに没頭してくれました。
ですが、これから3か月、何回も何回も、多くの人がここで闘うことになります。
ここは、「敵対的」雑草雑木図鑑のような場所です。
プロとボランティアの両刀づかいの主戦場。
ニセアカシア・葛・笹の見本市のような場所にはプロを投入。
2回刈りする予定で、すでに1回目に取り掛かっています。
今年頑張れば、来年は爆発的に成長するでしょう。
釣り客など一般市民が立ち寄ることも多く、ごみの投げ捨てが気になります。
現場に行くたびに拾って帰ってきます。
いつか正月の門松にと、切られるリスクもある場所です。
2014年植樹祭の植栽地の今
当時は再生の会お手製の苗と購入苗を併用したものです。
私個人の見立てですが、再生の会の苗は飛びっきりのイイ苗に見えました。
植樹した場所は大きく二つに分かれます
1.雑草の百貨店
2.雑草すら出ない
みんな、不思議がります。
なんでこんなに違うのかと。
違って当たり前。
この盛土の規模です。100ヵ所以上からの土と思っていいはず。
重機を扱った人のさじ加減で、表土をちょっとでも混ぜたら
雑草が引っ越してくる。
2014年の植栽現場から言えば、南北1.5km。
北端と南端は、面積の半分強は雑草の百貨店。
真ん中は雑草すら生えない。
全体的、平均的に言えば、ずんぐりむっくりの形を保ち、枝数も豊富。
力枝が低い位置から伸びている。惚れ惚れする姿。
ただ、いま良ければ、これからもずっと良いままなのか?
そうとは限りません。たぶん。
枯れた苗を抜いたら、地中の滞水によって根がZ型に変形し、
直根が横に伸びているものもありました。
誰かが悪いわけではないのだと思います。
ここでやるしかないんです。だから燃えています。
森林総研のこの人ぞという方に尋ねたことがあります。
吉田:「ここではいつ本数調整伐(間伐)はいつ始められるでしょうか?」
その方:「ここでは誰もわかりません。人工で盛った場所ですから。
ただ、樹高平均が1mになったら読めてくるかもしれません」
わからないから面白い。難しいから真剣になる。
当たり前ですよね。
7月15日、名取市海岸林再生の会の年次総会です。
佐々木統括や事務局の菅野さんは、書類作成、役員会、会計監査など
準備に忙殺されています。
森さんや淑子さんは、苗が海岸に植えられ、空き家になったコンテナの洗浄作業を何日も延々と。
育苗場の除草は、再生の会メンバーが6月下旬までにバッチリ済ませているので
見事なまでの美しい圃場です。ボランティアの出る幕はありません。
大勢出勤し、除草に没頭していたころは、休憩時間にカラスにエサを上げるのがトレンドでした。
もちろん、ひどいイタズラばかり。しかも朝から。
最近は、キジが中まで入ってくるのをよく見かけます。
まだ巣立ったばかりのトビの「こっこ」(宮城弁:こども)も
防風ネットの上によくいます。
今年度から圃場は100%コンテナ苗に切り替わりました。
除草などかなり省力化されるでしょう。
圃場の集約として、第2育苗場も閉鎖しました。
問題があったわけではなく、「もう1ヵ所にすんべ」の一言。
全員賛成、即決でした。
そろそろ消毒もするでしょうし、もう少ししたら空中断根のためのコンテナ移動の時期。
総会の次の週あたりから、また「そ~れ、稼ぐか~」(宮城弁:働く)と、
賑やかになるでしょう。
広報室の林です。
先月のボランティアの日の現場入りは、飛行機でした。
飛行機にした理由はいろいろあるのですが・・・・・・。
■その1
家庭の事情から実家に戻っており、比較的中部国際空港(セントレア)が近いため
■その2
6月末で消滅するANAのマイレージがあったため
■その3
6月中は機内でANAの環境保全の取り組みの映像が流れており「海岸林再生プロジェクト」の様子も見られるため
■その4
仙台空港着陸直前に眼下に広がる植栽地をカメラに収めたいから
直前での予約だったため窓側の席が取れず、写真撮影は半分あきらめていました。
機内の放送だけでも・・・・・・と思っていたら残念。セントレアから仙台に飛んでいる
プロペラ機では見ることができませんでした。
半分あきらめていた写真撮影に賭け、トイレに行った帰りに空席を発見。
フライトアテンダントのお姉さんに、機内誌『翼の王国』のANAがプロジェクトを支援している
ことがわかるページを見せ、
「全日空さんにご支援いただいているこのプロジェクトを担当している者です!
この現場が仙台空港着陸直前に見えるんです。写真を撮りたいので、席の移動をお願いしたいんです!」と
鼻息荒く伝えると、機長の許可が必要なのだそう。機長のじゃまをしてしまうならと
「それじゃあ結構です」と伝えたのですが「すぐ取れますから」と言われたその1分後には
「どうぞ」と空席に案内してくれました! わ~い!!
「明日は全日空の社員さん40名が全国からボランティアに来てくださるんですよ」と伝えると
驚きつつ「写真撮影にご協力できてよかったです。よい写真が撮れますように」と本当に
気持ちよく対応してくださいました。絶対にシャッターチャンスは逃すまいと、しばらく前から
カメラをスタンバイして、何度か撮影を練習。飛行機の羽が見える席ではありましたが、
よいアングルが見つかり、これで完璧!と安心していたら、なんと着陸直前に主翼から
ブイ~ンとタイヤが下りてきて視界をふさがれてしまいました・・・・・・びっくり!
何とかシャッターは切ったものの、写っているのはほぼタイヤ。
せっかくお姉さんが親切に席に案内してくれたのに・・・・・・残念っっ!!
大河原町立金ケ瀬中学校の全校生徒ボランティア
6月29日(水)、宮城県にある大河原町立金ヶ瀬中学校の全校生徒がボランティアに来てくれました!
元々、学校の取り組みとしてちょいボラ(ちょこっとボランティア)をしている学校で生徒へのアンケートで、
今後は震災関連のボランティアにも取り組みたいという意見が一番多かったため、
当プロジェクトへの参加を決めたそうです。
当日は、前日までの雨が嘘のような快晴。作業をするには暑すぎるくらいの陽気でした。
まず、育苗場の見学。今年の5月2日・3日に播き、発芽している小さなクロマツを見て
「ちっちゃ!」「かわいい」「初めて見たー」などマツの苗に感動気味の生徒たち。
後方に見えるマツを指さして「これがああなるんだよ」と伝えると「えぇっ!?」「まじか…」など驚きの様子でした。
その後、昨年のクロマツを見ると、「あぁ、これマツっぽい」「これならマツって分かるわぁ」など納得のご様子。
あまり時間がないのでさらっと見ましたが、初めて見るマツの苗はインパクト大だったようです。
植栽現場へ移動し、作業開始。
今回の作業はつる草取り。
この時期、まだつる草は伸びていませんが伸び始めるとぐんぐん伸びるのがこの草たち。
伸びていくとマツに絡みつき締め付けてしまう可能性があるのです。
今のうちに全て抜いてしまいましょう。ということで、生徒の皆さんに頑張ってもらいました。
暑い中、つるを見つけて抜く。たまに違う雑草も抜きたくなって抜く。
あっという間に作業終了の時間になりました。
最後の生徒代表挨拶では、3年生の子が「高校生になっても、また来たいです」と話してくれました。
2時間という短時間で何をどのように感じてくれたのかは分かりませんが、こういうところで活動している人たちがいる、ということはよく理解してもらえたのではないかと思います。
中学生の皆さん、暑い中お疲れさまでした!
5月21日、高所作業車から現場を見て、佐々木統括と私が思ったことは共通でした。
生長が平均以下の「穴」が見られること。そのことに悔しく思ったこと。
穴は分かっていましたが。
翌日、そのちょっとの悔しさを胸の奥に、全域を5時間かけて歩きました。
これだけ広い現場ですから、庭のような手入れはできません。
どうしようもなく水捌けの悪い場所など、捨てるべき個所はあります。
長たる者、諦めも肝心と思うこともあります。
しかし、去年東京本部のパートの鈴木和代さん一家を含む8月のボランティアに
溝切りをしてもらった誘導灯の南や、東北電力労組や何十人ものボランティアが
何度にもわたって執拗に溝を深掘りした、最南端の空港近くなどのマツを見て驚きました。
「今年はこれだけ伸びますよ」とマツが主張していたので。
もしかしたら、ここはダメかもしれないと思った場所、
諦めることも考えた場所でしたから。
人海戦術にモノを言わせて、水との闘いを力づくで押し切った感じです。
まだ予断は許しません。2年経って、3年経って枯れることもありますから。
それこそどうしようもないです。
この良い結果を見て、みんな合羽のままで撮った集合写真を思い出しました。
鈴木さんには会った途端、報告しました。
ひどい場所は4人がかりで、泥濘に足を取られながらも、防風垣を移動させ、
強引に溝を作りましたね。
佐々木統括にも意見を言ってみました。
「優先順位は考えますが、余力があれば、2年経っても伸びが悪く、水捌けの悪い場所には
無理のない限りで、さらに溝を切ってみたい」と。
私自身の意見は「溝切りは最大2年。ダメな場所は諦める」と考えていました。
これまで常に先手先手で臨み、多くの人の頑張りのおかげで、
何事もターゲットが絞りやすくなっています。
溝切りの場所もしかり。狙うは誘導灯北の中央列。
とくに第3・4区の一部。
多少の雨の中の作業もご覚悟を。
せっかく来てくれる人には申し訳ないのですが。