6月は例年の半分程度しか雨が降りませんでした。
今年の植栽約70,000本のほぼすべてが活着しているのは、そのおかげでもあります。
6月7日から1か月間、460人のボランティアが、マツが見えなくなるほどのツルマメ・雑草地帯の先陣を
ボランティアが担当。今期植栽地約14haのうち3分の1を完了することが出来ました。
松島森林総合の佐々木勝義さん、鈴木純子さん、地元市民の大槻壽夫さんという大ベテランと
オイスカ海岸林チームが指導につきます。ボランティアパワーも増強していますが、指導側も増強。
6月22・23日の住友化学・労組合同チームは、実質1.5日もツルマメと戦いました。
7月に入り、JR連合31名、アメリカ人高校生20名、オイスカ豊田推進協議会29名が
ツルマメの海との格闘を続行。JR連合は、どう考えても歴代最高の仕事のスピードでした。
こちらが唸るほどの。まず会長自ら黙々と。聞こえてくる息遣いは林業会社時代を思い出しました。

7月1・2日 JR連合31名。もう15年のお付き合いをさせていただいています

7月1・2日 JR連合31名。
もう15年のお付き合いをさせていただいています

7月3・4日 豊田市近郊のオイスカの会員さん29名。海岸林はもちろん、日常的にオイスカ全体を支えてくださっています

7月3・4日 豊田市近郊のオイスカの会員さん29名。海岸林はもちろん、日常的にオイスカ全体を支えてくださっています


プロチーム宮城中央森林組合がボランティアに続きます。
今年もお盆までに2016・2017年の約25haの1回刈りは完了する目途が立った気がします。
もちろん、2014・2015年の約26haは、松島森林総合が、ニセアカシア・葛の薬剤枯殺などを担当。
ススキやセイタカアワダチソウなど、草丈の高い場所も下刈します。
昨年のニセアカシアは、多少の残党はあるものの順調に枯殺しました。
問題は葛。これまでは薬剤を使ってこなかったので、依然旺盛。
ともに、刈ったその場で、切り口にそれぞれに合った薬剤を塗布します。
これはプロの仕事です。
再生の会は引っ越し作業に専念。
7月4日、新しい事務所に入居。電話・電気もつながり、明日は飲める水道です。
育苗場では、宮城中央森林組合の手を借り、空中断根の準備開始。
次の焦点は、倉庫の移転です。
相変わらずオイスカ名取は賑やかです。

ハチ対策

2017年7月9日( カテゴリー: いきもの, 現場レポート )

6月初旬、震災以降はじめてスズメバチに遭遇。女王バチと思しき大きな個体。
大至急スズメバチの巣をつくらせないように、女王バチ狙いの誘引液入りトラップを掛けたら
即効果がありました。喜んでいいのやら・・・?

中央部三和建設ゲート横でスズメバチ撃墜第1号

中央部三和建設ゲート横でスズメバチ撃墜第1号


植生が豊かになり、スズメバチの巣をつくる可能性が高い名取市海岸林南部2.5km等に
6か所設置しましたが、一番可能性が高い場所でまず1匹確保しました。
誘引液をおなか一杯に飲んで動けなくなるんだそうです。
私が見たときには頭だけ残って、カラダは溶けちゃって無くなってました。
今後ボランティアが作業する可能性が高い場所は、木が小さくハチはまだいません。
いずれにせよ、秋に向けて注意喚起します。
2014年植栽地は、松の枝をよく見ると、アシナガバチの巣ができています。
(意識して探すとなかなか見つからないんですが・・・)
雑草に作ったフタモンアシナガバチの巣 2016年9月

雑草に作ったフタモンアシナガバチの巣
2016年9月

マツに作ったフタモンアシナガバチの巣 2016年9月

マツに作ったフタモンアシナガバチの巣 2016年9月


 
 
 
 
 
 
 
去年はフタモンアシナガバチ(黒くてミツバチよりカラダは小さく、脚は短い)ばかりでしたが、今年はアシナガバチの種類も増えるでしょう。
こういう場所はボランティア作業は避けますが、それ以前にプロによる下刈1回目がすでに完了しつつあります。
ハチ対策の常備品は、
①ハチノック(住化グリーン㈱製) 抜群。蜂の巣を見つけたら丸ごと退治するとき
②毒吸引器 刺されたら即、毒を吸い取る
③塗り薬 量販店には売っていないもの
いつも、こういうものをカバンに常備しています。
また、下刈など育林事業量の増加、ボランティア作業の安全性を考え、プロの指導の拡充を
計っています。佐々木勝義さんに加え、時に応じて、鈴木純子さんというプロ中のプロが
すでに来ています。
KY(危険予知)に関して、ハチを意識する時期に入ります。
巣がありそうな場所を回避するなど、万全を期しますので、ご安心ください。
ボランティアにお願いしている、植栽1・2年目の場所には巣はありませんが。

はじめまして。 福島大学の研究科1年(修士1年)で生物多様性保全研究室に所属している曲渕です。 生態系に配慮した海岸林を作るためには現在の状況のデータを残しておくことが重要です。 そのデータをつくるために昨年から植生調査をしています。 今回はその調査の下見として、オイスカさんで植樹している海岸防災林の現地視察に伺いました。 思ったよりも多くの種類の植物が広く生育しているなと感じました。吉田さんに伺うと海岸林の育成に悪影響を及ぼすクズやハリエンジュ(ニセアカシア)ツルマメなどは排除するがそれ以外の植物は飛砂防止などの理由から抜いていないとのことでした。 実は私は、卒業論文で福島県大洲の海岸防災林の植物相調査(そこに生育するすべての維管束植物の種類を調べること)をして生態系に配慮した海岸防災林育成のための提言をしています。その提言は、悪影響を及ぼす植物は排除するけど、それ以外は活かすということでした。 つまり、まさに提言したことがオイスカさんの海岸林では実施されていたというわけです。提言内容があれほど広範囲で実施されていることに衝撃を受けましたし、生態系に配慮した海岸林が形成されつつある模範的な例であるとも感じます。 S_6339730828171 この写真を見て読者の皆様はどう思われますか? 「雑草だらけでクロマツが育たないのでは」 「景観がわるい」 いろいろな考えをお持ちだと思います。 しかし、この雑草たちが砂が飛ぶのを抑制し、土壌が高温化するのを防いでくれているのです。 またオイスカさんの海岸林周辺では哺乳類や鳥たちの姿が多くみられます。 これらもまた動物たちがだんだんと海岸林に帰ってきて、生態系に配慮した海岸防災林が形成されつつある証拠ではないでしょうか。 この度はお忙しい中対応していただいた吉田さんに感謝申し上げます。 ありがとうございました。

面倒見の良いお姉さんと弟のような2人でした

面倒見の良いお姉さんと弟のような2人でした


吉田:まず、しっかり目的を持った人が来てくれるのは嬉しいですね。 そして、一言一言こちらが勉強になる。予備知識が豊富で、目的を端的に知らせてくれていたので、どういう場所を見たいか、おおよそ察しがつきました。 今回は、彼らが9月あたりに本調査する際、自分たちで歩けるように全体を案内。 (立ち会うゆとりがあれば立ち合いますが)とにかく、目指してゆく場所、足を止めて注目・凝視する場所がその都度興味深い。クロマツだけ見せるのではありません。 砂浜や特徴的植生、その他生き物のことなど総合的に案内しました。私としては、「我々は草も使うんだ」という 考え方をお伝えしました。前・全苗連、前宮城県苗連の太田清蔵会長も「草は全部刈っちゃダメなんだ」と よく話していました。引き続き、周囲や林縁、林内も健全な植物相、生態系も伴った強固な海岸防災林を目指したいと思います。 それにしても最近福島大学にご縁が増えたなあ~ 親しい新聞記者も卒業生でした。
Tシャツに注目。感性と好奇心旺盛なイイ目をしてました

Tシャツに注目。感性と好奇心旺盛なイイ目をしてました

7月3日、アメリカの高校生20名が、合羽を着て1時間半、ツルマメと戦いました。
MUFG主催の日米交流事業で、海岸林としては初めての受け入れ。
ロス近郊200名から選考されたとのこと。
今日は雨。憂鬱だろうな・・・
訪日の途中で風邪ひかせちゃかわいそうだなあ・・・
「私、晴れ男なんですよー」と宮城テレビのディレクター。
女性のGアナウンサー、アシスタントの方も、憂鬱そうな顔など微塵も見せない。
佐々木勝義さんや大槻さんたちともすでに顔見知り。意気投合。気合満点。
でも、今朝まで仙台で日本の高校生宅でホームステイをしていたとのこと。
涙の別れの後で、気持ち切り替えられるのかな・・・
育苗場で説明開始。というより、いつもの3倍クイズ連発。反応を伺う。上々だ。
ボランティアの目的、受け入れる考え方を説明。目の色が変わったのがわかった。
うん、申し分ない。これはいける。日本の単語で返してくる生徒も何人かいた。
雨の可能性も考え、名取市海岸林再生の会会長で、オイスカ宮城県支部副会長の鈴木英二さんが、
旧ご自宅前で説明に助太刀。トモダチ作戦への感謝も伝えてくださった。
オイスカボランティアの鈴木昭さん、フィリピン人職員のグラゼンさんの説明がイイ。
仕事開始。ツルマメ抜き取り・つぼ刈り。心配の一切は杞憂。
DSC_0110
オイスカ職員の中で指折り外国語ができない私も、なぜかノリで話しかけていました。
「前田健太知ってる?」→「ハイ、名前だけは知っています」
「じゃあ、野茂英雄は?」→「イイエ、わかりません」
「じゃあ、この歌知ってる?」→野茂の英語の応援歌を歌う。歌詞がウケた。
「サンディエゴとロスはどっちがいい街ですか?」→意見分かれる
「こういう仕事好き?」→「ハイ大好きです。野外での震災復興ボランティア楽しみでした。
すごく長い仕事なんですね~」
「私の仕事ちゃんとできてますか?」→「いい仕事だよ」
DSC_0115
20人1時間半で10m×70m、0.07ha。
実によく頑張りました。というか、我々も楽しかったです。
次は日本の高校生と一緒に来ては?
「今日はどうなることかと思ったよ~」と若者に溶け込んでいた佐々木勝義さん。
(そんなに心配しているように見えませんでしたけど)
「アメリカの高校生なかなかやるね~」と大槻さん。

休日。
であっても、朝から弁当持ちで現場に行ってしまう。
今日は「丸ごとバナナ」とか持参で、気分を変えて。
空港に近い2015年の植栽地に、二組の人が。
一人は仙台の方。「震災以来初めてだけど、懐かしくて来てしまった」と。
ひとしきり説明。
そしてもう一組はご夫婦。
ん?? お互いにすぐ察した。
「吉田さんですか?」「小宮さんですか?」と。
記憶では2014年2月以来?の再会。
国内外で鳴らした、バリバリの林野庁技術者の方。
ブログも読んでくださって、メールでも、お手紙でも、郵便振替用紙の
コメント記入欄でも激励いただいている。ご寄附もずっと。
「えーまた来てくださったのですか!?」短時間だったけど、話は尽きない。
「佐々木統括の『森林技術』の執筆も読んだよ。よく書いてもらったね。
彼の性格よく知ってるから~~。あれは素晴らしい記録だよ」
(*海岸林HPインフォメーションに掲載しています)
「東先生(北海道大学名誉教授)にも現場の様子伝えておくから~」

ご夫婦連名の寄付者銘板の前で

ご夫婦連名の寄付者銘板の前で


あとから聞いたのですが、私にとって指折りの価値があった2013年の襟裳岬調査の際、
ブログを読んでいた小宮さんと東先生が、お膳立てしてくださっていたのです。
乾燥地造林、海岸林造林にも精通したプロからの一言一言、
技術のみならず、チームプレーを評価してくださっていた。
現場の人ですから、見なくても大きなチーム海岸林が見えるのだと思います。
数日宮城に滞在とのこと。
ちょちょっと位置を説明しただけで、あとはご自身で見に行ってくれるはず。
いつか、鍵付き工事ゲートを開けなくても、誰もが見たい時に見ていただける、
開かれた海岸林になる時が来ます。その一方、ボヤだの、不法投棄だの、
なんだのの心配は尽きませんが。
別れ際、メロンのゼリーをお裾分けいただきました。
今日は丸ごとバナナに、果実100%のような風味たっぷりのゼリー。
糖分でパワーがついて、夕方まで歩きました。
今日はクロマツ林縁でこんな発見がありました。「ホタルブクロ」

今日はクロマツ林縁でこんな発見がありました。
「ホタルブクロ」

こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
観察日記を楽しみにしているという声を耳にして、俄然やる気になっています。

発芽19日 CIMG8007

発芽19日目


発芽23日 CIMG8010

発芽23日目 左の写真から4日間で葉がぐんと伸びました


 
 
 
 
 
 
 
土日明け、2日間見ない間に緑がぐーんと濃くなっていてびっくりしました。
あれ?写真でみるとあまり変化がないですね・・・
中心部分の葉の長さが伸びたために、緑が濃く見えるようになったようです。たったの4日でこんなに伸びるのですね。
でも、背丈は発芽7日目に計測した6.5㎝からほとんど伸びていません。
中心から伸びている葉はほとんど同じ場所から八方に伸びているようなので、背丈が伸びません。
クロマツは頂芽が伸びることで背丈が伸びていきます(詳しくはこちらのブログ
頂芽が伸びる時期は春先から初夏にかけてです。中には秋に伸びるものもあります(詳しくはこちらのブログ
ということは、育てている幼苗は9月ごろになったら頂芽を伸ばして背丈が伸びるのだろうか??
またまた観察する楽しみが増えました!
ひょろっとしていて成長を心配している6本葉のクロマツですが、他に比べると葉の数は少なくて心もとない感じはしますが、元気に成長しています。
発芽23日 CIMG8012

葉の数6本の心もとないクロマツも、それなりに元気に育ってます


あれっ??随分と寝坊助のクロマツです。
発芽23日 CIMG8016

他のクロマツがすでに発芽して23日経っているというのに、今頃?? でも伸び方が少しおかしく成長が心配です。

6月は本当にボランティアに恵まれました。その数375人。
7月もその勢い変わらず、6月に迫る人数になる見込みです。
一般募集ボランティアの日は両月とも130人。
「人もお金もこれから数年が大変なのだから頑張らねば」という声をよく聞きます。
心豊かですね。本当にありがたいことです。
リピーターのシェア率も驚くばかり。
3回以上来訪は白腕章、10回以上は緑腕章。
腕章組が増え、力をつけ、仕事は確実に質が上がっています。
2017年植栽地のツルマメの海は相当解消しました。
今年も2度3度と、執拗に抜き取るつもりです。

6月16日 UAゼンセン38名。全国から毎月来てくださります。今年は人数が一段と増加

6月16日 UAゼンセン38名。全国から毎月来てくださります。今年は人数が一段と増加


6月22・23日 住友化学&労組は毎年、労使合同で全国から。写真は「KY(危険予知)活動」

6月22・23日 住友化学&労組は毎年、
労使合同で全国から。写真は「KY(危険予知)活動」


2014年、2015年、2016年の植栽地について、、
植付当年はツルマメ、イヌビエ、メヒシバが繁茂しましたが、あの頃が嘘のように根絶。
部分的に出ている場所があっても、全体としては、目くじらを立てるほどではありません。
植栽地合計約50haは、宮城中央森林組合と松島森林総合の2社で、場所によっては
2回の下草刈りに着手済みです。葛はクズコロン、ニセアカシアはグリホエースの塗布も
行います。
ボランティアは、2017年・2016年の約25haの、中でも草の繁茂がひどい場所に
戦力を集中投下します。まだ何とかしたい場所がたくさん残っていますから。
課題はやはり地元市民の参加。若者の参加。
名取市外からは来てくださるのですが(笑)、まったく私たちの力不足です。
6月30日までJR名取駅連絡通路で写真展をやって、ボランティア参加を呼び掛けてみましたが、
どうもまったく効果なし・・・乗降客数1日2万人とのことですが。
地元の参加。これは本当に難しいですね。一人づつ増えてゆけば良しとします。
まったくいないという訳ではないし、粘り強く、辛抱強く。
7月15日は、個人参加の地元高校生が数名来てくれます。楽しみです。

ANAファン

2017年7月3日( カテゴリー: お助け隊員の声, 本部発 )

広報室の林です。
先週、本部事務所にボランティアに来てくれていた大学生が活動最終日に
「お世話になりました」と小さなプレゼントをくれました。
ana1
 
 
 
 
 
 
わかりますか?
ビーズでつくった飛行機。
「飛行機が大好きなんです。ANAが大好きで……。ANAで働きたいと思うようになってから
もともとの進学の希望を変えて、今の大学には一浪して入ったんです」と。
ana3確かに飛行機もANAカラーになっています!
フライトアテンダントになるには身長が足らないから、グランドスタッフとして働きたいと話してくれました。
ANA愛にあふれる話があれこれ出てくるので、こちらも負けじと、オイスカとANAとの関わりをゾウを運んでもらった話から、ボーイング787の話などあれこれ話をしてしまいました。
 
ana2
ANAつながりでなんだかぐっと距離が縮まったような気がしました。
なんだかうれしくなってしまい、ANAすか隊の皆さんが、飛行機の塗料でつくったANAカラーマツを1つあげました。事務所のデスクに2つ飾ってあったのですが、彼女はずっと「ANAカラーだなぁ」と気になっていたのだそうです。
「ガラスケースに入れて飾っておきます!」と喜んでくれました。
そして最後に「絶対ANAに入って、名取のボランティアに行きますから!」と宣言。
実現したらいいなぁ。
楽しみに待っているからね!

こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
6/1に種をまいたクロマツ、6/30で発芽から20日になりました。
ずっと見ていても飽きなくて、
だんだん緑が濃くなってきたな~
茎もしっかりしてきたな~
一つの穴に2本では窮屈そうだな~
などと、一人で眺めているのでした。
発芽12日 CIMG7984
ひとつ、かなり細身で弱そうに見えるクロマツがあります。葉の数は6本・・・あれ?他のクロマツは?と数えてみると、他はほとんどが8本です。
どおりでか弱そうに見えるはず

発芽14日 CIMG7991

こちらは葉の数が8本です


発芽14日 CIMG7992

こちらは6本。葉が細くか弱そうに見えます


緑化技術顧問の清藤先生に伺ったところ、6~8本が標準なのだそうです。
弱そうに見えるものほど、ガンバレ!と応援したくなります。
心配なのが下のクロマツです。
ずっと提灯状態のままで、上でキュッと結ばれているようで葉が広がらないのです。
このままどうなってしまうのだろう?
キュッと結ばれている所を取ってあげればいいのかもしれませんが、このまま観察してみたくてそのままにしています。
発芽19日 CIMG8003
マツと言えば、2本の葉が寄り添い、夫婦に形容される2本の松葉ですが、クロマツは発芽からどのくらいの歳月で2本が寄り添う姿になるのだろう?
観察を続けていると面白いですね
発芽12日 CIMG7988

発芽から12日経過。葉が艶やかでみずみずしさが伝わるでしょうか? まだ葉は柔らかくて痛くはありません

こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
6月1日に東京の事務所で種まきしたクロマツですが、6/29付ブログで発芽から9日目までのかわいい姿を紹介しました。
かわいいクロマツ苗がネズミに食べられたら大変!!
と吉田が、名取事務所から殺鼠剤(さっそざい)を持ってきました。
この辺りにネズミがいるの??? ぜったい居るって!!!
とのやり取りがあり、殺鼠剤をコンテナのまわりにまくことになりました。
殺鼠剤は口に入れても、素手で触ってもいけないもののようです。
殺鼠剤
スーパーの袋に入った殺鼠剤を持ち、クロマツのコンテナの前まで来た途端、
吉田が殺鼠剤をばらまいてしまいました・・・あらららら
オイスカの東京事務所の建物の1階はこの春から保育園に改装され、0歳から5歳までの園児が通っています。
クロマツ苗を置いてある場所は園児が行き来する場所です。
園児が触ってしまったら、ましてや口に入れたら大変!と慌ててほうきで掃いて寒冷紗の中に収まる場所に入れました。

殺鼠剤まき CIMG7967

コンクリートと同化してしまってますが、左上の方の黒い粒がばらまいてしまった殺鼠剤です


殺鼠剤まき CIMG7970

殺鼠剤はひとつ残らずコンテナ脇に掃きいれました


 
クロマツコンテナを指さし「これなぁに?」
と園児が先生にたびたび聞くとの事で、先生から「何の苗ですか?」と聞かれることが数回
ということで、急ごしらえで小さな看板を立てました
発芽19日 CIMG8009
他の植物は「これはなぁに?」と聞くことはないのに、苗には興味があるのですね。
まだ生まれたての小さいものには、手を掛けてあげなければという本能が働くのでしょうか?
クロマツの成長を楽しみにしてくれる人が増えて嬉しい限りです

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