シロツメグサ

2018年6月10日( カテゴリー: いきもの, 現場レポート )

ここは公園?

ツルマメのことを忘れて見入ってしまいます

ツルマメのことを忘れて見入ってしまいます

2018年・2016年植栽地は、あっと言う間に一面のシロツメグサに。
クロマツは顔だけ出しています。この草はどこから来たのか謎です。
名取だけではなく、どこでもこの状況のようです。

この程度であれば、いまの名取の「最優先」の草刈り対象には入りません。
力枝まで存分に日光が当たるようにしたいのは山々ですが。

これでもクロマツの力枝は出ています

これでもクロマツの力枝は出ています

厄介なのは、この中にツルマメグサがあることです。
同じ三つ葉。よく見るとまったく違います。それを探して抜き取ります。
ボランティア一人一人に頑張って、見分けていただかねばなりません。

もっとツルマメが大きくなると、探しやすく根から抜きやすくなる

もっとツルマメが大きくなると、探しやすく根から抜きやすくなる

部分部分で「アカツメグサ」が出ています。
これは花の色がピンク色。葉が大きい。問題は草丈が60㎝あまりになること。
クロマツを完全に覆うので刈り取らねばなりません。

ツルマメと同様気になるのは、葦やセイタカアワダチソウなどで、草丈が1mに達し、
すでに「被圧」されている場所があること。毎年のことですが。
植栽1・2年目の下刈を担当する森林組合が、施肥など他の業務のため
動き出しがずれ込みそうなので、昨年同様、ボランティアの役割が重要。
最優先事項をどう選択するか、プロたちとしっかり相談しながら配置・段取りします。

少雨に救われています

2018年6月9日( カテゴリー: 現場レポート )

今春、実は2年育てた苗木が、山出し前の大詰めで厳しい状態に追い込まれました。
今冬は例年より寒く、2月にコンテナの培養土が凍ったのに加え、
寒風と乾風にさらされ、3月中旬から葉が無残なまで一気に枯れ始めました。
初めての経験です。大量生産は一つ何かがあると大量ロス。
ほかの種苗農家も「俺もやられた~」と言っていたそうです。
それでも全枯れに至らず、緑の葉がいくらか残り、頂芽が生きているものだけ抽出。
枯損苗の山もできました。1万本近くあったと思います。
今年植付の分はギリギリ確保できました。運に恵まれたとしか思えない。
4月16日~5月19日の間、今期は約8万5千本を植付。
6月2日、大雑把に活着状況を確認しました。
私の見立てでは、100本に1本枯れているかどうか。
昨年の99.8%に劣らない状況だと思います。
近々、正確な活着率を発表します。
DSCN6309
植付後から今までの少雨、これに恵まれたと思います。
ただ、これからの多雨多湿を乗り越えられるか。
それにしても宮城の仕事をしていつも思うのは、我々は運がイイ。

初!海岸林の再生の現場へ

2018年6月8日( カテゴリー: 現場レポート )

こんにちは、国際協力ボランティアの倉本です。
海岸林ブログでは、はじめまして。この投稿が海岸林ブログデビューとなります。初めて名取市の海岸林再生の現場に同行させていただいておりますので、そこでの体験と感じた新鮮な気持ちをこの場をお借りして記録したいと思います。
 
大きなマツの木が3本並ぶ、広い現場の入り口に初めて到着したのは、昨日(7日)の午後でした。これまで現場の写真をオイスカ東京本部で何度も拝見しましたが、実際に見ると植えられたマツ一本一本がとても特徴的で、まだ小さいながらも大きな存在感を感じました。

存在感大!


そんな印象を持ちつつ始めに行ったのは、スズメバチの誘引液の補充でした。先月の連休前に仕掛けられたとのことでしたが、3ヵ所で計15匹が捕まっていました。女王バチクラスは見当たらなかったものの、誘引液はとても効果があったようです。
その後、少し成長の遅いマツ数本に施肥を行いました。この時施肥の方法として、マツの枝を横に伸ばした長さの真下までは根が張っていて、その距離に肥料を埋める(埋める穴以外に肥料がばらまかれないように注意する!)ことを教えていただき、僅かですがこれから関わっていけるマツの知識がまた1つ増えて嬉しく思いました。
だいたい50グラムずつ、なるべく丁寧に!

だいたい50グラムずつ、なるべく丁寧に!


そして作業を終えて移動をしている途中、なんとキツネの子供2匹と遭遇しました!その可愛らしさに和みつつ、海岸林の再生はこれからさらにいろいろな生き物の住みよい環境を作るためにも大切なのだと実感しました。
しばらくこっちを見てました

しばらくこっちを見てました


 
初日の終わり。夕方、現場を後にしながら、今はまだ小さなマツが40年後、50年後と大きくなったら、どんな姿になるだろうと考えました。今でさえ一本一本見ごたえのある姿なのに、それがどんな素敵な景色となるのか。期待される効果だけでなく、どんな感想をもたらすものになっていくのか。本当に興味深く思うと同時に、少しでもこうして海岸林の再生に関わる機会を得ることができて幸せに思いました。
 
これから、もう暫くこちらでの作業、活動は続きます。今日の出来事も含め、今後まだまだこちらで感想や体験報告をさせていただきたいと思いますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします!

こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
今年の紫陽花は咲き始めるのが早く、やっと紫陽花の似合う時季になったのにすでに色あせてしまっているようです。紫陽花はやはり雨が似合いますね
インフォメーションに【第7回名取駅写真展】6月3日~29日in JR名取駅東西通路ギャラリー というお知らせを5月28日に載せましたが、その写真展が始まりました!
今回は8mの掲示板が2つ分・・・16m分の写真を用意しなければらないない
けっこうなプレッシャーです。
しかも、内容のメインは植樹祭
植樹祭の開催は5月19日、写真展が始まるのは6月1日
5月30日に名取に向かう吉田に写真展の写真を預けなければならず実質7日間の準備期間
写真展の開催は随分前から決まっていたのである程度は準備できるはずなのですが、性格上、切羽詰まらなければアイデアが浮かばず、手が付けられない
結局、手を付けたのは5月25日、この時点で土日を入れてもあと5日
(どうしてもっと余裕をもって仕事ができないのだろう・・・???我ながら笑ってしまいます)
あーでもない、こーでもないと構想を練っているうちに、ひらめきました!!
「名取市の海岸林5キロがクロマツでつながった」ということを視覚的に表現すればいいんだ!
・・・とひらめいたものの、大変な作業だなぁ ともう一人の自分がささやいています
でも、もう他のアイデアは浮かびそうにないからやるしかないでしょ! と2人の自分が闘っています。
ロールになっている長い紙の在庫はありませんか?と総務に聞いてみると、ちょうど塩梅のよい紙をいただけました。もうやるしかありません・・・がもう帰宅する時間です。
こうなったら家でやってくるしかないと用紙を持ち帰りました。
日曜日、子どもの野球に13時まで付き合い、取り掛かったのは15時すぎ
3.5mの長さの紙を広げ、植栽地の地図を描き、砂浜の色を塗り、海を塗り・・・砂浜の色はそんな色じゃないんじゃない?との横やりが入り、塗りなおしている途中、あまりの眠さに寝てしまい
そんなこんなでやっとの思いでベースができあがりました。
翌月曜日、貼り付ける写真を20枚ほど選び印刷し、レイアウトして3.5mの用紙に貼り付けていくがなかなかスペースが埋まらない(-_-;)
翌日、さらに1.7mの用紙2枚のレイアウト
貼るだけ貼ったら何となく形になってきた!ゴールが見えてきた感じです!!
でも何となく面白みがないので、手書きコメントを入れることにしました。
おおっいい感じ!!
30日の吉田の名取行きに何とか間に合いました ほっ
そうこうして出来上がったのがこちら↓

ガラスが反射してしまって見にくくてすみません。5キロの海岸林を表現したものです

ガラスが反射してしまって見にくくてすみません。5キロの海岸林を表現したものです


これは育苗場を表現。フェンスを描いてみたのですが、見えないですね(^^;)

これは育苗場を表現。フェンスを描いてみたのですが、見えないですね(^^;)


ボランティアさんの活躍写真を掲載してます

ボランティアさんの活躍写真を掲載してます


 
でも、本当は間に合ってないのです
あと8m分の掲示板に貼る写真を用意しなければなりません。
こちらは植樹祭でのみんなの笑顔をピックアップ
高さ20mの高所作業車から撮影しA1サイズのパネルにしたものを2015年撮影分から4年分でかなりのスペースがうまります(^-^;
なんとか31日に宅急便で写真を送ることができました!
DSCN5932

植樹祭でのみんなの笑顔の写真を掲載してます


一日の乗降客2万人とのことですが、土曜日のこの日は通る人もまばらでした

一日の乗降客2万人とのことですが、土曜日のこの日は通る人もまばらでした


「200m分だけ植えずに残っていた場所を植樹祭の参加者530人で植えて名取市の海岸線5kmがクロマツでつながったんだぁすごいなぁ」
と感じてもらえればいいなと思います。
さらに欲を言えば・・・
「5kmもつながっているクロマツが植えてある場所の草取りは大変だなぁ・・・手伝ってみようかな」
と思ってもらえれば本当に嬉しいなと思います。
名取駅での写真展は30日までです。
ぜひご覧ください!

難敵「ツルマメグサ」

2018年6月6日( カテゴリー: いきもの, 現場レポート )

「ツルマメは、出てくるのが遅い」と言われてますが、今年も出てきました。
1.3m×1.3m四方のクロマツの間に何本出ているか、試しに数えてみると、
2本、3本の場所もあれば、47本、52本の場所も。
さらにその上もあるでしょう。
ないように見えても・・・

ないように見えても・・・


1.3m×1.3m四方に・・・

1.3m×1.3m四方に・・・


1.3m×1.3m四方にこれだけある・・・いまは小さいけど

1.3m×1.3m四方にこれだけある・・・いまは小さいけど


47本ありました

47本ありました


主戦場は大変な順番に言うと、2018年植栽地約17ha、
2017年植栽地約14ha、2016年植栽地11haの一部。
2015・2014年植栽地26haは、一部面倒を見なければなりませんが
ほぼほぼ卒業とみて良し。
今月は370人ほどが現場に来てくれます。
・ツルマメ抜き取り
・2016年植栽地の溝切り
・サイクリング道沿いの下刈
優先事項をどう進めるか、都度都度悩む時期が来ました。
貴重な370人を活かせるように、考え抜きます。
2017年植栽地は、非常にいい生長具合。
徹底してツルマメを抜き取って、日照を確保したおかげ。
去年頑張った人に見てほしいです。

ツルマメ抜き取り対象地42ha全景(笑) 去年も頑張りましたので、全部ひどいわけではないですが

ツルマメ抜き取り対象地42ha全景(笑)
去年も頑張りましたので、全部ひどいわけではないですが


WANTED  根から抜かねばなりません。これが巨大化し、マツに巻き付いて日光を奪います

WANTED  根から抜かねばなりません。これが巨大化し、マツに巻き付いて日光を奪います

5月31日・6月1日、5年目の住友化学㈱と同社労組との
労使協働チーム23名が、作業に専念1.5日の行程で来てくれました。
メンバーは大分・愛媛・大阪・千葉・筑波・東京・三沢から。
この会社でも応募者が多く、抽選があるそうです。
昔からそうですが、このチームは自己紹介の時点で「戻った後は・・・」という
コメントを毎年聞くのが特長です。職場や仲間に報告するという意識が最初からある。
タイ南部ラノーン県のマングローブ植林も長くご支援いただいており、
タイと名取と両方来ている人も多い。
(私もラノーンに行く目的ができました。今年中に行きます)
このチームには、2016年植栽地の溝切り(排水)に当たっていただきました。
この場所だけは、多湿により「補植しても無駄」としてきましたが、
今期は腕を上げているボランティアに本格的に溝切りを委ねると決め、
4月のボランティアの日に着手。
そして約1,000本の補植を行ったあと、より完全を期すために、
住友化学チームに草刈りを含む総仕上げをお願いしました。
対象地は0.4ha。
しかし、ここの多湿を改善すると、約1haに効果があります。
4月のボランティアの一部40名で本線を、住友23名で主に支線を、合計63人工で完了。
「ここまで碁盤の目のようにU字溝を切れば、今度雨が降るのが楽しみだ」
(松島森林総合の佐々木勝義代表)
私が思うに、今期は補植前後の少雨に恵まれてますが、効果は確実だと思います。
この場所、継続して定点観測、報告します。

掘る姿勢も良くなって、皆で声を掛け合い

掘る姿勢も良くなって、皆で声を掛け合い


 
最初は少しだけ躊躇するが・・・

最初は少しだけ躊躇するが・・・


 
 
 
 
 
 
 
 
意味が分かってきて大胆に

意味が分かってきて大胆に


高い完成度。見事としか言いようがない

高い完成度。見事としか言いようがない

HiroseFamily
ANAすか隊の廣瀬です。
先日は、植樹祭に参加させて頂きありがとうございました。
我々ANAすか隊は、CSRでも労働組合でもなく、ANAグループ内で海岸林再生プロジェクトに賛同したメンバーが集まった有志の仲間たちです。
今回の植樹祭には、ANAすか隊から、櫻井ファミリー、久保、廣瀬ファミリーが参加させて頂きました。
これまでも松の保育に参加してきましたが、
植樹をしたことでより一層愛着が沸いた次第です。
 
また、先日のブログに載せて頂きましたが、
私の結婚式にオイスカ吉田さん、林さんをお招きした際に、平成27年の植樹祭のチラシをいただきました。
クロマツ
チラシの真ん中付近に松を植えている二人組がおりますが、私たち夫婦がモデルだとのことです。
いつかは、チラシのように植樹ができたらいいね、と夫婦共々思っておりましたが、念願叶いました!!
私たちが植樹した場所は入口付近の目立つ場所でしたので、今後現地へ行く度に、
自分たちで植えた松の発育を楽しみに見に行くんだろうなぁと思っております。
最後に、今回の植樹祭で名取市の海岸林全長5kmが全て繋がったとのことで、大変嬉しく思っております。
しかしながら、松が立派な海岸林となる頃を私たちは見ることができません。
立派に育った海岸林の見届けは、次の世代、またその次の世代に託されると思います。
私の息子、通称『松男』にも松の成長を見届けて欲しく思っておりますので、これからも英才教育をしていこうと思います!
微力ではございますが、今後も保育に参加させて頂きますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ANAすか隊 廣瀬
再生PRJ

ヤブヘビ

2018年6月3日( カテゴリー: 現場レポート )

広報室の林です。
今日はプロジェクトのまじめな報告ではありません。
お休みの日バージョンの話題にお付き合いください。

植樹祭後、関係者が高所作業車に乗り、20mの高さから植栽地を見学しました。
CIMG9423
その順番待ちをしている時のこと。
三世代で参加していたSさんファミリーを見て「名取市海岸林再生の会」の
女性メンバーが「お孫ちゃん、かわいいね~」などと盛り上がっていました。

IMG_1382

まだ4歳ながらお父さんと高所作業車に!

しかし、一緒にいた松男君ファミリーのことをご存じない様子の
女性メンバー Kさん、Sさんに「あのご夫婦は、プロジェクトのボランティアで出会って
それがご縁で結婚されたんですよ~」と説明すると
いきなりKさんにバシッと腕を叩かれ
「あれ~、久美ちゃん、なんで毎月ボランティアに来てんのに、
誰とも出会わねぇかなぁ~」と。
横にいたSさんも「んだ、んだ」。

「よ~し、わかった。男の人が寄ってくるように、酒と砂糖と混ぜたもん
ここに私が塗っといてやっから」と、今度はうれしそうに腕をなでるKさん。

う~ん、それってハチが寄ってくるだけかも……。

こんなふうに「再生の会」のメンバーの皆さんは、東京から行った私たちを
しずる(からかう)のが楽しいようです。

今回はとんだヤブヘビでしたが、元気なメンバーの皆さんに
しずられながら、わいわいお話するのは私にとっても大きな楽しみなのです。

6月10日に全国植樹祭が福島県南相馬市の海岸林で開催されます。
その際、名取海岸林にも50本植えた皇居産の広葉樹「エノキ」も植えられます。
https://www.sankei.com/life/news/180509/lif1805090032-n1.html(産経ニュース)
5月10日の開葉確認調査の際は、まだ完全に開葉には至っていなかったので、
再生の会の大友淑子さんとエノキの毎木調査に行きました。
http://www.oisca.org/kaiganrin/blog/?p=20876(5月10日開葉確認調査)
DSCN5878DSCN5876
 
 
 
 
 
 
 
 
1本も枯れていない。葉の数もたくさん。樹勢はどう見ても旺盛。
今のところ順調。ホッとしました。
過酷な沿岸部ゆえ、2016年10月の植栽まで2年半の育苗期間を要しましたが、
波打ち際から400m以上離れているし、防風柵の際に植えて風からキッチリ
守っているし、将来にわたって日当たりが望める林縁部ですし、万全の立地。
虫も鳥も好む木です。生物多様性配慮ゾーン沿いでもあります。
今年も来週には施肥をしますので、植えてから2年目となるこの夏は、
ようやく環境にも慣れて、相当伸びることでしょう。

広葉樹植栽地全景(全長500m×幅6m)防潮堤・林帯幅200mのクロマツ、そして広葉樹、生物多様性配慮ゾーン、農地と続く。

広葉樹植栽地全景(全長500m×幅6m)防潮堤・林帯幅200mのクロマツ、そして広葉樹、生物多様性配慮ゾーン、農地と続く。

海岸林担当の鈴木です。
しばらく観察日記をサボっていましたが、サボっている間に大変な事態が発生しました(-_-;)
3月下旬から穂(正式には頂芽というようですが)を伸ばし始めました。

急に暖かくなり、穂は3㎝ほどに伸びました (3月26日)

急に暖かくなり、穂は3㎝ほどに伸びました
(3月26日)


1週間たつとまたぐーんと大きくなりました
今年の春は急に暖かくになったので、クロマツもあわてて背を伸ばしているのかな?

今年の春は急に暖かくになったので、クロマツもあわてて背を伸ばしているのかな?(4月2日)


冬の間に蓄えていたエネルギーは相当なのだろうなと思わせる見事な成長っぷり!

冬の間に蓄えていたエネルギーは相当なのだろうなと思わせる見事な成長っぷり!(4月2日)


4月16日にはこんなに伸びました。平均で13㎝ほどの長さです

4月16日にはこんなに伸びました。平均で13㎝ほどの長さです(4月16日)


穂から新芽が出て、この2ヵ月で随分と大きく成長(5月17日)

穂から新芽が出て、この2ヵ月で随分と大きく成長(5月17日)


大きく成長したことに満足して、何枚か写真を撮影。あれっ?こんなところに幼虫がいる・・・何の幼虫かわからないけれど、松葉なんて固くておいしくないだろうに~ と何も考えずに翌日また観察してみました。
が、
事は大事でした(・_・;)
あっちにもこっちにも10匹は確認しました。慌てて写真をとり、名取に出張している吉田に送ったところ、すぐに草花用の殺虫剤駆除するようにとの指示・・・殺虫剤???この辺りで売っているお店は思いつかない
仕方がないので1匹ずつ取ることにしました。
割り箸で取り始めると、いるわいるわ
取った幼虫をまとめて写真に撮ろうと思ったのですが、30匹くらいとったところで幼虫が逃げ始めたので、仕方がないので1匹ずつ殺してしまうことにしました。
一緒に駆除を手伝ってくれた職員のS君、
「絶対殺せないですよ~ ボク嫌ですよ」
というので、私が割り箸で取ったはしからつぶしていきました。
途中までは何匹か数えたのですが、あまりの多さに諦めました。
30までは数え、その後30匹は駆除したので、60匹はいたでしょう
葉と同化しているのでわかりにくいかもしれませんが、真ん中あたりをみてください

葉と同化しているのでわかりにくいかもしれませんが、真ん中あたりをみてください


同化しているのでわかりにくいのですが、慣れてくると小さな黒い目で見つけられるようになりました

同化しているのでわかりにくいのですが、慣れてくると小さな黒い目で見つけられるようになりました


この幼虫に食べられた葉はかわいそうな姿に・・・
真ん中あたりの途中で切れているのが食べられた葉

真ん中あたりの途中で切れているのが食べられた葉


葉の中央部分が茶色に変色しているところも食べられた後

葉の中央部分が茶色に変色しているところも食べられた後


 
 
 
 
 
 
名取にいる吉田から連絡がきました。
吉田が調べたところ、この幼虫はマツノミドリハバチ とのこと
「5~8月には旧年葉を食害し、8~11月には当年葉を食害・・・葉を失ったマツは冬季に枯死する・・・」
えっ??? まだ被害が小さいうちに気づいてよかった。最悪、枯れてしまうところでした。
 
CIMG9526
休日に近所の西友の園芸品売り場で殺虫剤を購入
何種類かあり、成分を見てみてもよくわからず、似た様な感じだったので、
「住友化学」という会社名で選びました。物を選ぶ基準が、支援企業であるかどうかになってます(^^;)
殺虫剤をまき、翌日以降、幼虫は発生していません。
さすが住友化学!効果抜群!!
幼虫に食べられてしまった葉の影響がないことを祈るばかりです

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