苗木のお世話の大リレー
2014年9月6日( カテゴリー: 現場レポート )
(8月28日のブログです)
宮城のコメ作況が2年ぶり「やや良」と発表がありました。
→記事(河北新報社8月28日朝刊)
ですが、先週の酷暑から一転。
連日の曇天。夜半の雨。西武vs楽天戦は中止。
夜は冷え込み、つい暖房を入れてしまいました。
事務所の隙間にはまた巣ができたのか?
小雀の鳴き声が明け方から。「かわいい」では済まなく「うるさく」なってきました。
育苗場では、ハヤブサ?の父・母・子どもが3匹。エサ取りの指導でしょうか。
モズは、防風ネットと地面を往復し朝ご飯。
この2日、熊本県山林種苗組合、大阪のオイスカ会員で当プロジェクトの支援者でもあるネクスタから8名、
青森県林政課・宮城県庁森林整備課・青森県林業研究所計5名の視察、名取市役所2名や、
宮城中央森林組合も、秋の下刈り、補植などの打ち合わせにそれぞれ来訪。
残念ながらたくさん枯れてしまった広葉樹の今後のリベンジの算段も。
数年先の新しいアイデアも。
再生の会メンバーは、広島の大災害に心を痛め、その話題がどうしても出てきます。
ここ数日の仕事は、散水、除草、市道入り口の看板周囲・育苗場周囲の草刈り、
岩手県産マツノザイセンチュウ抵抗性アカマツの選苗などのため、毎日数名が勤務。
今日は刈払機を使ったので、イイ稼ぎになったと思います。
(今晩はわが社の女子を連れて、夜の名取に。)
昨日から2日間、関東でスーパーマーケットを展開し、オイスカの会員でもある
「マルエツ労働組合」71名が来訪。
熱心な組合幹部を中心に、本社人事課長さんや女性パートさんも含めて、
名取の海岸林ボランティアに専念した派遣団を編成し、15haの半分を超える8.6haで
横一列に展開し、一気に保育作業に当たってくださいました。
仕事内容は、植栽現場のクロマツ・広葉樹の枯死数調査(枯れた数は75,000本中、概算1,600本)
雑草の「つぼ刈り」、葛・つる草の草刈りと、寄附金チラシ8,600部の発送準備など。
複数のリーダーがリピーターなので、全員で単一の仕事ではなく、優先順位の高い仕事を
分業チームで対応でき、予定以上の仕事をすべて終えてくださいました。
担当者としては一言でいうと「痛快」。私も楽しかったですね。
「ガンガン進んでください」なんて声掛けて、随分たくさん歩いていただきました(笑)。
先週はUAゼンセン24名、7月は東北電力労組32名、ボランティアの日50名、住友化学労組21名など。
明後日はボランティアの日。地元市民に向けて市のHPでも参加呼びかけが始まり、
加えて、仙台トヨペット、ニコン、前田建設工業など約40名の申し込みあり。
現場を熟知し、熱心なリーダーを中心に、リピーターが3分の1というのが標準形になりました。
「微力ですが」「良くて1年に1回しか来れませんが」という多くの方が、
森林組合や再生の会とともに、本格的な「苗木のお世話のリレー」の走者になっています。
これまでコツコツ積み上げてきた「大きな協働の輪」が目に見えるモノになってきました。
7月の酷暑でも頑張って下さった方へ。
「あの時はいい仕事をありがとうございました。本当に助かっています!」
これからは現場はもちろん、10万部印刷したチラシを配ってゆくことも大きな仕事ですが、
2020年以降の「(仮称)名取市海岸林を守る会」の具体的な姿を掘り下げて考えるために、
佐賀県、青森県に分担して出張する予定です。