2020年に向けて
気持ちも新たに仕事始めを迎えました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
正月はいつも以上に新聞を読む時間が取れました。
2020年は東京オリンピックの年となりましたが、
奇しくもこの年は、実にさまざまな節目の年なのですね。
多くの課題の中期計画目標年であることを、あらためて知りました。
世の中自体もきっと様変わりしていることでしょう。
2020年といえば、震災から10年を迎え、
植えてきた木々が長期的に管理がなされるよう移行してゆく節目の年です。
宮城県復興計画では、
2013年までが「復旧期」
2014年~2017年までが「再生期」
そして2020年までが「発展期」です。
震災直後に発表された県のこの計画を、
強く意識して「海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画」をすすめてきました。
私たちにとっての2020年は、名取市海岸林再生の会を
「名取市海岸林を守る会」に組織変更するための大詰めに入っている計画です。
2033年までの下草刈り、つる切り、雑木の除伐などの管理経費を含む
総経費10億円は集め終わり(目下、あと7億円強です)、
先駆けてきた現在の再生の会メンバーや、若い世代を含む地元市民とともに、
先々の計画について話し合っている事でしょう。
できれば、(先日ブログで紹介した「浜松・三方原防風林」がある開拓記念碑のように)
しっかりした石碑を立ててから、守る会に移行したいです。
名取事務所の佐々木統括とは、クリスマスの日、
2013年最後の雑談として、「2020年には現代の愛林碑を立てよう」と話したばかりです。
この年までに海岸林再生予定地への植栽を終える計画で、
最初に植えた木は、高さ1.5mの防風垣を超える寸前になっているのではないでしょうか。
雑草や雑木も増えているでしょうから、多くの方の協力を得ながらも、
広大な面積の下草刈りに追われているのは間違いないですね。
ニセアカシアなどはきっちり駆逐したいところです。
私も50歳を超えても林業会社在籍当時のように、
若い職人さんに混ざって刈払機で作業しているかもしれません。
海岸林の内陸側の農業には本当に期待しています。
若い世代も混ざって6次産業化し、世界に輸出する勢いで農産物を作っているといいなといつも思います。
うちには2人の中学生がいます。
オリンピックには出てないと思いますが、
選手としては今の中学生ぐらいが中心として活躍するんでしょうね。
世の中は成熟し、東京オリンピック一色となっていたとしても、
僕らは僕らで賑やかで忙しい毎日を過ごしていることでしょう。
いつか、そういう好き日を迎えられるように、
健康第一を肝に銘じて、多くの方とともに一つずつ頑張ろうと思います。
今年も忙しくなるなあ。
プロジェクト長期フロー