【インターン】宮城県名取市に4日間行ってきました!~1日目 中浜小学校を訪れて~
こんにちは!東京本部の啓発普及部でインターンをしている八木です。9月4日から7日まで宮城県に行ってきました。震災遺構の見学や名取駅での写真・パネルの展示、海岸林再生プロジェクトのボランティアに参加するなどさまざまなことを体験でき、とても充実した4日間を過ごしました。今回は、1日目と2日目の様子を皆さんにお伝えしたいと思います!
9月4日(木)1日目は、宮城県の山元町にある震災遺構の中浜小学校を訪れました。

中浜小学校は、海岸から約400mと海のすぐそばにあり、東日本大震災の際には、高さ10mを超える津波に襲われました。しかし、奇跡的に児童や住民など90人は、屋上にある屋根裏倉庫に避難し全員無事だったそうです。

震災時に避難した屋根裏倉庫を見学した際、倉庫には当時のまま残された備品などがあり、薄暗く静かな空間にはその時の緊迫感がひしひしと伝わってきて、胸が詰まりました。寒さや余震の中、冷たいアスファルトの床で一夜を過ごした90人の方々はどんな気持ちだったんだろう、もし自分がその場にいたらどう感じただろうか、とさまざまな思いが込み上げてきました。

私は震災後ですが、小学生の頃1年間だけ宮城県に住んでいた経験があります。その際、校外学習で訪れた仙台市の荒浜小学校では、震災から数年しか経っていなかったため、がれきや土砂がまだほとんど撤去されていない校舎を見学しました。その時、自分が知っている机や椅子の形とは全く異なる姿を見て、思わず息を呑んだことを今でも覚えています。

震災の記憶を風化させないためにも、伝えることの大切さはもちろん、当時の状況を知ることも同じように重要だと改めて実感しました。
2日目に続く