作業道を補修しました

2025年8月6日( カテゴリー: 現場レポート )

 吉田です。できるだけ早くいつか!と思っていた作業道の補修が終わりました。今年は毛虫異常発生もなく、間伐もなく、大きな出費が少ない年なので、一気にやってしまおうと佐々木統括と相談しました。直した場所はたくさん。文句なしの出来です。

 私が小さいころ、「スーパー林道」建設が自然破壊につながると、大きな社会問題になっていたことを覚えています。基本的に林業にとって、大小の作業道(大型車両・乗用車用、間伐材搬出時のユンボなどの作業車用、作業者歩行用)は不可欠です。植栽から10年が経ち、車両用の4m道路は相当凸凹な道になっていて、何度かパンクしました。

 本来であれば、作業道の補修は地権者がすべきことであり、名取海岸林の場合は、国・県が所轄するものとは思います。ですが我々は「お手伝い」の身。植栽区域のみならず、できるだけ協定区域内のことは、自分たちでという姿勢です。国・宮城県・名取市との協定には、作業道補修など諸々の子細は書かれておらず、この点については積極的に陳情することはありませんでした。ですが、簡単に補修と言っても3桁のお金がかかるのは当然です。伐木処理費・ラジコンヘリでの毛虫薬剤故殺・・・大きな出費が続きます。すべて皆さんからの寄附金が原資です。本音を言えば、これも我々でやるの・・・とボヤキたくもなります。

 それはそれとして、やはり日々走り回る大事な道が良くなるって、とても気分がいいです。マツが大きくなることだけでなく、ゴミもなく、基本的なことがしっかり管理された森林に仕立てていきたいです。

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