ブログを1ヵ月さぼった言い訳 ~変化への対応~
吉田です。この4月以降、東京本部に4人いた「海岸林チーム」という通称名を自然と使わなくなりました。私を含め、業務時間の半分近くを海岸林に充てる人はもういません。それぞれが海岸林の経験を活かし、新しいミッションを最優先にしています。旧海岸林チームが属した「啓発普及部」は、7人のうち、林久美子さんを含む3名が本部海外事業部に異動、我が部は4名に減員という大きな配置転換をしました。ほぼ半数が異動という人事は、少なくともこの約30年のオイスカでは初のことです。もともと、海岸林再生プロジェクトの「ポスト2020年」として、「海外事業部や国内研修センターのバックアップ業務をしてナンボ」と言い続けていましたが、異動した3人、残った4人は、それぞれ不安の2ヵ月だったはずです。それでも、落ち着いて乗り切ったように思います。
名取市海岸林は生長に伴って変化しています。われわれもそれに対応し、ボランティアの受け入れ時期も、作業内容も変えています。その変遷としては、2014年~2018年頃に来た方は、名取市海岸林の作業と言えば「ツルマメ」、2016~2022年に来た方は「溝切り(排水路づくり)」、だいたいこの2つの印象だと思います。ツルマメの残党は、クロマツの生長によって日光を得られなくなり、淘汰されました。これも高校の授業で習った「植物遷移」の初期の初期段階です。溝切りは、最優先で手を加えたい場所を2023年5月に終えました。これから延々続く作業は、夏の葛の刈り取り(2014年~継続中)と、冬の間伐(2021年~開始)で、相当なボリュームが待ち構えています。
作業の変化に伴って、ボランティアを受け入れの時期も、今期から一層メリハリをつけました。私自身の名取滞在も、この3~5月の90日で5日だけ。2週間フィリピン最北部に出張もしました。浅野さんの仕事も、出張の行先も今までと変わっています。
以上、ブログを更新しなかった言い訳でした。このブログは、2011年以来、2,761回更新しています。私としては忘備録にもなっています。3,000回更新は1・2年先ですが、まだ名取市海岸林はわずか14年目に過ぎません。頑張って継続します。6・7月は名取の集中時期です。8月第1週までに葛の大半に一撃を与えるべく、毎週末+α、通い詰めです。
「海岸林チーム」は、名前は消えても海岸林に関わり続けます。そして、これからも「つなぐ」をモットーに、アメーバー的に部署跨ぎ、国跨ぎの仕事を生業としていきます。
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