新潟にて
3月20日、新潟市朱鷺メッセでの「第130回日本森林学会」に参加しました。
『津波に対する減災を目的とした「多重防御」の一翼を担う海岸防災林造成の
ための生育基盤盛土の現状と課題 -「樹木根の成長と機能」共同シンポジウム-』
(主催:森林総合研究所)での発表のために。
「名取市海岸林の復興現場における樹木の生長と施業の現況および今後の課題」
と題して30分。
当日は5時起きで、シャワー浴びて、コーヒー淹れて。
部屋の隅っこで、ブツブツ発表の練習。(家族からは不審がられ)
清藤先生と佐々木統括と打ち合わせも十分し、まずまずのものができたな・・・
行きの道中、プレゼン映像を先生に最終確認してもらうつもりでした。
そこまでは我ながら本当にカッコよかった。
2018年度のモニタリング報告の「口開け」は、このシンポジウム!
これもカッコよかった。
でも、発表データをUSBにバックアップするのを忘れた。
新幹線「MAXとき」。先生と駅弁を食べて、パワポを動かし始めると・・・
重たかったんでしょうね。うまく動かず、マズイものを押してしまったようで。
二人で「システムの復元」というのに格闘。雪景色は一切見れず・・・
開き直るしかないと完全に思いました。(よくあるパターン)
別な手段を取ろうと、本部の和代さんに緊急支援を頼む電話。
その直後にシステムが復元。ですが、発表データは消えており・・・
シンポジウム前の1時間、猛烈に作り直し。
でも、描いていた通りの筋書きの映像回復には至らず・・・
「人工盛土は、地中の滞水が最大の問題」
「降った雨の8割は林外に排水したい」
「盛土は柔らかければいいというわけではない」
これは伝えたので、最低レベルの責務は果たしましたが。
振り返るとこの数か月、タイ最北部と南部、フィリピンルソン島北部への、
長めの海外出張も加わり、正月含めて気が休まりませんでした。
詰めが甘い発表でしたが、やっと峠を越したとホッとしています。
帰路、オタクの休日は新潟の海岸林ではなく、長岡の河井継之助記念館、
山本五十六記念館、長岡戦災資料館をハシゴ。河井継之助が主人公の「峠」
(著:司馬遼太郎)は高校時代から何度も読んだ本。いろいろ思ってウルウル。
長岡土産は「常在戦場」という言葉。