これが海からの「塩」

2024年11月21日( カテゴリー: 現場レポート )

 吉田です。久々、海からの塩分微粒子が特によくわかる光景を写真に収めました。私にとっては珍しい風景ではないのですが、ちょうど調査時期で樹高を計測していて、写真にする気になったというか。下の写真の右上は、仙台空港真東の、標高最高6mの自然砂丘上の残存クロマツ林。樹齢は110年~130年、樹高は20m弱。写真右中央の一段低いマツ林の樹高は約5m。

 塩分微粒子はやはり重たく、樹高20mのクロマツを越えて飛ぶわけではないことが写真からもわかります。でも樹高5mでは塩分は木の上も通っていることがわかります。十分な役目を果たすには、まだ高さが足らないですね。

 話題は変わりますが、空路ボランティアに来た方たちなどが、上からの写真をたくさん下さりましたので紹介します。「幅200mのクロマツ林は、海からの塩の90%以上を漉し取る」。海岸林は幅も重要。

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