8月2日(金) オイスカ全体の活動報告会in仙台

2024年6月25日( カテゴリー: 本部発 )

 吉田です。オイスカは「公益財団法人」という冠から、「財がある」「多額の基本財産で運営」という印象を持たれますが、いまから約50年前、いまでいう国際協力NGOとしての草分けとして応援しようという運動を国会議員、財界人、有識者の方々がしてくださり、(今もわずかな財しかないのに)会員制度がある財団法人として極めて特別な認可を受けた経緯があります。

 全国に13の支部がありますが、いまから約40年前、東京の財界人の働きかけに応じてくださった亀井文蔵様(第3代カメイ㈱代表取締役社長)が、東北電力や七十七銀行などに声掛けし、オイスカ宮城県支部を発会しました。以来、約100名の会員の手により、フィリピンのパラワン島などの農業支援や、台湾農村青年との交流を重ね、年2回の活動報告会が続けられてきました。

 2011年3月11日のその時は、オイスカ宮城県支部の亀井昭伍支部会長(第4代カメイ㈱代表取締役社長)を団長とする北部タイ・チェンライ県の植林ツアーの帰路、バンコクの空港で迎え、極めて困難な状況の中、それぞれがご自宅に帰ったと聞いています。

 私にとっての宮城県支部デビューは、その年の6月。今回のような活動報告会で約1時間、お時間をいただきました。オイスカ本部からは私一人。約100人の会員を前に、このプロジェクトを立ち上げたことを報告させていただきました。私の記憶では途中からはマイクなしで、近い将来の募金開始の際はぜひとも協力をと、本気の地声で呼びかけました。話が終わったあと、ものすごく励まされたことを覚えています。この時から宮城はアウエーではなくなりました。この会員さんたちのおかげで、私は後ろ盾を得たと今も思っています。

 2016年に現在の亀井文行支部会長(第5代カメイ㈱代表取締役社長)が就任。会員数は倍増し、会員からの会費から、オイスカタイに加えてミャンマーの運営費支援を開始し、加えて、岩手・宮城のロータリークラブ2,000人に、ミャンマー「子供の森」計画への支援を呼びかけ、緑化のみならず、校舎・井戸・トイレなどの新築・改築を推し進めてくださりました。工事は計画通り進み、完成したところでコロナ禍、そして内戦を迎えました。村の中心はお寺と学校です。教育・衛生面の受益者は子どもたちのみではなく、住民全体数千人です。寄付者の皆様の現地視察は当面叶いそうもありませんが、絶妙なタイミングのご支援でした。先日私から亀井会長にご相談し、今年度に限り、フィリピン北部のオイスカアブラ研修センターのご支援も加えていただきました。

 報告会当日は、ご厚意でカメイ㈱本社9階会議室をお借りします。海岸林のみならず、このタイ、ミャンマー、フィリピンを含むオイスカ全体の活動報告をと考えております。宮城県支部は法人会員も多く、今回は平日開催(今回だけは懇親会なし)とさせていただきますが、どなたでもご参加いただけます。私が授業をしている名取北高校などの高校生や、大学生にも来てもらえたら嬉しいです。

 目下、私の東京本部部署では、「夏募金」(~8月22日)を実施しております。私の仲間たち、私たちの各国各地の現場に力を貸していただきたい。その前にまず状況を知ってほしい。オイスカは海岸林だけではないんです。そういう気持ちで報告会を開催します。作業着ではない私の、海外現場の発表も聞いていただけたら嬉しいです。司会は浅野さん!です。

■日 時:8月2日(金) 14:30~16:00 *オンラインなし

■場 所:カメイ本社9階 大会議室(宮城県仙台市青葉区国分町3丁目1-18)

■内 容:●オイスカ10ヵ年計画など全体報告(専務理事 永石安明)
     ●宮城県支部支援先 タイ・ミャンマー・フィリピン報告 (専務理事 永石安明・啓発普及部 吉田)
     ●海岸林再生プロジェクトのいま(名取事務所統括 佐々木廣一・啓発普及部 吉田)

■お申込み:7月19日(金)までに専用フォームもしくはFAX( 03-3324-7111 )、e-mail( kaiganrin@oisca.org )からお申込みください。申込フォームなど詳しくは下記より。

 

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