いつも先陣を切るのが「住友化学労組」

2024年1月29日( カテゴリー: 現場レポート )

 吉田です。1月26日(金)午後、三沢、東京、千葉、大阪、宝塚、愛媛、大分から幹部16名が本数調整伐ボランティアに来てくれました。翌27日は公募ボランティアと合流。今日が伐採作業は初めてなのに、半日で50本も伐るペアがいくつか。木が小さかったとしても、今後の参考になりました。

 本数調整伐ボランティアは、基本的に個人参加中心と思っています。ですが、「住友化学労組さんなら」と言える訳があります。そもそも、2011年に始まる海岸林とのつながり以前に、2006年から東京中央区の新川本社内の組合事務所に通って、法人会員になっていただき、海外協力について話し合いました。そして、会社(今年はご入会いただいてからなんと50年!)と「労使協働」でタイのマングローブ植林支援、「子供の森」計画支援を力強く始めてくれました。オイスカにとっての「労使協働」事例の第1号です。その流れで今に至るまで海岸林も支援し続けていただいています。

 海岸林に関しては、2011年11月に組織的ボランティアの第1号として来てくれました。振り返ると、労働組合参画の源流を作ったとも言えます。組合書記長の山崎さんは後輩の佐々木さんを伴って何度も通ってくれました。舞台裏をしかと見届けようとする行動力。野武士的なタフさでした。「植林を始めたら支援を始める」というような一般的な考え方とはまったく違いました。普通はとても入り込めない名取市海岸林再生の会とのオイスカの「一杯会」などでも、「彼らなら一緒にどうぞ」と言われるほど顔まで覚えられ。

 2014年の初植栽の後、「最初の葛の刈り取り」も住友化学労組。いまの執行委員の方たちは、その時も来てくれました。下の写真は当時と今の比較。

 コロナ期間中は、オイスカ創立60周年行事で小谷委員長に事例発表いただいたり、会社と労使協働で大々的にオンライン活動報告会をしてくださったり(脇さんの熱意、すごかったなぁ)、オイスカのトークイベントなども社内PRいただいていたり・・・去年、その一人、書記長の大宇根さん、執行委員の高橋さんと大阪で会った時、「来年は役員体制が大きく変わる。自分たちがいるうちに後輩たちを連れて現場に行きたい」と伺いました。現職や歴代の皆さんの深いご理解、我々との信頼関係が、今回皆さんに「例外的に」来ていただくきっかけとなりました。今回は、団体として伐採も初めて、サイクルスポーツセンター宿泊、自転車で移動というのも初めて。ボクの本音は正直なところ、「例外的」=「実験台」になってもらうことでもあります。彼らだから頼めます。担当の成清さん、ありがとうございました!先輩たちのタフな遺伝子、社風を受け継いでほしいです。次の団体受け入れは、3月2日の県立名取北高校野球部。

 元労組幹部の杉本さんや山崎さんは、いまも個人で名取に来てくれるだけでなく、オンライン報告会やトークイベントも参加してくれます。27日の公募ボランティアには、2人のように会社のボランティアをきっかけに、個人でリピーターになった方が随分いました。東北電力、東レ、ニコン、三菱UFJニコス、ANA・・・。そういう方たちが増えるのが僕らにとっての理想です。

 これまでオイスカタイブログでもたくさん紹介されています。「住友化学」で検索してください  
  → https://ameblo.jp/oiscathai/   

 海岸林HPでの紹介も数々。 ↓

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