2つ目の「折り返し点」 ~UAゼンセン40名・東北電力労組25名~

2022年9月7日( カテゴリー: 現場レポート )

 今期のボランティア受入れでは、私にとって2つの「折り返し点」がありました。

 1つ目は、名取市サイクルスポーツセンター前、2018年植栽地の一部3.81haの多湿地の「溝切りの応急処置」の完了。6月10・11日の化学総連・ANA労組が大トリをしてくれました。コロナ禍を挟み、4年がかりの長い仕事になりました。この4年、ここであの仕事をしていない人はいないのでは。ですが、まだどうしても・・・という場所があります。いままでにない3Lサイズを掘りたい場所もあるし。

 2つ目は、先週9月2日。2014年植栽地の一部、本数調整伐をした10.13ha内の葛の刈り取り、1巡目の完了。この10.13haすべてが葛に覆われているわけではなく、あくまでも斑状。占有率は1割前後ですが、今期ボランティア投入の重点区域。UAゼンセン40名・東北電力労組25名が大トリをしてくれました。6月25日に着手してから2ヵ月、274人のボランティア。10.13ha以外の箇所にも手を入れてもらっていますので、まさか9月上旬に1巡目が終わると思いませんでした。「折り返し点に達した」とみんなには言っていますが、達成感があるのは、図面とにらめっこしてる私だけで申し訳ないです。これから残り1ヵ月は、2巡目の葛の刈り取りを継続します。ひどい場所を優先的に。終わり次第、溝切り・生長モニタリング調査をして、今年は終了。

 この日のUAゼンセン40名・東北電力労組25名は、午前中は10.13ha以外の場所を。2020年植栽地の「ツルマメ」繁茂地の一部1.47haを午前中で仕上げてもらいました。

 予定通り9月には、植えて3・4年の場所に探す必要のないほどの「ツルマメ」が伸びてきます。ボキャ貧、イマイチな例えですが、私には「モンブランケーキ」(パフェのほうがまだマシか)に見えます。11月まで放置すると「土葬」のようになります。

 午後は、本命の10.13ha地内へ。この日で仕上がりました。2ヵ月、274人、東京ドーム2個分、豪快に仕事ができました。みなさん、本当にありがとうございます。

作業に取り掛かる前に2グループの紹介。東北電力労組さんからは「配電」「送電」「発電」など私たちの日常に欠かせないお仕事に携わってくださっている方たちがたくさん参加していて、中にはクズとの戦いを業務の中でも体験しているという方たちもいらっしゃいました!!

 「しまったー!」と後で思ったこと・・・この日の65人は、47都道府県の大半から来てくれたのでは。みんなの前で聞けばよかった。コロナ禍でもあるので、2団体まったく同じ場所で交ざって作業、同じ場所で昼食という訳にはいきませんでしたが。存分に働いてくださりました。

 もう一つお礼を言いたい人たちが。

 去年おととしは、大半が宮城県民のボランティアだけでした。今期は、コロナ禍前のようにボランティア受け入れが事実上復活するなか、平日の受け入れのときに、「半日だけでも」と、我々スタッフを助けてくれる方が増えました。もちろん大槻さんのように1日付き合ってくれる方が多いですが、どちらにせよ、本当にありがたいです。一人の目よりも二人の目。万が一の緊急対応の場合も強いです。こういう「コアメンバー」増強したいです。

 海岸林ビックチーム、健在です。

 

 

 

 

 

 

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