こんにちは、浅野です。
虫が嫌いと公言しているのに虫のブログを書くことになってしまいました…。
すでにブログで紹介されていますが、今年はマツカレハがたくさんです。
マツカレハだけでなく、マツツマアカシンムシやマツアワフキもたくさん。
とりあえず、名前に【マツ】とついているのでマツに付く虫だということは分かるかと思いますが、
1種類ずつ説明しますね。(※下に写真があるので嫌いな方は見ない方がいいです)
【マツカレハ】
通称マツケムシ。
老齢幼虫は6~8㎝の大きさになります。
体を覆っている毛(黒い部分)には毒があり、刺されると強い痛みがあるそうです。
人によっては大きく腫れあがり、かゆみが1~3週間続くこともあるので注意しなければなりません。
ちなみに成虫は羽を広げると9㎝にもなる大きな蛾ですが、無害です。
今ぐらいの時期から10月ごろまでに成虫となりマツ葉に卵を大量に産み付けます。
卵から孵り、マツの下の方で越冬した幼虫は春になるとまたマツに登り葉っぱを食べます。
庭木などで発生した場合、葉っぱをほとんど食べ尽くして枯らしてしまうこともあるそうですが、
海岸林はマツがたくさんあり、1本のマツに大量につくことはないので枯れるほどの害は出ないと思います。
薬剤散布などの防除法もあるのですが、あまり神経質にならずに見つけたら駆除をしていくことにしました。
【マツツマアカシンムシ】
アカマツ、クロマツ、ゴヨウマツなどの新梢(新しく出た芽)に食い入り、内部を食害して褐変枯死させます。
海岸クロマツ林の植栽年~5年目くらいまでの被害が多いようです。
新梢だけを食べるので、マツ全体が枯れることはないようですが今後の成長に影響があります。
未熟な松ぼっくりにも入って種子が出来るのを阻害したりもするそうです。
5~9月に発生し、若齢木には大きな影響をあたえるということなので
再生の会の皆さんが駆除作業にあたっています。
【マツアワフキ】
名前の通り、泡を出しその中に棲んでいる虫です。成虫は泡を出しません。
1つの泡の中に少なくとも5匹以上の幼虫が棲んでいるそうです。
この泡の防御力はかなり高く、泡の中にいるときに他の虫に襲われることはほとんどないようです。
幼虫は植物の汁を吸って成長するので、幼虫の間の生存率は棲みついた植物によって変わります。
ちなみに大きさは1㎝以下で、植物の汁を吸うといっても大したことないので
放っておかれることがほとんどのようです。ちなみに名取でも放っておきます。
他にも見つけたらまた書きますね。
名取に行けない日々が続きますが、ムシがあまり悪さをしないことを祈ります…