国ボラ海岸林体験記 その③
2019年3月21日( カテゴリー: 現場レポート )
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蔵王がよく見えます
皆さまこんにちは。国際協力ボランティアの加賀瀬です。
3/15(金)に準備を行って、いよいよ3/16(土)は、今年第1回目の海岸林再生プロジェクトのボランティア活動日です。
長期予報では雨が心配されていたのですが、予報は日に日に雨→曇りと良くなっていき、蓋を開けてみれば青空の広がる天気になりました!きっと日頃の行いが良いんですね(笑)
当日は約30名のボランティアの方が集まりました。
参加者の年齢の幅が広く(最年少は中学校を卒業したばかり)、関東方面からもたくさん参加いただいていて、すごいな、と思いました。
この活動には、それだけ色々な人を引き付ける何かがあるんですね。
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今回の活動は、主に植林地の溝切りとゴミ拾いです。
乾燥を好むクロマツにとって、水は大敵です。しかし、場所によっては水はけが悪く、水が溜まってしまっている場所もあるのです。
そういう場所では、溝を掘って水が流れるようにしていきます。
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溜まっている水を流します。ボランティアの皆さんからは歓声が!
シャベルやツルハシで地面を掘って溝を作る作業は、なかなかハードな肉体労働なのですが、30人超のメンバーで取り組むと早いこと早いこと。みんなで力を合わせて作業することの大切さがよくわかります。
ゴミ拾いも、びっくりするくらいたくさんの量を拾いました。
タバコの吸い殻がいっぱい詰まった空き缶とか、発泡スチロールのトロ箱とか、大量のグレープフルーツの皮とか・・・
残念なことですが、こうして地道な努力を続けていくしかありませんね。
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みんなで掘れば早い!
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水が流れると、大人でも大興奮です(笑)
相変わらず風は冷たかったですが、しっかり身体を動かして作業をしたので、日が出ていると暑いくらいです。
リピーターの方も多くて、作業はスムーズに進み、溜まっていた水をかなり排水することができました。
達成感と、心地よい疲れとともに、夜のお酒も進んじゃいました(笑)
今回、初めて名取の海岸林再生プロジェクトに参加して、そのスケールの大きさ、活動の意義や、参加する人々の思いなどを肌で感じることができました。
この先、何10年もかけて育てていく海岸林。多くの人が関わりながらプロジェクトが続いていくといいな、と思います。