宮城への家族旅行 その4海岸林再生プロジェクト
2014年9月11日( カテゴリー: 本部発 )
こんにちは
海岸林担当 パートの鈴木です
8月28日から30日まで宮城県に海岸林再生プロジェクトの現場視察も兼ねて家族旅行に行ってきました。
今日のブログは、旅の目的、海岸林再生プロジェクトについて記してみます。
6年間のブランクがあり、パートタイムでオイスカに復帰したのが4月下旬、海岸林担当といいつつプロジェクトの現場を実際に見たことがなく、‘海岸林担当です’と言うのもはばかっていましたが、今回やっと現場の地を踏むことができました。
技術的なことは担当Y氏が熱くブログで語っていますので、技術的なこと、専門的なことはY氏にお任せするとして・・・
まず、最初に感じたのは、現場の広さ。
本当に広大なのです。防潮堤に上ると、どこからどこまでが植栽する場所なのかがわかるのですが、まぁ広い広い!
こーんなに広い土地に30センチにも満たないクロマツの苗木を延々と植えていくのかと思うと気が遠くなってしまいます。
が、この広大な土地に今年、主に森林組合のみなさんが75000本もの苗木を植えたのだと思うと、それだけで頭が下がります。
植えるだけでなく、肥料をまいたり、根踏みをしたり、本当に頭が下がる思いです。ボランティアの方々も除草やチップ寄せなどに力を貸してくださいました。
このプロジェクト、本当に手が要ります。手がかかる子ほどかわいいとは言いますけどね・・・
現場の広さと同時に、空の広さに感動しました。
ほぼ180度に拡がる青空。
こんなに広くきれいな空を見たのはいつ以来だろうか?と思うほど、本当に広く、やわらかく包んでくれるような青空でした。
この日は8月とはいえ、最高気温が25度程度と、真夏の刺すような日差しはなく、お日さまが気持ちのよく感じる日でした。
東京には、こんな広い広い空はないなぁ・・・私が毎日見ている空がとてもとても狭く感じてしまいました。
そして、子どもたちが興味を持ったことといえば、葉の緑が濃く元気なクロマツではなく、葉が茶色になってしまい枯れそうになっているクロマツ。
「これかわいそうだね。もうすぐ枯れちゃいそうだね。」とマツを思いやり、
水はけが悪く水たまりにつかってしまっているクロマツを見つけると
「これもうすぐ枯れちゃうよ。水をとってあげなくちゃ」と心配していました。
こんなマツには、土を掘って細い排水路を作ってあげました(泥んこ遊びの延長のようでもありましたが)
(娘の活動の様子、こちらでも紹介してもらっていますのでご覧ください)
もうひとつ・・・
マツの周囲の草を刈っていると、コオロギがあわてて飛び出してくることが何度もありました。
このコオロギが東京の家の回りでみるコオロギよりもはるかに大きいのです。
もしかしたら種類が違うのかもしれませんが、広い自然の中で育つコオロギも伸び伸びしているのかなぁと感心してしまいました。