ふと顔を上げると、防風垣にカラスが1匹。
突然、ハヤブサのような華奢な猛禽が、翼を折り曲げ、超低空飛行でカラスを一撃。
カラスは虚を突かれ、聞いたことのない甲高い声を出しながら、羽を散らした。
あっという間の出来事。
攻撃側は、悠々と空港のほうに飛んでいった。
トンビとカラスの戦いはよく見るが。
雑草もいろいろ。
ほんの数ヵ所、防風垣にまとわりつく「つる」を発見。
白色が強目の、薄い黄緑色。初めて見た草。この前はなかったぞ。いつの間に。。。
ボールペンを手放して、そいつを抜いてみた。
指が切れた。血が出た。
目を凝らすと無数のトゲ。
油断禁物。
一周終わった。防風垣に座って遠くを見渡しながら一服。
黄昏てしまいます。壮観です。広い現場です。
しかし、はるか先まで見通せるのは、あと数ヵ月。
11月のボランティアの日は辛うじて間に合うでしょうか。
この冬には念願の「静砂垣」の設置工事が決まりました。
蔵王おろしによる砂の移動を抑え、苗木を保護するためのモノ。
緑の苗の見通しは悪くなりますが、壮大な規模の静砂垣の枡目も壮観この上ない。
日暮れは近い。でもまだ今日やろうと決めたことは終わっていない。
他の11団体の現場約6ha(国有林)と隣接する、我々の来年の植栽現場を見て歩かねば。
草むらに隠した帰り用のペットボトルをガブリと飲んで、あと一息。