吉田です。この備忘録代わりのブログも2,780回目です。

 雨が少ない6月でしたが、この日も雨の予報がいつの間にか晴天に。第一三共、第一三共東北医薬営業部と労働組合、仙台トヨペット、IBEX Airlines、草加市社会福祉協議会の「チーム草加」など66名が集いました。宮城県在住在勤の方が60%。東北とすると70%。20歳前後の若い世代20%。女性率25%。

 まず最初に、0.02haほどの葦刈り。これはウオーミングアップ。66人で実質30分(休憩除き)で完了。四方をサイクリング道に挟まれて雨水の排水口がなく、単なる湿地帯、葦群落となっています。毎年2回刈っています。

 終礼では恒例の「感想タイム」。各社の営業トークを楽しみにしてます。

 順序でいえば終礼・解散で、順序が違いますが、下の写真は名取海岸林恒例の、作業終了直後「黄昏タイム」。暑さと疲れで、堤防の上で皆さん根っこが生えてました。

 吉田です。名取での植栽・溝切で活躍した唐鍬、苗木袋を10セット、3月にフィリピン最北部アブラ州への出張の際、持っていきました。強烈なはげ山100ha造林で使います。「とても使い勝手が良い!もし出来れば、追加10セットを」と現地からメッセンジャーが届きました。唐鍬は植栽だけでなく、山火事に備えて防火帯をつくるときも年2回役に立つはず。

 現地の様子は、オイスカ本部ブログに3回連載で書きました。よかったらご覧ください。

6月のいきもの

2024年6月30日( カテゴリー: いきもの )

 吉田です。毛虫騒ぎは終わりました。おかげさまで駆除に成功。今年は少雨気味。毎年出るキノコとは出会えず1か月が過ぎました。ではいつも通り写真報告を。

 吉田です。「まさか、マツクイムシ防除の前にラジコンヘリ出動になるとは思わなかった・・・」とつぶやいたとき、お世話になった地元農業法人の社長さんや元請の部長さんも頷いていました。

 6月上旬以来、マツだけ食べるマツカレハ毛虫(マツケムシ)の局地的異常発生(ドクウツギなどのマツ以外の草木に付く別の毛虫、例えばドクガ類も名取で局地発生)については、縷々書いてきました。これも昨年の猛暑の影響か・・・

 6月13日ー15日、最大被害箇所(クロマツ1本に5匹以上)の約半分の1.75ha(クロマツ5,775本相当)を、ボランティア182人でアースジェット86本を使い切って駆除(クロマツ5,775本の約30,000匹相当を駆除したと推定)。翌週は、再生の会で動噴を使ってサイクリング道沿いを地上散布(風が弱すぎて広範囲に届かなかった)。それでも間に合わず、さらにその後の踏査で、数は少ないながらも名取市海岸林の北側約23haに広がっていることが分かりました。去年は内陸防風林の一部で1本あたり30匹いるハイレベルでしたが、適度な風が吹いて、地上散布でうまく間に合いました。

 佐々木統括は今回の事態を「緊急事態」と考えて対処すると決めました。蛹になったら最後。事は急を要す。面積を絞りすぎて中途半端となり禍根を残さぬよう徹底的にと。それでも、来年は海岸林南部も散布する必要があるかもしれませんが。業者と1週間で一気に調整し、6月26日に実施。

 実施概要は、6月26日(水)集合4:00ー撤収8:00。実施体制はヘリ2機・高所作業車2台(ヘリのオペレーターが乗る)・ヘリ・薬剤など搭載トラック2台、9人工。散布面積23haを実質3時間で完了。松の害虫駆除の定番「スミパイン」(住友化学製)を5倍釈(マツクイムシではないのでかなり薄めた)、30ℓ/ha使用。無人ヘリによる薬剤散布の長所は、「幼齢」クロマツの樹高の上を這うように飛ばし、大きなプロペラでパワフルかつ高速の回転を利用して、狙った場所にピンポイントで散布できること。ドローンよりも薬剤搭載量も多く、オペレーションも手早くできる(平坦地なら100ha/日)とのこと。朝4時に散布を開始。早朝の理由は、①オペレーターが乗る高所作業車を、名取市サイクルスポーツセンターの開園前の自転車道に入れたい、②風の弱い朝であれば、林外に無用に撒き散らさないからです。

 海岸林の最も山側に、3度の補植を経て苦労して植えた「広葉樹」700本も、別の毛虫に何度もやられています。現在半数しか生育していません。広葉樹の幼木は、ごく限られた葉の量ですから、すぐ食べ終わります。毎年夏の定例行事として一人で毛虫を殺しに行ってましたが、枯死の一因は虫害でもあると思います。今年も細くて小さくて黒い虫とドクガの毛虫(毒毛針が風で飛ぶ。私、今年5月末にやられました。激しく痒い。1か月経っても完治してません)がたくさんいます。クロマツ・広葉樹の混植をとの主張もかつてよく聞きました。実践した場所がすぐ近くにあるので定点観測していますが、いまは風通しの良い防風林です。

 とにかく、なに~毛虫なんぞと、事態を軽く見てはいけない。大きな打撃を受けると、葉が激減する。光合成量が落ち、樹高は伸びず、生きた枝葉が少なくなり、幹は太らず、根の成長も落ちる。強靭な海岸林の逆を行く、貧弱林になるということ。とにかく、寄付金を主たる収入としているがゆえに、おかげさまで、緊急時に即決、迅速に対応できました。

 ご寄付をいただいてきた皆様方にも、あらためて感謝申し上げます。

 薬剤散布3時間後、効果を確認に行くと、生きてる強者もいましたが・・・

 吉田です。業者さんにお願いして、全長5㎞の全体をドローン動画撮影しました。2020年以来です。6月26日早朝5時すぎ撮影開始。日の出から仙台空港の離発着が始まる7時半まで、航空法の高さ制限を守りながら。近日中に、説明テロップを入れて公開します。 

 公開予定の動画と比べてかなり暗いのですが・・・・・今回撮った写真を3枚紹介します。

 2020年撮影の動画はコチラ https://oisca.org/kaiganrin/report/#movie

DCIM\100MEDIA\DJI_0258.JPG

この下は過去の撮影です。これがどうなっているか・・・

上:2018年撮影 林野庁仙台森林管理署からの提供。この高さはヘリでないと撮れません
上・下: 2019年撮影 トヨタ自動車提供

                2019年撮影 トヨタ自動車提供

2020年撮影

                 上・下:2023年撮影  

 吉田です。オイスカは「公益財団法人」という冠から、「財がある」「多額の基本財産で運営」という印象を持たれますが、いまから約50年前、いまでいう国際協力NGOとしての草分けとして応援しようという運動を国会議員、財界人、有識者の方々がしてくださり、(今もわずかな財しかないのに)会員制度がある財団法人として極めて特別な認可を受けた経緯があります。

 全国に13の支部がありますが、いまから約40年前、東京の財界人の働きかけに応じてくださった亀井文蔵様(第3代カメイ㈱代表取締役社長)が、東北電力や七十七銀行などに声掛けし、オイスカ宮城県支部を発会しました。以来、約100名の会員の手により、フィリピンのパラワン島などの農業支援や、台湾農村青年との交流を重ね、年2回の活動報告会が続けられてきました。

 2011年3月11日のその時は、オイスカ宮城県支部の亀井昭伍支部会長(第4代カメイ㈱代表取締役社長)を団長とする北部タイ・チェンライ県の植林ツアーの帰路、バンコクの空港で迎え、極めて困難な状況の中、それぞれがご自宅に帰ったと聞いています。

 私にとっての宮城県支部デビューは、その年の6月。今回のような活動報告会で約1時間、お時間をいただきました。オイスカ本部からは私一人。約100人の会員を前に、このプロジェクトを立ち上げたことを報告させていただきました。私の記憶では途中からはマイクなしで、近い将来の募金開始の際はぜひとも協力をと、本気の地声で呼びかけました。話が終わったあと、ものすごく励まされたことを覚えています。この時から宮城はアウエーではなくなりました。この会員さんたちのおかげで、私は後ろ盾を得たと今も思っています。

 2016年に現在の亀井文行支部会長(第5代カメイ㈱代表取締役社長)が就任。会員数は倍増し、会員からの会費から、オイスカタイに加えてミャンマーの運営費支援を開始し、加えて、岩手・宮城のロータリークラブ2,000人に、ミャンマー「子供の森」計画への支援を呼びかけ、緑化のみならず、校舎・井戸・トイレなどの新築・改築を推し進めてくださりました。工事は計画通り進み、完成したところでコロナ禍、そして内戦を迎えました。村の中心はお寺と学校です。教育・衛生面の受益者は子どもたちのみではなく、住民全体数千人です。寄付者の皆様の現地視察は当面叶いそうもありませんが、絶妙なタイミングのご支援でした。先日私から亀井会長にご相談し、今年度に限り、フィリピン北部のオイスカアブラ研修センターのご支援も加えていただきました。

 報告会当日は、ご厚意でカメイ㈱本社9階会議室をお借りします。海岸林のみならず、このタイ、ミャンマー、フィリピンを含むオイスカ全体の活動報告をと考えております。宮城県支部は法人会員も多く、今回は平日開催(今回だけは懇親会なし)とさせていただきますが、どなたでもご参加いただけます。私が授業をしている名取北高校などの高校生や、大学生にも来てもらえたら嬉しいです。

 目下、私の東京本部部署では、「夏募金」(~8月22日)を実施しております。私の仲間たち、私たちの各国各地の現場に力を貸していただきたい。その前にまず状況を知ってほしい。オイスカは海岸林だけではないんです。そういう気持ちで報告会を開催します。作業着ではない私の、海外現場の発表も聞いていただけたら嬉しいです。司会は浅野さん!です。

■日 時:8月2日(金) 14:30~16:00 *オンラインなし

■場 所:カメイ本社9階 大会議室(宮城県仙台市青葉区国分町3丁目1-18)

■内 容:●オイスカ10ヵ年計画など全体報告(専務理事 永石安明)
     ●宮城県支部支援先 タイ・ミャンマー・フィリピン報告 (専務理事 永石安明・啓発普及部 吉田)
     ●海岸林再生プロジェクトのいま(名取事務所統括 佐々木廣一・啓発普及部 吉田)

■お申込み:7月19日(金)までに専用フォームもしくはFAX( 03-3324-7111 )、e-mail( kaiganrin@oisca.org )からお申込みください。申込フォームなど詳しくは下記より。

 

ANA労連62名 作業レポート

2024年6月24日( カテゴリー: 現場レポート )

 吉田です。今回も地元助っ人が5人も来てくれました。海岸林熟練の林久美子さんが海外事業部に部長職で異動し、いきなり難易度の高いインドネシア、ウズベキスタン案件のど真ん中で即戦力として対応し、フィジー出張も目前。浅野さんと二人で切り盛りするシンドイ台所事情が続きます。名取海岸林の財産はセミプロリピーターの皆さん。腕利きの目は、多ければ多いほど安全と確実性につながりますから。どの企業・団体もリピーターが一定数います。この存在は本当に助かります。落ち着いて手本を見せてくれます。

 参加者の皆さんにはお伝えしましたが、私にとってANAさんは20年来のご縁。これまでの職歴で最もタフな仕事Best3のうち、2つでビックサポートをいただきました。ANA総研の季刊誌「ていくおふ」2016年144号に掲載いただきました(ネットでは公開されてないようです)。https://www.anahd.co.jp/group/ari/publishing/takeoff/index.html

 6月22日(土)、北海道、福岡、沖縄を含め、全国から62名が集まってくださり、大きく2チームに分けて作業に当たりました。先週の毛虫オンパレードの現場から1㎞南あたり、アースジェットの出番はほとんどない安心の場所。浜風もしっかりあって、仙台市内より2度も涼しい。2016年と2017年植栽地の葛刈りに専念。慣れるのに時間がかかるのは当然ですが、終盤の1時間は葛の見落としは一気に減り、仕事っぷりが豪快になり、大物の根の発見の声があちらこちらから聞こえました。計算を大きく上回る広範囲の仕事、面積にして約1.5ha(プロ野球のフィールド平均面積が約1.3ha),クロマツ4,950本を葛から守る仕事が出来ました。いつも今回はどの「ANAすか」メンバーが来てくれるのかな?と楽しみにしてますが、年代的に家庭でも忙しいはず。彼らには何度も言いましたが、ゆとりができたときに来ればいいんだよ、いつか・・・。今もそう思ってます。今回は(も)荻原秀年さんが総代表。リピート10回以上かと。Facebookでみんなに報告してくれるでしょう。

 今日も大過はなかったことでホッとしてますが、浅野さんとリピーターの1人が、後片付け中にいつもと違う症状の痒みを報告してくれました。開始直後すでに症状を感じ、17時には全身に発心が出て、熱も持ってると。かぶれる草があったのか?ダニか?・・・ANAの皆さんに異変がないか心配してます。森林整備は危険生物と隣り合わせです。騒ぎ過ぎてはいけないのですが、場所は特定できているので次の金曜日午前中調べます。

cf. 今日は「除草剤ない?」の声が飛び交ってました。100円ショップで買った除草剤を入れるスプレーが、たった4回目の使用ですべて壊れて、不便をかけました。皆さんが帰った後、「花王」製のタフそうなスプレーを買い占めました。まだ数が足らないので、来週もう一度買いに行きます。

 吉田です。巡視・実踏でやはり気になるのは作業のその後。出来栄えの確認です。いつも物凄く気になります。これまで10数年で、これはダメだ!出来が悪い!という記憶はありませんが。現場入りしてすぐ、翌日以降の下調べと併せて隈なく歩いてみました。(ちなみに6月2日のブログには、1年後の結果を書きました。1年で壊滅するのは困難ですが、徐々に尽きているという実感は、私や佐々木統括、林業会社のプロたちにはあります。)

 結論は極めて上出来でした。毛虫の残党は若干いましたが、葛の見落としがほとんどなく。カネボウ労連、化学総連、全積水グループ労連、京セラ労組と地元助っ人の皆さん、お見事!本当にありがとうございます。論より証拠で写真レポートします。

 この場所は、7月中にもう一度葛刈りに来ます。

 その後、佐々木統括と我々で広範囲に調べた結果、自己負担ではありますが抜本的毛虫駆除に踏み切ることにしました。緊急事態という認識です。やり方を勉強したいし、珍しく佐々木統括から「見に来な!」ニュアンスがあったし、私も急遽出張します。またブログに書きますね。

まずはBeforeを。

 次にAfter。1週間後の6月21日。

 吉田です。帰京後、名取事務所の佐々木統括から「現場をしっかり見た結果、再生の会を投入して週末までに薬剤散布して駆除する。市役所も承知済み」と電話がありました。去年よりも広範囲なのは確実。正解だと思います。私の滞在時間が限られていて、広範囲の踏査ができなかった分、再生の会がしっかり見てくれました。今週末のANA労連さん61名には、できるだけ葛に専念してもらいたいと思います。

 2020年も植栽後2年目のクロマツだけ、先端が枯れる「アカシンクイムシ」被害を受け、再生の会が剪定鋏で患部を切り落とし、焼却処分してくれました。去年も内陸防風林の一部で1本の松に30匹ぐらいマツカレハ毛虫がつく被害があり、再生の会で本格的に薬剤散布しました。きっと名取以外でもひどいことになっているでしょう。

 この3日、写真を撮る余裕が全くなく、化学総連・全積水労連さんがたくさん写真を提供くださりました。カネボウ労連・京セラ労組さんの分が少なくて申し訳ないですが、アーズジェット86本を空にしたあの3日の写真報告をします。

 13・14日は毛虫駆除中心。15日は葛刈り中心。

 カネボウ労組→全積水労連・化学総連→京セラ労組+地元リピーター182名の連携で1.75haをやり遂げました。必要な時にしっかりボランティアが来てくれる・・・こんなに愛情が注がれた森林もなかなかないでしょう。名取のクロマツは幸せ。きっと最強の海岸防災林になる。

 吉田です。351回目の名取出張。東京の自宅に帰る新幹線の車中、怒涛の3連戦を振り返っています。いろいろなことがありました。今回も怪我なく無事終わってホッとしています。今回は「毛虫!ブログ読んで!」と各事務局に事前アナウンスをしたので、少しは予習してくれた方がいたかな~?と思います。少しは・・・(笑)なぜ葛刈りするのか、どうやって作業するのか、事細かに繰り返し書いてきました。

 この3日間、カネボウ労連・化学総連・全積水グループ労連・京セラ労組+地元リピーターが182名、作業範囲はおよそ1.75ha(東京ドームグラウンド面積1.3ha)、約5,775本のクロマツの世話(①毛虫駆除1.75ha、②葛刈り0.75ha)をしていただきました。2017年植栽のクロマツ1本に5匹ほどのマツカレハ毛虫。単純計算でどんなに少なくとも28,875匹、一人150匹ほど殺した勘定です。化学総連・全積連は全体的にキャリアと高いリピート率があるので、葛刈りと毛虫駆除の二刀流。空っぽになった「アースジェット」(税込316円/本)は86本。カウンターで調べてみましたが、私は1分間で平均15匹を殺しました。

 現場に着いてすぐ、佐々木統括と毛虫について話し合い。マツ1本にせいぜい5・6匹ぐらいなら、強い殺虫剤ではなく、アースジェットで毎年徐々に殺していこうと決めました。去年は海岸林外の内陸防風林では30匹/本の異常発生。再生の会のプロに頼んで強い殺虫剤で駆除して枯死を免れました。ほかの生き物もたくさん殺してしまうので、あまり使いたくありません。ちなみに、ここでの森林害虫の主な被害は2020年のアカシンクイムシ(2019年植栽木の新芽が狙われ、剪定鋏で患部を切り落として回収焼却)、2023年のマツカレハ(化学総連・全積連100名とプロで対処)。これからは松くい虫病がいつ来てもおかしくありません。森林の権威の太田猛彦先生(東大名誉教授・オイスカ顧問)は「エボラ出血熱」に例えています。その場合は行政の出番です。

 前夜はなかなか眠れませんでした。ボランティア受け入れはすでに1万人以上、慣れてますが、何度やっても緊張します。初戦はカネボウ労連、女性が多く、ほぼ全員ここは初めての方・・・毛虫と戦ってもらうことをとても躊躇しました。こういう迷い、ときどきあります。でもいつも、いま最優先でやらねばならないのは何か?と考えます。いまのこの時期はマツカレハ(毛虫)退治。去年に続く大量発生。毒毛針がやたら風で飛散する毛虫ではないし、いま放置すれば葉を食べ尽くしてしまう。葉がなくなるということは、当然防風効果は落ちます。光合成の量が少なくなるわけですから、幹は太らず、根も伸びず、生長が極端に遅れた「もやし状」の林になります。酷ければ枯れます。見くびってはならないと思いました。昼からは浜風が吹くとの予報に従って、頑張ってやってもらおうと腹をくくりました。体験ではなく、戦力として受けるのがここの原則ですから。

 結果、お願いしてよかった!の一言に尽きます。人海戦術は無敵です。風上からのアースジェット一斉射撃は壮観でした。ホームセンターで連日大人買いして、レジのお母さんに「また?」と目で笑われ、恥ずかしかったけど・・・。化学総連・全積連の皆さんは、去年と同じ場所で同じ仕事となりましたが、森林保全に求められる粘り強さを感じてくれたと思います。葛刈りとの見事な二刀流でした。毛虫にばかり気を取られてしまいますが、葛にもしっかりダメージを与えました。「明るくなった!」の声がそこかしこから聞こえました。それでもまた発生してきます。この夏、毛虫がいなくなったころ、もう一度残党狩りします。

 個人的にはマツカレハの広域捜索方法も体得しました。きっと、全体のごく一部の局地発生だと思いますが、浅野さんと手分けし、毛虫捜索範囲を拡大して歩いて、来週末のANA労連、再来週末の公募日を迎えたいと思います。150人ぐらい来てくれると思います。葛がどこにあるかはよくわかっています。本当に皆さんありがとうございました。まだ、乗り切った感はありませんが、まずはお礼まで。私自身もいつも通り楽しんで仕事できました。

 明日は写真報告などをと思っています。

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