2012年6月1日

「富士山の森づくり」第2ステップへ 環境教育など森を守り活かす取り組みを実施

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  •  2007年より10年間の計画で活動を続けている「富士山の森づくり」は11年度までに植栽活動が終了し、12年度は次のステップへと動き始めました。具体的には、豊かな森を育むために、森を育て活用する中で多くの人が森に触れる活動を検討・実施しており、シカ害対策などの苗木の管理育成に加え、環境教育や啓発活動にも積極的に取り組んでいます。
     啓発活動では、これまでの5年間の活動をDVDにまとめた「富士山の森づくり~協働による100年の森づくり」が林野庁、国土緑化推進機構が後援する第2回森林環境教育映像祭の長編部門で銅賞を受賞しました。同映像祭は森・林・木や森林ボランティアに関わる教育、指導用教材の森林環境教育全般への普及、教材の充実・向上を目的として10年にスタートしたものです。受賞作品は、木材・合板博物館(東京都江東区)で随時視聴可能で、より多くの方に「富士山の森づくり」を知っていただける機会が増えました。
     また、本年6月1日には、一昨年、昨年に引き続き、地元山梨の甲府市立甲運小学校の3年生66名が校外学習でシカ害防止ネットの取り付けやネイチャーゲームなどを体験。さらに翌々週の10日には同校でフォローアップ授業を行い、富士山や国内外の森林の現状について理解を深めるプログラムを実施しました。今後も啓発普及活動を行ったり、プロジェクト地を活用してこの地に合った森の活用法を探るなどしながら、豊かな森林を育むべく取り組んでいきます。
     

    シカ害防止ネット付けの体験後に行われたフォローアップ授業

     
     
    第2回森林環境教育映像祭銅賞の賞状

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