スリランカ各地で甚大な被害をもたらした豪雨災害を受け、オイスカでは現地パートナーや学校と連携し、被災地域での支援活動を段階的に進めています。
オイスカが日頃からパートナーとして協働しているNYSC(国立青年サービス委員会)パンナラ農業研修センターでは、今回の豪雨により建物の屋根近くまで水に浸かるなど、壊滅的な被害を受けました。現在、オイスカの現地スタッフや研修生も参加し、センター敷地内に流れ込んだ土砂の撤去などのボランティア活動を行っています。あわせて、復旧に必要な資材の支援も実施しており、今後も継続的にボランティアが関わりながら、再建に向けた取り組みを進めていく予定です。
また、「子供の森」計画の参加校に対しては、被害を受けた家庭の子どもたちを対象に、浸水により使用できなくなった制服(生地)や学用品の支援をはじめ、学校施設等の復旧に必要な支援を段階的に開始しています。
洪水被害を受けた家庭の子どもたちに対して、学用品のセットとあわせて、洪水後に蚊が発生しやすくなり、デング熱などの感染症リスクが高まることを踏まえ、感染症予防のための蚊帳を手渡した(クルネーガラ県タルガムワ小学校)
制服用の生地や学用品のセットを寄贈(クルネーガラ県キトゥウェヘラ学校)
被災地では、生活再建や学びの環境を整えるため、引き続き支援が必要な状況が続いています。
オイスカでは、現在展開している冬募金を通じて、こうしたスリランカでの支援活動を継続していきたいと考えています。皆さまからお寄せいただいたご寄付は、被災した子どもやその家族への生活支援、学校や関連施設の復旧、必要な物資の提供など、現地のニーズに応じて大切に活用させていただきます。
厳しい状況の中にある子どもたちと地域が、一日でも早く日常を取り戻せるよう、引き続き、皆さまの温かいご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
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