コロナ禍以降、中止や延期が続いていた支部・推進協議会による海外視察ツアーが、23年度から全国的に再開。今夏も活発に開催され、会員を中心とする各視察団が、6ヵ国の現場を訪れました。
富山県支部は、8月19〜24日に「緑の植林協力隊2025」の取り組みとしてスリランカを訪問。01年より始まった協力隊派遣は今回で22回を数え、スリランカでの活動は10年ぶり2回目となりました。現地では、オイスカスリランカ総局のAMCKB・アラハコーン事務局長の案内で、研修センターや「子供の森」計画(以下、CFP)実施校での活動視察、植林を通じて各地で友好を深めました。
研修センターで記念植樹(富山県支部)
また8月26〜29 日、衆議院議員の谷公一氏、井上信二氏、瀬戸隆一氏が、フィリピンを訪問。アブラ州では、アブラ農林業研修センターの幅広い農業実習プログラムや、技能実習生として来日を目指す青年の事前研修の様子などを視察しました。次いでイロコス州では、マングローブ植林のプロジェクトサイトや、CFP参加校を訪問。子どもたちの植えたマホガニーが大きく生長し、校庭に涼しい木陰をもたらしている様子などから、植林や環境教育の成果を確認しました。さらに、各地で州知事や副知事、町長と面会したほか、マニラでは、遠藤和也駐比日本大使訪問やオイスカフィリピン総局メンバーとの懇親会も実施。ラファエル・ロティリヤ環境天然資源大臣を訪問した際には、オイスカ活動の継続と環境保全活動の重要性について意見交換しました。
FP実施校では熱烈な歓迎を受けた(オイスカ国会議連)
現場視察ツアースケジュール(7~9月実施分)