9月26日、タイ王国外務省にて、同省からオイスカタイランドへの寄附金贈呈式が行われ、50万バーツ(約230万円)が寄附されました。
今回の支援は、2027年にタイ日修好140周年を迎えるにあたり、その記念行事の一環として実施される「タイ王国チェンライ県 緑化再生およびコミュニティ開発プロジェクト」(以下、外務省支援プロジェクト)に対するもので、オイスカタイランドがその中心的な役割を担っています。
オイスカは、同地で過去20年以上にわたり森づくりを進めており、さらに24年にはクラウドファンディングで支援を募り、住民主体の水源林再生プロジェクトを立ち上げています。今回の外務省支援プロジェクトは、そうした活動をさらに発展させる形で実施され、2025年からの3年間で、合計4haの植林と、地域住民へのワークショップを中心とした啓発活動が進められる予定です。
式典には、シリラック外務省副事務次官をはじめとする多数のタイ王国外務省関係者、オイスカタイランドスタッフ、春日智実タイ駐在代表、また在タイ駐日大使館からも大鷹正人特命全権大使並びに大使館職員の方々が参加され盛大に催されました。シリラック副事務次官の挨拶では、これまでオイスカがタイ全土で長年にわたって活動を展開し日タイの友好に大きく貢献してきたことへの感謝と、本プロジェクトに対する期待の言葉が述べられました。
また、今回の寄附に加え、駐日タイ王国大使館からも同様のご支援をいただくことが決定しています。タイではこれまで、こうした支援の前例はありませんでしたが、日頃よりオイスカの活動に対し、ご理解をいただいているウィッチュ・ウェチャーチーワ現駐日大使を始め、タイ大使館やタイ外務省関係者の方々が関係各所へ働きかけをしてくださったことで実現しました。ご助力いただいた皆さまに感謝するとともに、今後もこうした繋がりを大切にしながら活動を続けてまいります。
右からラテンアメリカ担当長チャクラパン氏、東アジア局第4地域担当長ロムデジ氏、東アジア局次長ペンソム氏、副事務次官シリラック氏、アリ オイスカタイランド会長、大鷹日本大使、オイスカ春日タイ駐在代表、プラヤット オイスカタイランド事務局長