オイスカ法人会員であり、「富士山の森づくり」でも協働するKDDIの支援により、神奈川県真鶴町において森林保全活動がスタートしました。
同町の江戸時代初期から続くマツ林は、“魚つき保安林”として大切に守り育てられてきましたが、近年はマツクイムシの被害などで倒木が相次ぎ、整備・保全を強化する動きが高まっています。オイスカでは、KDDIが運営するクリック募金を通じての支援などにより、近隣住民の参加も得ながら森林保全推進のための体制づくりに取り組んでいます。
その一環として、8月には同社の協力により「SATCH VIEWER」アプリを活用した環境教育を実施しました。これは、森林に設置したマーカーというイラストにスマートフォン・タブレットのカメラをかざすと、森林の歴史や海との関わりなどが表示される仕組みです。24日に行われた「御林(おはやし)ウォーキング」では19名の親子らが参加。企業のサービスを活用して森林保全に取り組む、新しい協働のかたちです。