2月5日、フィリピンのルソン島北部にあるアブラ農林業研修センターでトラクターの寄贈式が行われ、日本から北海道支部の会員ら8名が参加しました。今回のトラクターの購入は、同センターのデルフィン・テソロ所長から、農業研修用に必要との話を聞いた北海道支部が会員に支援を呼びかけて資金を募ったことで実現したものです。また、長く同センターの支援を続けてきた関西支部のほか、宮城県支部も、センターの活動を応援しようと寄附を募り、合計449万円が集まりました。
寄贈式は、研修生や地元住民、小学生を含め100人以上が参加し、ダンスが披露されるなど賑やかに開催されました。式典の中で北海道支部の町村均副会長は、「トラクターは鉄の塊ですが、ここには私たちの気持ちが詰まっている。アブラの農業の発展に役立てていただきたい」と挨拶。またテソロ所長からは、「トラクターは研修生センターだけなく、地域の人と一緒に使っていく。みんながとても喜んでいる」と感謝の言葉が述べられました。
オイスカでは、支部と海外の現場の連携を強化し、相互に交流しながら国際協力が進められるよう取り組んでいきます。
贈られたトラクターとテソロ所長
寄贈式でテソロ所長にトラクターのレプリカキーを手渡す町村副会長