8月24日、日本訪問中の国連生物多様性条約事務局のアストリッド・ショーメイカー事務局長ほか2名がスケジュールの合間を縫い、オイスカ東京本部事務所に、中野理事長を表敬訪問されました。
オイスカと生物多様性条約事務局とは、2010年に愛知県名古屋市で開催されたCOP10会合において、生物多様性保全活動を実施する旨の覚書を締結して今日に至っています。オイスカは、「子供の森」計画と連動し、生物多様性条約事務局が推奨するグリーンウェイブ活動を展開し、毎年、多くの青少年らの参加を得て世界各地で郷土樹種を中心とした植林活動が実施されています。(2023年には10ヵ国、10,000人以上が参加)
会談の席上、オイスカは精神と物質が調和した社会を目指すことをビジョンとしていることを伝え、ショーメイカー事務局長より、60年以上前からそのようなコンセプトで活動を展開しているオイスカに対し高い評価を述べられました。
また、今年10月にコロンビアのカリで開催予定の生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)においては精神的な部分にもスポットを当てた会議とするため、オイスカのような精神性と実行力のある団体にぜひ参加して欲しいとの要請がありました。国連の高官が酷暑と多忙の中、わざわざオイスカ本部まで来られるという事自体、長年の活動を高く評価いただいている証であろうと拝察されます。