2022年12月5日

オイスカ・インターナショナル 国際理事会に162名が参加 国際協力の日のレセプションもにぎやかに ほか【オイスカ誌ニュース】

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  • ※オイスカ誌2022年12月号に掲載した国内ニュースをまとめてご紹介します


    オイスカ・インターナショナル
     国際理事会に162名が参加 国際協力の日のレセプションもにぎやかに

    オイスカ日本総局の国際理事である赤阪清隆・元国際連合事務局次長が、「危機に瀕した世界と国連」と題して特別講演を行った
    2022年は南西アジア各国、モンゴル、ウズベキスタン、東ティモールなど、国交樹立の交流記念年。来賓代表としてイリディオ・シメネス・ダ・コスタ東ティモール大使(左)よりご挨拶をいただいた

     10月4日、オイスカ・インターナショナルの国際理事会が衆議院第一議員会館国際会議室にて開催されました。対面形式での実施は3年ぶりとなり、4ヵ国・地域から23名の国際理事関係者が来日し、オンライン参加を含めると計13の国と地域から計162名が参加しました。

     会議の冒頭、オイスカ国際活動促進国会議員連盟会長の石破茂衆議院議員が歓迎の挨拶を述べ、その後、2019年に総裁を継承した中野悦子総裁が、所信として、「このような不安定な時代だからこそ、各国各地域が自給自営する力を持てるよう、持続可能な産業支援を引き続き行っていくこと」「同じ志を持つ仲間たちが国を越えて、各々が補完し合い、協力することで調和のとれた世界を築いていくこと」の重要性を訴えました。

     会議では、新支局の承認や各国の活動事例報告などが行われ、同日夜は在京の外交官やオイスカ会員も集い、「国際協力の日」のレセプションを開催。新総裁と来日した国際理事を紹介し、オイスカ60年の歴史を振り返りながら、これからの国際協力活動のさらなる発展へ向け、多くの国との相互交流を深めました。

    富山県支部
    「海岸林再生プロジェクト」でボランティア クロマツの順調な成長を確認

    クズの刈り取り作業

     9月23・24日、富山県支部は久和進会長をはじめ、会員ら15名が参加し、「海岸林再生プロジェクト」でのボランティアを行いました。小雨が降ったりやんだりする中での活動となりましたが、植栽地に繁茂するクズの刈り取りを中心に作業が進められ、地中深くにまで伸びている根を熱心掘り起こす姿が見られました。また、過去に植樹祭に参加したことがあるメンバーらは、自分たちが植えたエリアのクロマツが大きく育っている様子を目の当たりにし、感激した様子でした。

     支部が企画する海外植林ボランティアへの参加が楽しみでオイスカに入会したという参加者からは、「いつ再開できるのか」といった声が聞かれた一方、「海外ボランティアは、体力的にも経済的にも負担が大きいが、国内なら気軽に参加できる」との感想も聞かれました。

     一行は作業を終えると、名取市震災復興伝承館を見学。震災当時からこれまでの地域の復興の歩みを知るとともに防災への学びを深め、バスで帰路につきました。

    愛知県支部
     オイスカデー2022を盛大に挙行 推進協議会の設立宣言も

    記念講演には渡辺利夫オイスカ会長が登壇し、「本を忘れず、末を乱さず」をテーマに、台湾を築いた明治の日本人の生き様から学ぶ重要性が語られた

    オイスカ愛知県支部は、10月11日、「オイスカデー2022」を名古屋市内の栄ガスホールで開催。大村秀章愛知県知事をはじめ、近隣県の支部会員も含めた130人ほどが参集しました。

     式典では入会から10年の節目となる継続会員の表彰を実施。50年目となる7名を含む50名が対象となり、代表して神野重行氏が中野悦子理事長より表彰状を受け取りました。続いて、オイスカの支援組織となる名古屋西推進協議会および知立推進協議会、また名古屋の4つの推進協議会をまとめる名古屋地区協議会の設立が宣言されました。今後、都市部の若い世代の理解と協力が得られるよう活動を進めていく予定です。

     また、支部の有志で募ったウクライナ支援募金76万円が贈呈され、オイスカ開発教育専門学校で受け入れているウクライナ避難民学生の教育支援に充てられることになりました。

     コロナ禍で3年見送っていた行事が再開でき、盛大な催しとなりました。

    朝倉推進協議会
    「朝倉の未来をつなぐ環境フォーラム」で ふるさとの未来のための活動を共有

    パネルディスカッションでは、「同世代の取り組みを知り、刺激になった」、「意識を持ち続けることが大切。必ず(よい未来に)変えていけると思った」といった声が聞かれた

    10月21日(金)、福岡県立朝倉東高校にて、「朝倉の未来をつなぐ環境フォーラム」が開催されました。これは、青少年による自然を守り育くむ場づくりを目指す「グリーンウェイブ朝倉水源の森実行委員会」が活動10周年を記念し、朝倉東高校とオイスカとの共催で開催したもので、同校の文化祭の一部として行われました。

     全校生徒のほか、オイスカ西日本研修センターの研修生、西日本支部の瓜生道明会長、また同市内の朝倉高校、朝倉光陽高校からも代表生徒が集まるなど、約600名が参加。国連生物多様性条約事務局のムレマ事務局長からも激励のメッセージが寄せられ、オイスカからは「子供の森」計画の活動を紹介しました。パネルディスカッションでは、3校の代表が各校の環境保全活動や、地域のために取り組みたいことを発表。自然環境を未来につなぐ活動宣言が林裕二市長に手渡され、持続可能な社会を未来につなぐため、地域と手を取り合い行動していくことを誓いました。

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