1999年に国連が認定した「国連ウェーサクの日祝祭」の国際イベントが、5月にスリランカで開催されました。「ウェーサクの日」は5月の満月の日を指し、ブッダの誕生から入滅を祝う神聖な日とされており、国際イベントは毎年仏教国の持ち回りで行われるものです。
オイスカではスリランカ総局が主催し、イベント期間中の5月11 日、開催地の一つとなったケーガッラ県の寺院で、清掃活動を行いました。呼びかけに応じ、「子供の森」計画に参加している学校の子どもたちや現地支援組織である「TOMO CLUB」のメンバー、地域住民、OBなど150名以上が集まりました。ウェーサクの日を祝おうと国内外から仏教徒を中心に多くの人々が集う中、大きな袋を手に飲食後のゴミ拾いを行いました。子どもたちの熱心な取り組みを目にした一般のイベント参加者が、お菓子や飲み物を差し入れてくれる姿が見られ、飛び入りで活動の輪に加わる人たちも現れました。
回収したゴミはトラック2台分にもなり、達成感に満ちた表情の子どもたちからは「私たちの行動で、少しでも環境の美化や保全に関心を持つ人が増えたらうれしい」との声が聞かれました。
「子供の森」計画を中心にしながら、子どもたちがさまざまな行動を通じ、社会にメッセージを発信する取り組みを今後も展開していきたいと、意欲を語る同総局の活動に期待が寄せられています。