オイスカはインドネシア中部ジャワ州の西部に位置するブレベス県で、新たにマングローブ植林事業を開始しました。同県からは同州東部にあるオイスカのカランガニアル研修センターに短期農業研修生を受け入れるなどのつながりがありましたが植林は初めてのことです。マングローブを中心としたエコツーリズムによる沿岸域の振興を計画する同県からは、周辺自治体でマングローブ植林の実績を持つオイスカに強い期待が寄せられていました。
一方、日本では㈱東芝より植林事業への支援の申し出があり、現地のニーズと一致したブレベス県において、2014年10月から3年間の協働プロジェクトとして、マングローブ植林を実施する運びとなりました。
11月には、同社のCSR担当者がインドネシアを訪れ、オイスカの駐在員や現地スタッフと打ち合わせが行われました。ジャカルタにある同社の現地法人の関係者も参加し、従業員が植林に参加できるかたちでのプロジェクト実施について調整がなされました。多くの従業員の参加により、同地の人々へも大きなインパクトを与え、活動の意義が深く認識されることが見込まれます。
現在、ブレベス県からは、2千ha以上のマングローブ植林が必要との要望が寄せられています。 関係各所との協働・支援をあおぎながら、少しずつ着実に、インドネシアでのマングローブ植林は広がっています。