南太平洋の島国トンガで、研修生OBが活躍しています。1986年に西日本研修センターで学んだセプロニ氏は、帰国後に高校で農業を教える中で果樹を植えました。当時の生徒たちと植えた木は豊かな実りを見せ、代々の在校生が恩恵を受けています。現在は小学校の校長として、オイスカの「土から離れない」精神を伝えています。 2010年に四国研修センターで2ヵ月間の研修を受けたフィナウさんは、農業省職員として女性グループや学校を対象に有機農業などを指導。「ゴミの分別など、環境を守りながら生活する日本人から多くを学んだ」と語り、その学びを広めるべく活動中です。 現在、トンガにはオイスカの拠点やプロジェクトはありません。このたびのフォローアップは、フィジーの日本人駐在員が「子供の森」計画の実施の可能性を視野に入れ行ったもので、研修生OBが日本で学んだことを活かし、自分たちにできる取り組みを続けていることが確認されました。
オイスカの人材育成の成果は、世界に広がっています。