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海外ニュース
6月28日、デダイのチャウンビャー村、シングー村、テーコンカレー村、オウンピン村の計9名に対し、現地のミャンマー農林業研修センターで調達した種籾合計31バスケット(約561kg)を配布しました。この9名には、モデル農家としてオイスカがミャンマー農林業研修センターで開発した独自の品種であるオイスカ種の試験栽培に取り組んでもらい、今後の普及の可能性を模索していきます。
翌29日、デダイのタンペッ村の68の農家に対し、1農家5バスケット、合計340バスケット(約7140kg)の種籾を配布しました。配布した種籾は同村内で確保したローカル品種2種類(ベージャおよびタウンビャン)で、ともに高品質に属し、デダイの住民の多くがサイクロン発生前から栽培していたものです。農民への調査でもこの2種を希望する声が多く、オイスカでは今後もこの2種類を中心に種籾の確保と配布を進めていきます。同日、デダイの海岸部に位置するジュンピン村、オッオーラン村で、緊急支援として米・ヒヨコマメ・ニンニク・飲料水・野菜のセットを360世帯に配布しました。これらの村では今回が2回目の配布となりました。 また、30日にはデダイのチョンチン村で45の農家に対して、1農家あたり5バスケット、計225バスケット(約 4725kg)の種籾を配布しました。今回の配布も、同じ村内で種籾の入手ができました。種籾の不足により、現在ミャンマーでは種籾の値段が高騰していますが、同じ村でも被害を免れた種籾をこれまでと同額程度の値段で提供してもらい、種籾を失った農家に配布するというやり方で、日々種籾の確保と配布を進めています。同日、デダイのシャンズゥ村、タムッ村で合わせて268世帯に、米・ヒヨコマメ・ニンニクのセットを緊急支援として配布しました。