ミャンマーサイクロン災害に対する緊急支援として、6月1日~3日の3日間で、664世帯に緊急支援物資を配布しました。配布された物資は米・油・ロウソク・ライター・衣類・飲料水のセットです。
1日、デダイのジョンダー村とアウンテー村で合わせて129世帯に物資の配布を行いました。107世帯のうち、住民の7割が農業従事者というジョンダー村では79名がサイクロンの犠牲になりました。犠牲者の大半は、家と離れた場所にある田んぼの傍らに設けた小屋で寝泊りしていた農民です。狭い川に挟まれたこの地域は大きな家以外、ほとんどの家が崩れ、家を失った人々は拾い集めた材料で小屋を建ててなんとか生活をしている状況です。
2日には、デダイのジュンピン村とアンノーラン村で306世帯に対して配布を行いました。海に面するこれらの村は漁業従事者が多く、普段生活する海岸近くの小屋は7割近くが流されたとのことですが、海の異変を感じた彼らは小高い村に非難していたということです。
3日、デダイのタウンダン村では229世帯に物資の配布を行いました。この村では、981名のうち30名の村民が亡くなり、水牛や牛の4割を失いました。災害後、同村では小学校の校長が中心となって8名からなるボランティアグループを立ち上げ、支援が届きにくい同村民のために、支援が届く場所まで出向き物資を集めてくるなど、村人同士が助け合って生活しています。