2011年11月28日

海岸林再生に向けて 「林業種苗生産事業者講習会」被災地住民らが受講」

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    講習修了証を手に

     2011年11月28日、宮城県林業技術総合センターで「平成23年度林業種苗生産事業者講習会」が開催され、今後、苗木生産に従事する被災地住民ら10名が参加しました。講習会では、同センター上席主任研究員・今野幸則氏が「種苗の産地および系統に関する事項」「種苗の生産技術に関する事項」を、宮城県農林水産部森林整備課森林育成班技師・源後睦美氏が「種苗に関する法令」を講義。「樹木はほかの植物などと異なり、成長の結果が判断できるまで最低10年の時間がかかる」といった内容はこれまで農業に従事してきた参加者にとって大変興味深く、「個人が勝手に採種から育苗まで行うことの問題点が、よく分かった」といった声も聞かれました。事業に必要な手続きに関しても説明がなされ、また、被災した海岸に植えられる松くい虫抵抗性クロマツの母樹林での講義もあり、参加者からの質問は細部にわたりました。 

     「今回の講習会はオイスカの働きかけがきっかけとなって開催されたと思う」との声もいただきました。海岸林の再生に向け、 一歩ずつ歩を進めていきます。

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