2020年11月8日、コロナ禍が続き、海外ツアーの多くが中止となる中、タイ南部のラノーン県で進むマングローブ植林プロジェクトでは、国内完結型の植林ツアーの受け入れを行いました。
参加したのは、東京海上グループのタイ国東京海上生命保険㈱の社員ら約20名。長く続いた移動制限が解除され、バンコクからラノーン県に移動しての活動が実現できました。活動地周辺では、多くの住民が魚介類を販売して生計を立てていますが、コロナ禍で観光客が減少。レストランなどの販売先も減り、地域経済に大きな影響が出ています。そうした中、たくさんのボランティアが活動地を訪れたことは、地域住民、特に植林グループメンバーにとって、非常に大きな励みとなりました。
東京海上グループでは、1999年以降、日本に本社を置く東京海上日動火災保険㈱が、マングローブ植林プロジェクト支援を継続してくださっています。今回のツアーは、そうした支援とは別に、タイ国東京海上生命保険㈱独自の社会貢献活動でのプロジェクト支援の一環として行われたものです。海外事業部の長宏行調査研究担当部長は、 「国をまたいだ移動が困難な状況が続く中、国内完結型のツアーやプロジェクト支援を増やしていくことで、コロナ禍で収入が減った地域住民への、植林作業などの労働提供を通じた経済的支援にもつなげていきたい」と、新たな動きに期待を寄せています。