2019年5月30日

中部日本研修センター/西日本研修センター多様なプログラムを提供し 地元企業の新入社員研修を実施

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  • 農業体験(中部日本研修センター)

     4月5〜10日、中部日本研修センターで第103期国際青年養成講座が開かれ、法人会員企業など5社から39名の新入社員が参加しました。社会人に求められる基本的なルールやマナーを身につけるための座学、訓練のほか、農業実習や海外研修生との交流など、オイスカならではのプログラムで協調性や国際感覚を養うことを目指すものです。

     参加者からは「規律訓練がたいへんだったが、宗教や国籍が違うさまざまな人がいるオイスカの研修センターで、共同生活が成り立つのは規律があり、みんながそれを守っているからだと分かり、規律の大切さを学ぶことができた」といった感想や「上司からの指示に対し、〝質問〞はなくても本当に自分の理解が正しいのかを〝確認〞することで、相手に安心感を与えることができ、仕事のミスも減るといったコミュニケーションの方法は仕事で活かしていきたい」といった声が多く聞かれました。そして、農業実習や生命の循環学習として行うニワトリの解体は、多くの参加者が初めて体験するもので「ニワトリをさばいて、生まれてくるはずだった卵がたくさん出てきた時、私たちが食べているものは何かが犠牲になっているものだと知った」「ニンジンの種まきをしたが、ニンジン1本育てるだけでもこんなにも手間がかかり体力が必要だと知った。生産者に感謝したい」といった声からは、当たり前のことに目を向け、気付きを得ている様子がうかがえました。

    研修生との交流も貴重な体験(西日本研修センター)

     また、西日本研修センター(以下、センター)でも福岡県内にある室町ケミカル㈱から新入社員研修を受託し17〜20日にかけて、12名を受け入れました。センターでは、年間を通じて法人会員企業などの要請を受け、社員らの体験研修を実施しているものの、新入社員に限定した4日間にわたる研修は同社の研修のみ。この研修は、同社の役員が約40年前にセンターでの社員訓練に参加した経験があることから相談があり、4年前から実施しているものです。

     社員にとって、海外研修生との共同生活は慣れないながらも、学びの多い体験であり、4月上旬に入国したばかりの研修生にとっても、日本の青年から多くの刺激を受ける体験となっています。
     
     海外青年の人材育成の場として、50年以上前から活動している国内研修センター。昨今は、その施設やこれまでの研修ノウハウを活かし、日本人青年の育成の場としても期待が寄せられています。

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