心強い支援者 化学総連

2014年5月21日( カテゴリー: お助け隊員の声 )

長くオイスカの活動をご支援くださっている化学総連の皆さんが
先週末、ボランティア活動に参加してくださいました。
事務局次長の木村さんがレポートをお寄せくださいました。

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2014年5月16日(金)から17日(土)にかけて、
海岸林再生プロジェクトのお手伝いという事で、名取にお邪魔して参りました。
加盟組織15単組、また同じ化学の産別で、今後海岸林プロジェクトへの支援を
検討されているJEC連合様から先遣隊として2名、計55名での参加となりました。

私共の組織の中で、オイスカ様の活動については色々な場でご紹介をしてきましたが、
ほとんどの参加者は現地を自分の目で見るのも、作業に参加するのも初めてという事で、
色々貴重な経験をさせて頂いたと思います。

1日目、仙台空港にてオイスカの吉田様と合流し、まず育苗場の前に被災遺構、
防潮堤、植栽現場の視察ツアーをさせて頂きました。
吉田様の説明に皆さん、真剣な表情で耳を傾けておりました。

育苗場に到着後はグループに分かれ、IMG_1408
①クロマツ苗の計数
②クロマツ育苗場周りの除草
③広葉樹の苗の根切り、葉切り、選別し仮植、移植と新たに苗を育てるための畝づくりを行いました。
午前中の雨が嘘のような晴れ模様でしたが、
台風並みの強風、そして名物(?) の砂嵐に見舞われ、皆さん目をショボショボさせ
「ゴーグル要るんならちゃんと案内しといてよ~」とぼやきながらも和やかに作業していました。
畝づくりでは、鍬を持つ年季の違いが一目で分かります。
慣れた方は程々の深さでスムーズに道を作りますが、
一方では深く掘り過ぎ「川でも引くんか~?」などからかわれている方もいました。
IMG_1449
2日目は防潮堤前に繰り出して、植樹祭の準備と広葉樹の植え付けに従事しました。広葉樹植え付けのための穴掘りを440穴、鍬とスコップを用いて行いました。場所によっては運ばれた土に大きな石がゴロゴロ入っており、手にマメを作る方がいるほど。
翌日はキンニクツウ!
また植樹祭の準備として、植栽ポイントにマーカーとして割り箸を指すのですが、よりよい条件の場所に移すため一旦全部引き抜き、別の場所に指し直す作業にあたりました。
 

2日間の作業に従事させて頂き、素人集団の私共でしたが、
少しはプロジェクトのお手伝いになれたのでしたら幸いです。

化学総連はオイスカの海外も含めた植林活動に、
震災以前から寄付での支援を行ってきましたが、
震災発生を機に、身近な地で起こった惨状を目にしたことで、
是非現地に赴き体を使って支援したいという声が組織内から挙がっておりました。

IMG_1437
このような形で引き続き、支援をさせて頂ければと思いますが、作業にあたる一方、被災や復興の状況について少しでも多くの方が自分の目で見聞きし、その経験をまた皆さんに伝えて頂く事に、活動の価値があると考えております。
そういった目的上、リピーターだけでなく新規のボランティアが今後も多く参加する事になるかもしれませんが、引き続き宜しくお願い致します。

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