ニコングループの社員さんがいない「ボランティアの日」は、この2年一度もありません。
ニコンさんの立場は、会社はいわば「告知役」。
参加する社員をサポートすることに徹します。
「我々は地味ですが…」とよく社員さんが言います。
ご参加いただく企業が数多ある中、最も社員の自主性を追求していると見えます。
したがって、皆さんは「各自で」申し込み。
なかには、会社に届けを出さず、普通の休みとして来る人も。
とにかく、筋金入りのリピーターが多い。
リピーターが多いということは、現場では全体のことを考えてくれて、
声掛けから、目配せ、見本、手本を示してくれる「班長」。
説明は堂々たるもの。
毎年、仙台駅の改札前で写真展をやりますが、お客さんに自分から声をかけ、
まったくフォローなしで説明出来る方が何人もいます。
これは見事でした。
この2年、団体参加(ボランティアの日以外の活動)は2度。
時々、社内に投網をかけてくれるから、着実に輪が広がる。
リピーターの中には、宮城県内に限らず、首都圏にお住いの方もいます。
いつか、2021年以降「名取市海岸林を守る会」の中核になる人もいるだろうな。
名取市民に限定されることもないし。
会社は上げ膳据え膳しない。社員もそれを求めない。
これらニコンの皆さんの様子をみると「社風」のようなものを感じます。