実施日:2026年6月26日(金)
実施団体:ロクシタンジャポン株式会社
活動:「富士山の森づくり」に関する講義、活動地見学、木育についての講義、リングツリー制作体験
*雨天により活動地での作業中止のため
「富士山の森づくり」推進協議会の参画メンバーとして、これまで協議会主催のボランティア活動に参加されていたロクシタンジャポン株式会社が、初めて単独で実施する活動となりました。関東圏を中心に92名の社員の皆様にご参加いただき、大規模な活動となりました。
当日は現場での育林作業(獣害対策ネットの補修や除伐等)を予定していましたが、あいにくの雨天により、プログラム内容を変更しました。ふじてんスノーリゾートのレストランスペースをお借りし、屋内で実施可能なプログラムを通じて、森づくりや環境保全について学んでいただく機会としました。
開会式では、活動地の所有者である山梨県より、山梨県富士・東部林務環境事務所 県有林課 副主幹 巣山様によるご挨拶から始まりました。「本活動に関心を持っていただいていることに感謝しております。本日、現場での作業はできませんが、講義等を通して、この森がどのような課題を抱え、再生しているのかを知っていただければと思います。今日の機会が、森づくりへの理解を深める一歩として、また皆様の日々の企業活動に新たな気づきや前向きなエネルギーをもたらすきっかけとなることを願っております。」とご挨拶をいただきました。
その後、開会の挨拶の後、ロクシタンジャポン株式会社 サステナビリティ推進室 室長 伊豆井様より、
「ロクシタンでは、社会貢献活動の軸のひとつとして“植物の多様性を保護する”を掲げています。自然の恵みを受けて、製品を作り、その製品通じて、自然を守ることの大切を多くのお客様に届けていますが、気候変動の変化が起こっているなか、この先も美しい地球で住み続けられるようにとの思いから社会貢献活動を実施しています。
グローバルでも様々な活動をしておりますが、日本では、植樹や育林活動を実施しています。木を植えれば森が再生するかというと、そうではありません。人の手が関わり、ケアすることで森が再生します。この活動では、オイスカさんが育林活動を実施されており、ロクシタンはそのパートナーとして活動を支援しています。 本日は、実際の育林作業はできませんが、講義やワークショップを通して、学んだ知識をもとに普段の行動から社会貢献や環境保護に活かしてほしいと思います」とのお言葉がありました。
開会式後、参加者は中型バスに乗り込み、バスの社内から活動地の様子を視察いただきました。引き続き雨が続く状況ではありましたが、活動地に向かう途中には車窓から、切り出された木材が積み上げられていたり、皆伐されている場所の様子も見ることができ、富士山の中には人工林もあり、木材生産が行われている様子を見ていただくことができました。「富士山の森づくり」のプロジェクトが始まったころには、今のように国産材が積極的に使われておらず、林業の様子をみることは少なかったこと(今は、国産材の活用への理解も進んできた)なども活動の一つの成果として、お伝えしました。
プロジェクト地では植栽木の1本1本をネットで囲い、シカの食害から守っている様子を説明し、現在行っているネットのメンテナンス作業の重要性を理解いただきました。
参加者からは「富士山で植えている木はどのような種類なのか」「富士山にはどんな動物がすんでいますか?」など様々な質問が出ていました。
その後、ふじてんスノーリゾートに戻り、オイスカ山梨県支部 菅原事務局長より日本の森づくりと「富士山の森づくり」に関する講義を行いました。豊かな森を目指し、多くの方の協力を得て、この活動が続いていること、木は植えて終わりではなく、見守り、育てることが大切であることを伝えました。参加者は、講義の間も積極的に質問をしたり、真剣に頷きながら講義を聞く姿勢があり、森づくりや環境保全への関心の高さがうかがえました。
講義後、昼食を挟んで、リングツリーの制作体験を実施しました。これは、国産材を使用して制作したノベルティに各自でデコレーションを施すワークショップです。単にワークショップを体験するだけでなく、「植えて、育てて、伐って、使う」という森林の循環を取り戻すことの大切さを知っていただき、日本の森や地域(産業)を元気にする森づくりに取り組む大切さを理解いただきました。また幼少期から木材や木製品とのふれあいを通じて、木への親しみや木の文化への理解を深めてもらう活動、「木育」の大切さを体験いただく機会となりました。
閉会式では、オイスカ山梨県支部の田中会長より、「日本の唯一の資源である木材を大切にしながら、今後も楽しく活動に関わっていただけたらと思います。日々の暮らしの中での何気ない選択や行動、その一つひとつに込められた皆様の想いが、社会をより良い方向へ導き、環境保全にもつながっていくのだと思います。来年もまた皆さんにお会いできることを楽しみにしています。」と締めくくりました。
今回は天候の影響により、実際の育林作業を実施できなかったことは大変残念でしたが、ロクシタン様にご支援いただいている「富士山の森づくり」活動や、日本の森が抱える課題、そして森を育てることの大切さについて、参加者の皆様に深く理解いただく貴重な機会となりました。参加者の方からは、「育林活動をしたかった!」との声が多数あがっているとのこと。今回育まれた森への関心や想いをじっくり温めていただき、来年こそは、作業を実施いただけることを願っています。
ロクシタンの皆様、本当にありがとうございました!
来年も現場でお待ちしております。