2022年6月1日

中部日本研修センター センター施設が若者の研修の場に 法人会員企業の新入社員 16 名も参加 ほか【オイスカ誌ニュース】

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  • ※オイスカ誌2022年6月号に掲載した国内ニュースをまとめてご紹介します


    中部日本研修センター
     センター施設が若者の研修の場に 法人会員企業の新入社員16名も参加

     中部日本研修センター(以下、センター)では、3月26・27日、 修養団(以下SYD)が主催するリーダー研修の実施に協力し、大学生を中心とする若者15名を受け入れました。青少年の育成に力を入れるSYDでは、小学生を対象とした野外活動なども行っており、今回の研修はそうした行事で子どもたちの指導係を担う、リーダーの育成を目的としたものです。センターでは、昨年度より、SYDと連携してイベントや研修を開催、施設や農場を学びの場として提供しています。

     また、4月4〜9日には、豊田市内の会員企業から16名を受け入れて新入社員研修を開催しました。これは、コロナ禍前までは国際青年養成講座の名称で行われていた研修で、当時は複数の会員企業の新入社員のほか、オイスカの国際協力ボランティア参加者などの青年たちを対象としていました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大後は開催が困難となり、2020年は中止、21年からは1社の社員のみの受け入れにとどまっています。

     センターでは約2年にわたり、新規研修生の受け入れができずにいましたが、今年度は5ヵ国から6名が研修する予定です。こうした研修生との交流など、オイスカならではの企画も盛り込んだ各種研修プログラムの充実が期待されています。

    多くの参加者が印象的だったと語るトイレ掃除実習(新入社員研修)
    野外実習(リーダー研修)の様子

    愛知県支部
     名古屋東推進協議会が発足 愛知県内の支援組織は14に

     4月4日、名古屋市内のホテルにて、オイスカ名古屋東推進協議会の発会式が開催されました。愛知県支部では、1993年の発足から名古屋市内に事務所を置いて活動を続けてきましたが、2004年に豊田市にある中部日本研修センター(以下、センター)内に移転。それ以降、支部の取り組みはセンター支援を中心としたものとなり、主な活動拠点も豊田市をはじめとする三河地区に集中するようになってきました。そうした中、支部では名古屋地区でも、オイスカ活動を広げるための取り組みに力を入れようと、4つの推進協議会(以下、推協)の立ち上げを目標に掲げ、昨年度までに名古屋南、名古屋北の2推協が発足。名古屋東推協は、同地区で3つ目の推協となりました。

     発会式当日は同推協のメンバーら25名が参加したほか、支部や県内の推協役員らも出席し、 発会を祝いました。初代会長には名古屋守山ロータリークラブ会長の馬渕雅宣氏が就任し、「これまで三河地区に任せきりだったオイスカ活動を、ここにいるメンバーらと共に、名古屋地区で盛り立てていきたい」と力強い抱負を述べました。

     支部がセンターと連携しながら愛知県全体に取り組みを広げていくことが期待されています。

    中讃推進協議会・四国研修センター
     丸亀お城まつりに出店 研修生のイベント参加は来日後初

    カレー販売を手伝う研修生

     5月3・4日に香川県丸亀市で開催された丸亀お城まつりに中讃推進協議会(中野百合子会長)が出店、四国研修センターで作ったエスニックカレー約500食を販売しました。3日にはセンターで基礎研修を修了したばかりの技能実習生4名が、また、4日には地域開発コースと家政コースの研修生9名が民族衣装で参加し、オイスカの活動をアピールしました。

    夏野菜の管理も本格的にスタート

     両日とも天候に恵まれ、また3年ぶりの開催ということもあり、多くの来場者でにぎわいました。研修生は、来日から間もないため、日本語での会話は不自由ながら、「おいしいカレー、いかがですか」などとカレーの販売を積極的に手伝ったほか、研修生の国を訪問したことがあるという来場者から声をかけられる場面もあり、日本人との交流を深めるよい機会となりました。また、スパイスが効いたオリジナルカレーは、昼食の時間には列ができるほど人気で、中には、カレーを持ち帰りたいと、自宅から鍋を持参する人の姿も見られました。

     来日後初となるイベントへの参加を終えた研修生には連帯感も生まれ、ゴールデンウィークの連休明けからは本格的な研修に臨んでいます。

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