2014年7月31日

ミャンマー農林業研修センター 研修センターにトラクター寄贈 地域の農業発展の一助に

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  • 寄贈されたトラクター。
    研修にもますます力が入る

    西日本支部賛助会員の坂本進氏(福岡県)より寄贈された乗用トラクター1台が、ミャンマー農林業研修センター(以下、センター)で活躍しています。現地には3月に到着、輸送費用は坂本氏および(特活)日本中央アジア友好協会に支援いただきました。このたびの寄贈は、氏が経営する農業機械整備工場に西日本研修センターのミャンマー研修生を短期で受け入れたご縁から、2011年に行われたセンター設立15周年記念式典に氏が参加したことがきっかけとなりました。
    ミャンマー中央部の乾燥地帯にセンターが開設されたのは1997年。以来、稲作を中心とした有機農業の普及と人材育成に取り組み、植林などを通じ自然と共存しながら地域開発を行っています。氏が訪れたころには開設当初に購入した機材の老朽化が進んでいました。それらの中に唯一保有していたトラクターがあり、農業実習に必要不可欠であったにもかかわらず故障などが頻発し研修に支障が生じていました。また、現在同国の農村地域で営まれる農業のほとんどは機械に頼らず行われていますが、将来的にはセンター周辺でも機械化が進むことが予想されます。そういった国内事情やセンターにおけるトラクターの必要性をご理解いただいた氏の厚意により、寄贈の運びとなりました。
    今後はセンター管理の下、地域住民への貸し出しも含め、現地の農業の発展のために活用されていく予定です。

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