2019年1月7日

フィジー政府との協約を更新 活動のより一層の活性に向けて

  • 海外ニュース
  • 協約書を手にする中野副総裁(左)、マタイトガ大使
    センターで液肥づくりを学ぶ研修生

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     オイスカは1991年よりフィジー政府青年スポーツ省との協約により、同省が運営する国立青年研修センターを拠点に、農業研修を実施してきました。これまで600名以上の若者が研修を修了し、その中から100名以上が訪日研修に参加。帰国後は村のリーダーとなるなど、同国内の農業、観光、教育などさまざまな分野で活躍しています。2018年1月からは農業研修期間が半年から1年となり、より充実した研修が可能となりました。また環境保全活動として、93年からはマングローブ植林活動、03年にはサンゴ礁保全活動をスタート。地域住民やリゾートホテル、公的機関との連携・協働により、プロジェクトの持続性を高める取り組みを行っています。

     協約では、農業研修を担うオイスカの役割が明記されているほか、環境教育や保全活動の機会を研修生や地域住民などに提供することがうたわれており、現地の人々の環境に対する理解を促す役割が期待されています。

     今回更新時期を迎え、18年10月29日、オイスカ・インターナショナルの中野悦子副総裁とオイスカとイシケリ・ウルイナイライ・マタイトガ特命全権大使が、在日フィジー大使館で調印を交わしました。マタイトガ大使より、両国の若者の農業離れが懸念されている中で、オイスカの青年層に向けた研修実施の謝意が述べられ、オイスカが現地で活動することの重要性をあらためて認識する機会となりました。

    アーカイブ