2009年10月12日

オイスカ四国研修センター アフガンの省庁職員らに短期研修

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    高知県馬路村で「ごっくん馬路村」の材料となるゆずの出荷風景を視察
    高知県馬路村で「ごっくん馬路村」の材料となるゆずの出荷風景を視察

     オイスカ四国研修センターでは、10月12~23日、アフガニスタンの男性10名と女性4名に、約2週間の研修を行いました。本研修は、 国際協力機構(JICA)の青年研修事業をオイスカが受託し実施したもので、来日した研修生は、農村復興開発省、女性課題省など4省庁の20~30代の若い職員です。

     20年以上に及ぶ内戦により、経済社会基盤が崩壊し復興が始まったばかりの同国では、深刻な干ばつで農業が影響を受け、特に農村部で貧困が深刻化しています。そこで本研修では日本の戦後復興や生活改善運動をはじめ、日本の諸制度、地域資源の活用方法について学べるように企画し、JA香川、高松市中央卸売市場、宍喰温泉などの道の駅、高松友の会(女性団体)を視察。香川県の㈱イナダ、亀井戸水神市場、徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」、高知県馬路村の「ゆずドリンク」の各リーダーから熱いメッセージをいただき、知識を得ただけではなく、情熱を共有することができました。研修生は、リーダーたちが共通して「自分の利益よりも地域のため」と信念をもって取り組んでいることに驚き、感動。また、研修センターでは、稲刈り、お菓子作り、調理にも挑戦し、オイスカ研修生と意見交換や交流を行い、四国研修センターの特徴を生かした内容の濃い研修となりました。

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