2014年5月2日

オイスカ・ミャンマー 日本NGO連携無償資金協力事業 3年計画で課題解決を目指す

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    農業灌漑用水路の補強などを実施し農業用水の利便性向上を図る

    2月28日、日本NGO連携無償資金協力により、「農村開発の為の人材育成拠点の整備並びにマグウェ地域生計向上プロジェクト第1期」(以下、事業)実施のための資金贈与契約が、オイスカと外務省との間で締結されました。
    事業では、大きく2つの課題の解決を目標に掲げています。第一に、オイスカ・ミャンマー農林業研修センターの施設・機材などの整備ならびに職員の能力強化、研修内容の改善です。1997年のセンター開所以来17年が経過し、施設や設備は老朽化がかなり進んでいます。主に現地の自主財源によって運営されているセンターにとって、それらの改築費用の確保は難しい状況です。また、センターを拠点にさまざまな取り組みを行ってきましたが、年々高まる周囲の期待にこたえるべく現地スタッフの能力強化が急務となっています。

    第二には、センターのあるイェサジョ郡内の住民の生計向上です。

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    生計向上を目指して子豚の飼育を支援

    同地域はミャンマー国内でも特に厳しい乾燥地帯にあり、生計手段でもある農業は水不足など多くの困難な状況におかれています。 事業では、農業の生産性向上やそのほかの収益源である家畜飼育支援などを通じて、 現在の貧困状態からの脱却を目指します。  なお、本事業は外務省の「国際協力における重点課題事業(3ヵ年)」として申請し採択されたもので、

    2014年3月1日から3年の計画で実施されます。

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