2015年5月1日

オイスカ・インドネシア 森と水をテーマに エコキャンプを開催

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    観察をしながら地域の自然環境について学習。
    国際森林デーを記念した植樹も実施

    3月21・22日、インドネシア東ジャワ州のマドゥラ島で「子供の森」計画(以下、CFP)のエコキャンプが開催され、同島スメネプ県とパメカサン県の10の小中学校から150名が参加しました。本キャンプは3月21日の「国際森林デー」および翌22日の「世界水の日」を記念して行われたものです。マドゥラ島は多くを平坦な地形が占め保水力が乏しく、また緑化も進んでいないことが主な原因となり、乾季には深刻な水不足が、雨季には大洪水が発生。自然災害が多発する中、水環境の保全が大きな課題となっています。
    オイスカは同島で、森林と水保全に関する知識と行動を水保全に関する知識と行動を広め根本的な環境改善と持続可能な地域づくりを目指し、2014年より 国土緑化推進機構の「緑の募金」支援を受け「森林と水保全のための学校地域連携プロジェクト」をスタートしました。「水が生まれる場所を守ろう!」をテーマに掲げた今回のキャンプは、同プロジェクトの一環で進められるCFP活動として実施。参加した子どもたちはセミナーや野外でのワークショップを通じて、自分たちの住む地域が抱える環境問題や自然界における水の循環、生物多様性について学び、それぞれの意見を共有しました。
    「森を守ることが水を守ることにつながることがよく分かった。自分たちの地域が潤い、緑豊かな土地になるよう、これからも植林を続けていきたい」。こうした子どもたちの気付きを大切に育み、また地域住民を巻き込みながら、率先して行動できる人づくりを進めていきます。

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