2021年4月5日

【国内ニュース】オイスカ四国支部 長年の森づくり活動が評価され香川県ボランティア大賞を受賞 ほか

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     長年の森づくり活動が評価され 香川県ボランティア大賞を受賞

    (左から)表彰状を手にする泉会長、浜田知事、塚田事務局長

    3月3日、香川県庁で行われたボランティア大賞授賞式にオイスカ四国支部の泉雅文会長と塚田修一事務局長が参加しました。同賞は、ボランティア活動の活発化と全県的な広がりの機運を高めようと、香川県が県内で取り組まれている活動を顕彰するもので、四国支部の長年にわたる緑化活動などが認められ、受賞が決まりました。

    今回受賞理由として挙げられたのは、1995年から行っている「山・林・SUN体験植林ボランティア」と年間を通じて学校やコミュニティセンターなどで実施している「森のつみ木広場」です。「山・林・SUN」では、オイスカの会員企業や地域住民らとともに、県内各地で継続的に植林活動やその後の管理作業を行っていること、また、「森のつみ木広場」では、間伐材などの国産材を使ったつみ木のワークショップを通じて、森を守る必要性について子どもたちに理解を促していることが、地域の未来のための活動であるとの評価を受けました。

    浜田恵造知事から表彰状を受け取った泉会長は、「今年度は、コロナ禍で思うように活動ができなかった面もあるが、長きにわたる地道な取り組みがこのような形で評価されてうれしい。これからも四国研修センターと連携しながら、ふるさとの未来がよりよいものになるように活動していきたい」と喜びを語りました。

    ウェブ報告会

     〜コロナ禍のオイスカ活動現場〜現場との中継をつないだレポートが好評

    2月10日、第1回ウェブ報告会を開催し、春日智実タイ駐在代表をはじめ、オイスカ・タイの役員やスタッフが現地での活動について報告しました。このウェブ報告会は、例年行っていた海外の現場を視察・体験する各種ツアーなどが実施できない中、活動地での取り組みを身近に感じてもらおうと企画されたものです。

    当日は、会員や支援者など約100名が参加しました。冒頭、春日駐在代表からタイの新型コロナの影響や対策について説明がなされ、また、比較的感染が落ち着いている東北部スリン県で「子供の森」計画に参加している学校と中継で結び、スタッフが担当教員と共に学校の様子をレポート。昼食を終えたばかりの児童らが校庭に出て、自分たちが管理している苗木を見せてくれました。また、北部チェンライ県で進むプロジェクトの担当者とも中継をつなぐなど、 各地の活動の状況を伝えたほか、オイスカ・タイのアリ・チョアングリア会長からは、日本からの支援に感謝の意が述べられました。

    また、第2回の報告会では、「海岸林再生プロジェクト」の10年を記録した本『松がつなぐあした』の著者である小林省太氏が、第3回はオイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センターの冨樫智所長がメインスピーカーとして登場。冨樫所長は、内モンゴルで進む砂漠緑化と漢方薬栽培の活動について紹介する中で、肺炎症状を緩和する漢方薬の栽培にも触れ、「世界中が直面している新型コロナの問題解決にも貢献したい」と意欲的に語り、4月末までに150万円の資金を集めたいと、募金への協力を呼びかけました。

    内モンゴルの募金の案内はこちら↓
    http://www.green.or.jp/bokin/crowdfunding/sdgs3-0202

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