いずれの訪問先からも、オイスカの50年以上にわたる台湾
での活動に厚い感謝の意が示された
4月20〜24日、オイスカ・インターナショナルの中野悦子総裁をはじめとする会員18名が台湾を訪問しました。今回の渡航は、今年で戦後80年という節目を迎え、日本と台湾の友好をさらに深めることを目的に実施されたものです。
一行は20日、台北市内で開催されたオイスカ中華民国総会(以下、総局)の役員総会と総局主催の「台湾農業未来への転換」フォーラムに出席。現地の会員と懇談し、友好を深めました。翌21日には、台湾の国家発展委員会、農業部、外交部を表敬訪問。農業部では、陳駿季部長(日本の大臣に相当)との懇談を通じて、台湾と日本の農業施策について活発な意見交換が行われました。また、22・23日にかけて、屏東県の戦争追悼施設のほか、同県と桃園市の総局会員企業を訪問し、有機農業とスマート農業を融合した先進的な取り組みを視察しました。官民の各分野で活躍する総局会員の姿に触れた今回の訪問は、今後さらなる協力と交流の可能性を見いだす機会となりました。
中野総裁(左)と陳駿季部長
台湾とオイスカとのつながりは深く、日台国交断絶の翌1973年に、創立者・中野與之助翁が支援者を伴って訪台し、民間レベルの交流や学び合いの重要性を協議した時に始まり、以降、農業分野での交流を盛んに行っています。今後も日本と台湾の友好関係の発展に向け、台湾総局と共に歩みを進めます。