1960年代、「Food First」のスローガンで始まったオイスカのアジア・太平洋での活動。その当時は、「SDGs」という言葉はありませんでしたが、オイスカはすでにその精神を持っていました。飢餓に苦しむ地域住民が、真にそこから脱するには、「自ら生産し糧とする」ほかはないと、現地農業の改良普及と食料増産に努めたのです。
目標を具現化するのは「人」です。貧困からのさらなる発展のため「住民の自立」を目指し、そのためのリーダーとなるべき人材を育てるための研修センターを国内外に建設。オイスカの活動を支える多くの人材がそこから巣立っていきました。
活動の第一歩から60年が経過した今日も、人材の育成をはじめとし、森林の再生や砂漠化防止など、数々のプロジェクトを通して、貧困への取り組みや環境保全、啓発普及の活動は続いています。2030年のゴールを共有し、さらにその先の未来に向かって進むオイスカの活動・プロジェクトをご紹介します。