スリランカ「子供の森」計画

場所
スリランカ クルネーガラ県、キャンディ県、マータレー県、アヌラーダプラ県など
活動開始年
1993年
受入機関
オイスカ・スリランカ総局

研修生OBが中心となって進める子どもたちの森づくり

1993年「スリランカの発展のために、オイスカ活動を始めたい!」と日本での研修を修了した青年OBたちが立ち上がりました。当時は北部地域の治安が悪かったため、南部・中部地域を中心に巡回しながら、「子供の森」計画をスタートさせました。
現在では、350を超える学校が参加し、スリランカでの主な活動になっています。参加している学校は民族・宗教の区別なく、多民族を取込んでの活動を展開しています。2011年には、首都コロンボを拠点としていた事務所を中部クルネーガラ県に移し、苗床や集会施設などを設置し、地域からの緑化の要請に応えられる体制を整えました。

近況・今後の方針

学校単位の緑化活動に加え、農薬や化学肥料に頼らずに安心して食べられる野菜の自給を目指す「ホーム ガーデニング プログラム」の推進や、生物多様性保全に向けたシードバンクの設置、行政とともに取り組む地域の清掃活動など、地域のニーズや状況に合わせて、年を重ねるごとに、活動の幅も広がっています。スリランカ各地より支援の要請も多いなか、政府機関や他の民間団体の協力を得ながら、今後も環境教育に主眼をおいた「子供の森」計画を中心に国の発展に貢献していきたいと考えています。