インドネシア
地域開発支援や各種緑化活動を展開
女性生活改善研修にも注力
1975年、オイスカの精神と規律訓練などを重視した独自の研修方式に感銘を受けた現地の王族ソロ候の子孫、ベニー・ジョノシスウォロ氏がオイスカ・インドネシア総局を設立し、翌年初めての訪日研修生を派遣するとともに、日本からの技術者を招聘して西ジャワ州ボゴールにデモンストレーション農場を開設しました。
技術者が中部ジャワ州でも巡回指導に当たったことで、州知事からの評価を得て活動が発展。活動の拠点は移されたものの、現在はジャワ島のスカブミ県とカランガニアル県の研修センターで人材育成活動、緑化活動などが続けられています。
また、センターでは、正規の研修生のほかにも大学や高校からの農業実習短期研修生など3,000名以上を輩出しており、彼らを通じて地域の総合的な開発、環境保全に寄与しています。
農業研修以外にも女性生活改善研修、木工技術研修など、社会に出ても活躍していけるような技術研修を確立しており、今後は「楽しく儲かる農業」を推進し、研修後の自立を後押しします。
近年は、頻発する自然災害の被災地への支援活動もいち早く行うほか、防災・減災につながる植林活動にも力を入れています。
- 人口
- 2億7,743万人(2023年4月IMF推計値)
- 一人当たりのGDP
- 5,017USドル(同)
- 森林率
- 49.07%(2020年FAO公表値)