こんにちは!
東京都立大学に所属する大学院生の梶原です。

先月3月24日~27日の4日間にかけて,新たな調査を行いました。
(前回の調査報告はこちら 土壌調査  土壌調査その2

今回の調査は一風変わっています。これまでの調査では,「盛土の土壌特性がクロマツの生育状況に与える影響」を調べるものでした。
一方で,今回の調査では「クロマツの生育状況が盛土の土壌特性に与える影響」を調べることが目的です。立場が逆転しましたね。

そして,この目的を達成するために,リタートラップというものを仕掛けました.

そもそもリタートラップって何?という方に簡単に説明すると,「落ち葉や枝,種など,クロマツから地表面に落ちてくるもの(=リター)を集めるためのトラップ」になります!

百聞は一見に如かず!ということで実際に設置したリタートラップの写真をお見せします↓

プロットNo.8に設置したリタートラップ。白い布はおよそ3.6 m×3.6 mの大きさです。

だいぶイメージがつかめたかと思いますが,要は写真内にみられる白い布が敷かれている範囲に落ちてくるクロマツのリターの量を調べよう!ということです。

なぜそんなことをしているの?という話ですが….

理由は単純,「クロマツのリターによって栄養価の高い良い土ができる」からです。
“腐葉土“という言葉,多くの方が耳にしたことがあるのではないでしょうか。

腐葉土とは,土壌をより良い状態へ改善してくれる改良用土・補助用土のことを指します。
つまりは“良い土“ということです.

さて,この腐葉土ですが,漢字に着目すると「葉が腐った土」という意味になります。もうお気づきの方も多いと思いますが,私たちが日ごろ目にする落ち葉って,実は植物にとって栄養の塊なんです。

面白いことに,植物が育つための栄養って,植物そのものからきているんですよね.ある種、究極の自給自足なのかもしれません。

海岸林の盛土自体には,植物を育てるための栄養がほとんどありません。
盛土に植えられたクロマツが育ち,リターを供給することによって,盛土はどんどん栄養価の高い,豊かな土になります。

つまり,リタートラップによってクロマツのリターの量を調べるということは,「盛り土にどれだけ栄養が供給されているか」を明らかにする,ということに繋がるんですね。

“盛土そのものの土壌特性の違い“と,“クロマツから供給される栄養成分の量の違い“という2つの違いから,名取海岸林の生育環境を詳細に見ていければと考えています。

さて,おおまかに私の調査内容についてご説明したところで,ボランティアの皆さんへ1つお願いがございます。

今回の調査では,オイスカの皆さんで設置いただいているモニタリングプロットのうち,No.7南部,No.8,No.10の3プロットを対象に,リタートラップを設置しました。

このリタートラップですが,「特定の期間に,自然に落ちてきたリターの量をみる」ものですので,例えば誰かがトラップ内に入ってしまうと,靴の裏についていたリターが混ざってしまったり,入った際の衝撃でリターがトラップ外に出てしまったり…と,正確な量がわからなくなってしまいます。

つきましては,もしボランティアの作業中に写真1のようなトラップを見かけた際には,「白いシートの中には入らない」ことをご協力いただきたいです!(近くで見ていただく分には全く問題ありません!)

一応,現地には写真2のような注意書きも設置してありますので,遠くからでも視認しやすくはなっていると思います。

現地に設置したリタートラップの注意書き。これが見えたらご注意いただきたいです!

以上,よろしくお願いいたします!

長くなりましたが,今回のブログはこれにて終了です。
また新しい結果がでましたら,改めてご報告できればと思います!

鳥見ing(2024年3月30日)

2024年4月3日( カテゴリー: いきもの )

地元ボランティアの三浦です。3月は30日に現場に行ってきました。

鳥の状況
季節の変わり目が鳥からも見れる時期となっていました
・これからの繁殖の為
渡って来たツバメがエサ取りに飛び回っていました
縄張り確保かヒバリ、ウグイス、ホオジロ(写真)、カワラヒワがさえずっていました

・もう一月もいないでしょう、北へ帰る前の居残り組の
ヨシガモ(写真)、ツグミが小群れでハウス群横の畑で採餌していました


・留鳥の
シジュウカラ、ヒガラがの群れが黒松林を移動し採餌していました
今季カラ用の巣箱設置構想が間に合わなかった為次季に持ち越しました

昆虫
成長で越冬したルリタテハ(写真)、タテハチョウの仲間(写真)が
作業道路付近を飛び回っていました

四つ足
中間の脇道の凹に小さ目なタヌキの遺体がありました(写真)
カラスが狙っているのか次々集まって来ていました

 吉田です。新年度を迎え、オイスカも人事異動があり、林久美子課長は東京本部海外事業部海外開発協力担当部長になりました。浅野奈々穂さんは私の部署で地方支部との連携の最前線に立ちます。

 オイスカの仕事は人数・事業規模と比較して、広すぎるほど広いのが、強みでもあり弱みでもあります。なのでなおさら、一つの仕事が、一見すると無関係に見える他の何かに好影響を与え、つなげていく姿勢がとても大事だと私は考えています。海外の経験が、海岸林再生プロジェクトのシステム構築に大きな影響を与えたように。

 彼女たちはいま、オイスカ中部日本研修センター(愛知県豊田市)に10日間ほど即戦力として応援に出ています。いまも海岸林の経験を活かして、10日間の業務に当たっているのが手に取るようにわかりますし、帰京後も私の期待通り、「つなげる」「つなぐ」仕事をしてくれるでしょう。

 私は彼女たちに先立って去年4月から新たな業務が加わり、オイスカ関西支部事務局長も兼務し、去年は6回大阪出張しました。そしてこの3月は、宮城・フィリピン(2週間)・宮城・大阪・兵庫・愛知という1ヵ月で、家には4日?しか帰れませんでしたが、無事乗り越えて新年度・新体制になりました。これまでとは違うことがきっと待っていると思います。まずは仲間の無事をサポートしつつ、私も安全運転を心がけて・・・という気持ちです。

 海岸林ブログはずいぶんさぼりました・・・じつは今年の3.11はフィリピン最北部の災害多発地帯アブラ州で迎えていました。ここには、1984年設立のオイスカアブラ農林業研修センターがあり、1997年からの私の師匠、デルフィン・テソロ所長がいます。名取には3回来ています。「アブラ州の行政マンや学校の教員に、海岸林の公募ボランティアの日を体験してもらう企画を練ってるんだ」「オイスカ海岸林チームをアブラの人達に見せたい」と言ってもらえました。チームを褒めてもらえた・・・しかもデルフィンさんに。予想してなかったのでびっくりしたし、何よりの誉め言葉でした。やっぱりここにもつながってるんだな・・・ボランティア一人一人が、名取発、世界へを体現し、海外に影響を与えている証拠です。その話はおいおいまた・・・

 で、新年度のいまは北部タイで始まる新たな「はげ山造林」のためのクラウドファンディングの告知、5月19日(日)の「地球環境を考えるトークイベント2024@大阪」、「子供の森」計画親善大使(タイ・インドネシア)受け入れ準備、秋の「子供の森」計画コーディネーター研修準備など、表面的には海岸林以外のことに追われています。ですが、心の中では片時も、名取発で世界へつなげる、次世代につなぐという気持ちを忘れたことはありません。片時も。もはや完全に自分の血になりました。

 以下、告知2点です。ぜひご参加ください。元海岸林専属チームの吉田・林・鈴木・浅野らを核に、職員一同が気合を入れて取り組んでいます。拡散にご協力いただけたら、さらに嬉しいです。

昨日に続き、ウズベキスタンの話題です。

昨年「海岸林再生プロジェクト」の海岸林リーダーに任命された東北大学の
柚原さんが、昨日ウズベキスタンに出発しました。1年間の留学です。


ウズベキスタンでは、オイスカのカウンターパートである
カラカルパクスタン農業大学で学びながらアラル海の沙漠緑化の活動に参加します。
参加といっても、インターンとして、プロジェクトの運営全般に関わるため、
現場での植林はもちろんですが、
日常的に行われる育苗場の管理や各種調査研究の補助、
また、会計報告書の作成など事務的な部分も体験することに。

初めての海外ということもあり、心配が尽きない彼女と、見送りのために
福岡から上京してきたお母さんとお会いしてきました。
(おばさんといとこのお兄さんも来てくださっていました)
彼女自身が行ったことのない国で、やったことのない活動や業務を体験するのですから
その彼女からいくら話を聞いても親御さんや親戚の皆さんが不安に感じるのも無理はありません。

ウズベキスタンと日本がいかに友好的なお付き合いをしてきているか、
ウズベキスタンの人たちがいかに親日であるか、
カラカルパクスタン農業大学の学生さんたちがどんなにまじめであるか、
私の印象では40~50年前の田舎の日本のような社会であること、等々、
私が知っていることをあれこれお話させていただきました。
彼女の滞在中にぜひ現地を訪問してほしいということも。

オイスカは海外から青年を受け入れて研修を行っていますが、
こんな風に名取の現場で活躍してくれた若者が、世界に羽ばたき、
オイスカの現場で活躍してくれるのは本当にうれしいこと。
柚原さんがたくさんの経験を積んで、たくさんの学びを得て
戻ってきてくれるのがとても楽しみです。そして、私も彼女の滞在中に
ウズベキスタンを訪問したいという気持ちが強くなりました!
名取からも柚原さん応援団を結成してみんなで行きませんか??
現場の責任者はボランティアの大槻さんを「サツマイモの専門家」として
招聘したいとずっと口にしており、「カラカルパクスタンのサツマイモの父」に
なれると、大槻さんを誘っています。柚原さんが現地で受け入れてくれるなら
大槻さんも安心して行ってくれる!?と勝手に思っています。

今日、タシケントからカラカルパクスタン農業大学があるヌクスに移動する予定。
1年間の新しい生活の始まりです。
柚原さん、思いっきり楽しんでくださいね!


※柚原さんが出発前に福岡のRKB毎日放送で紹介された映像です!

本部・啓発普及部の林です。

3.11を前にした週末、名取に日帰りで行ってきました。
日帰りで行くことはなかなかないのですが、今回はウズベキスタンの
環境副大臣が現場を視察されるということで、その対応のための訪問でした。
(結局副大臣は急きょ帰国しなければならなくなり、視察はかなわず、
環境省の国際部長さんと林野庁の国際関係部局長さんのお二人にお越しいただきました)

東京からは、ウズベキスタン担当の長部長に同行してもらい、
また現場では佐々木統括に案内役をお願いし、昨年10月にウズベキスタンを訪問した
大槻さんや「名取市海岸林再生の会」の鈴木英二会長にも同席いただきました。
(森さんも来てくださっていました!)

左から長部長、佐々木統括、林野庁国際部局長さん、環境省国際部長さん、そして今回素晴らしい通訳をしてくださった株式会社ニッポンドのナジロフ・ドニヨル代表取締役社長)

現在オイスカでは、ウズベキスタンで沙漠緑化に取り組んでおり、
同国の森林行政に関わる方々とは密に連携をしていくことが求められています。
今回外務大臣の訪日に同行された環境副大臣ご一行様が
日本の森づくりの現場を視察したいということで、調整を進めてきました。
結果的に副大臣にはお越しいただくことができませんでしたが、
実務レベルの担当責任者のお二人にオイスカの現場を見ていただき、
意見交換をする機会を持てたことはとてもよい機会となりました。

佐々木統括からはプロジェクトの経緯や概要などのほか、低コスト林業の実施の重要性、
また、その実現のための努力などが語られると「資金はどう集めたのか」
「再生の会が苗木生産をして販売した分の収益は誰にどう配分されたのか」
「これまでにどのくらいの費用がかかったのか」など具体的な質問が多く飛び出しました。

鈴木会長からは「一番大事なのは官民の連携。オイスカが海岸林の再生を手伝うといって
名取に来てくれたが、我々地元の人間が行政と一緒になって取り組んでいかなければ成功しない。
アラル海での緑化も、同じように取り組んでもらいたい」とコメント。
私たちは、どの国においてもプロジェクトを通じて、
地域の人たちが豊かになる方法を模索しながら活動を続けています。
地域の人たちが主役でなければなりません。
地元の代表でもあり、2度アラル海での緑化活動に参加している鈴木会長から
一番の肝の部分をズバッとお話しいただけてとてもうれしかった!
(準備段階で、どうやって現地のお役に立つ技術について伝えたらいいかを悩んでいて、
日本の林野庁から現地林野庁に専門家として派遣されていた方に相談したりしていたのですが
最後は「オイスカらしさを伝えることが大事」という結論に達していたので、
その打ち合わせなく、鈴木会長が伝えてくださったので心の底から拍手!でした)

      佐々木統括(右)が缶コーヒーを鍋で温めてもてなしてくれました!

ウズベキスタンは世界に二つしかない二重内陸国
(国境を接する国のすべてが内陸国=海なし国)で
森林率は10%にも満たない、日本とは全く違う自然環境の国です。
海がない国での造林に、海岸林の技術が役に立つだろうかと思われるかもしれませんが、
乾燥地が広がるウズベキスタンにおいては、海岸という貧栄養の乾燥地における技術は
参考になるものが多いのではないかと考えています。

ただ、今回の視察や意見交換を通じてお二人がとても関心を持っていたのは
鈴木会長が大事だと指摘した官民の連携がどのように実現されているのかという点。
ウズベキスタンでも民間の力をどのように森林行政に活かしていくかは
これからの大きな課題になっているようです。

ウズベキスタンでもオイスカは官民の連携にとどまらず、国を超えたさまざまな団体が
一つの目的に向かって一緒に活動していくための調整役を担うつもりです。
行政と地域の住民たちが一緒になって活動するのをお手伝いする時、
その役割をうまく発揮できるよう、今回のお二人が行政側の立場から
いろいろサポートしてくれるようになったら本当にうれしいことです。

今日、東日本大震災から13年となりました。
あの震災後、オイスカは、長年海外で取り組んできた植林プロジェクトの
ノウハウや手法をもとに「海岸林再生プロジェクト」を立ち上げて歩んできました。
海外からの視察も多く受け入れてきました。オイスカの海外の現場スタッフの研修も
この現場で実施しましたし、これからも実施する予定です。
もっともっと、多くの国の活動のモデルとなれるよう、
これからも歩みを止めることなく、取り組んでいきます!

 ご無沙汰しております!東京都立大学に所属する大学院生の梶原です。

初めましての方もいるかと思われますので簡単に自己紹介をしますと、私は2020年から名取の海岸林を対象に、「クロマツが育つ土と育たない土にはどのような違いがあるの?」ということを研究しております。
前回の記事はこちら

今回の記事では、昨年7月22日(土) ~ 7月24日(月)の3日間にかけて行った調査からわかったことをご紹介できればと思います。

まずは、前回の調査のおさらいを。

前回の調査でやったことを一言で言えば、「ひたすらに土をとる」に尽きます。名取の海岸林の土は数歩歩けば大きく環境が変わるようなトンデモ土だったので(詳しくは2023年7月19日のブログを参照ください!)、「クロマツが育つ土と育たない土の違いはズバリ、○○だ!」と、ビシッと言うためには、多くの地点から土を取って、たくさんのクロマツと照合する必要があります。結果から言えば、3日間でおよそ300地点の土をとり、1000本近くのクロマツの樹高と根元径(幹の太さ)を計測していました。

調査の様子です。研究室の先生や先輩・後輩には本当に助けられました


そして、無事に調査を終えたところで、怒涛の実験が始まります。
頑張って土を取ってきてしまった分、それだけ多くの回数実験を行わなければいけないわけで……。

実験の際は、1つの地点につき最低2回以上繰り返してデータを取る必要があるので、300地点の土があると、600個以上のデータが必要となります。この場合、実験にかかる1つの行程を、1個1分ペースでこなしても、全部終わるのに600分(10時間!)かかります。この手間が実験に関わる全ての行程で発生するわけですから、もう大変です。おかげで、7月に調査をしたはずなのに、結果が出るのに半年以上かかっちゃいました……。

でも、長らく頑張った甲斐があり、それなりに良い結果をだすことができたのではないかと思っています。

結論から言えば、「土が酸性であるか・土の水はけが悪いか」という2つの観点で、クロマツにみられる生育不良の原因の42%を説明できることがわかりました。また、この2つの観点のどちらの方がクロマツへの影響度が強いかという点に関しては、ケースによって異なります。

オイスカさんのモニタリングプロットを参考にご説明しますと、異なるモニタリングプロットの間にみられる数mレベルの大きな生育差に関しては、「土が酸性であるか」という部分がかなり効いていると思われます。土が酸性だと、アルミニウムイオンのような植物の生育に有害な物質が溶け出してしまうので、クロマツが弱ってしまいます。今回は、そのような特徴がはっきりと見られたということですね。

一方で、同じモニタリングプロット内に見られる細やかな生育差に関しては、「土の水はけが悪いか」という部分が効いていました。恐らく、ちょっとした土の硬さの違いや傾斜などが雨水の動きに影響しているのではないかと思います。

これらの結果をふまえると、オイスカの皆さんが取り組まれていた土壌pHの調整や溝切りは非常に的確な施策であったことがわかります!

なお、先ほど生育不良の原因の42%を説明できるといいましたが、残りの58%に関してはまだわかっていません。土に原因があるかも知れませんし、日当たりや潮風の当たりやすさなど、土以外に原因があるのかもしれません。

そして、この謎めいた58%を少しでも解明するために、3月末に再度調査を行いたいと思っています。今回は、土だけでなく、クロマツの落ち葉も集めることで、ちょっと面白い分析を行えればいいなと思っています(写真は落ち葉などを集めるためのリタ―トラップと呼ばれるものです)。
詳しくは、後日改めてご紹介します!

私は大学の博士課程に進学したため、あと2年ほど名取の海岸林で研究を行う予定です。少しでも今後の管理のお役に立てるような情報を発信できるよう、頑張りたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします!

昨日のブログの続きです。
3月2日(土)は、前日ボランティアリピーターの皆さんが準備してくれた現場で
名取北高校の野球部(とそのOBたち……選手とマネージャー)の皆さんが伐採を行いました。

この日は気温が低い上に風が強く、とにかく寒い!
早く体を動かしたい気持ちがありつつも、まずはしっかり説明を聞きます。
写真は、指導者の佐々木さん(松島森林総合)によるデモンストレーション。

2人一組になって伐採開始。のこぎりで切っていると、
だんだんと木の重みでのこぎりが動かなくなるので一人が上で幹を押します。
女子マネージャーコンビは浅野さんの指導のもと手際よく作業。
昨年のボランティアでもマネージャーさんたちが活躍していたなぁ~~~。

今回はJ:COMさんの取材が入り、生徒さんたちの作業の様子を撮影。
インタービューを受けたマネージャーさん。カメラを前にして、
「昨年も参加しました。自分の地域なので、自分たちの手で作業した海岸林が
防災や減災につながるのはうれしい」と、ハキハキ話していました。さすがです!

J:COMでの放送についてはこちら

伐採した木は、林外に運び出すため、運びやすい長さに切ります。
最初はうまく動いてくれなかったのこぎりがだんだんスムーズに。

あまり太くないので、運ぶのはさほど大変ではなかったのではないかと思います。
このころには、体も温まってきているのではないでしょうか。

上の写真が伐採後のもの。一列切ると、こんな風に林内が明るくなります!
そしてずっとずっと遠くまで見えるように。

寒い中、皆さんありがとうございました。

本部・啓発普及部の林です。
3月2日(土)に名取北高校野球部とそのOBたちによる本数調整伐の体験が行われました。
前日には、地元の、いつもの、力強いボランティアさんたちが集まってくださり
下枝や雑草・雑木(このエリアは湿気が多くヨシが生い茂っていました)を刈り取り、
本数調整伐がスムーズに行えるよう準備をしてくださいました。

まずは松島森林総合の佐々木さんの案内のもと、プロチームが作業したところを
見学させてもらい、枝の切り方、切った枝の集積の方法などを教えてもらいました。
こちらは空港の滑走路のすぐ脇にある内陸防風林。


今回の私たちの作業現場は、海岸の防風林のすぐ後ろ。
5本植えてあるうちの真ん中の1本を切ることになりました。

下の図がイメージなのですが、左は、5本の木のそれぞれの枝はぶつかり合い、
人が中に入ることはできません(左から2本目と3本目の間に人がいるのが、分かりますか?)。
右の図は中央の木が切られたことで、人が中に入れる状態になっています。

ただ、この中央の木を切るためには、その作業をするためのスペースを作らなければなりません。
それが前日に行われた「準備」です。下の図を見てもらうとわかる通り、伐採する対象の木と
その両隣の木の枝を、人が作業できるぐらいの高さまで(地上から1.5mぐらいまで)切るというもの。



こちらが作業前と作業後の写真です。
左の写真は地面から生えているヨシと左右のマツの枝が混み合っていて
中に入るのが困難な状態。一方右の写真は伐採する木
(写真の右の列が対象のマツです)とその左隣の木の枝を切り、
地面のヨシもきれいに刈り取った状態です。
ずっと向こうまでよく見えるようになりました!

はいつくばってヨシを刈り、のこぎりで枝を落としていく作業がこちら。
枯れたクズも残っているうえに、凶暴なバラもいたるところに生えていて
「いたたたたたた……」と何度口にしたことか。

おかげで高校生が安全に作業できるようになりました!
皆さんありがとうございました。

本当にキレイ!!!

ゴミもたくさん落ちていました!
枝にかけてあるのはごみ袋です。

明日は当日編です!

大阪マラソン あれこれレポート3

2024年2月29日( カテゴリー: 本部発 )

レポート1では、主にEXPOを、レポート2ではマラソン当日の様子を報告してきました。
今日は、責任者吉田の様子をご報告します。

すでに吉田が報告している通り、今回は26キロ地点で断念という結果になりましたが、
たくさんの方々に応援してもらうことができたことがよかったのではないかと思います。

何よりも素敵なエピソードとして紹介したいのは、床屋さんに応援してもらえたこと。
吉田のお気に入りの?髪型は丸坊主。普段は自宅でバリカンを使って自分で整えているのですが
11月に大阪で開催したトークイベントの直前は、忙しくて丸坊主ができず、大阪市内の床屋さんに
でかけました。下の右の写真でも着用している大阪マラソンのウインドブレーカーを着ていたため
マラソンの話になり、チャリティランナーとして走ることを伝えたところ、寄附をくださったそう。
(その時の様子をこちらで報告しています シンカブル チャリティランナーページ
そして今回もマラソンを前に、気合を入れるためにそちらの床屋さんに予約を入れ、「丸坊主」にしてもらったところ、ご主人からプレゼントをいただいたのだそうです(下の左の写真。右手に持っています)。あったかグッズや甘いものが入っていたそうですが、その話を聞いて私もうれしく、あたたかい気持ちになりました!

完走はできなかったものの、今できることは、やり切ったと本人は思っているようです(私もそう思います)。
そして、マラソンの後のお楽しみ(マラソンではなく、こちらが主目的!?)、ランナーさんたちと応援団との打ち上げに向かう途中の様子がこちら。

階段を下りる時、膝がガクンとなるらしく、反対向きになって下るのが一番安全とのこと。
同じ年の杉本さん(前日のEXPOでもお手伝いいただき、当日は朝早くから雨の中の
応援団に加わっていただきました)に見守られながら一歩ずつ階段を下りてきました。
実際同じタイミングで、バタンと音がして、ランナーさんと思しき方が
階段で膝をついてしまっていたので、これが正解なのだと思います。

後ろ向きで階段を下りる吉田ですが、心の中は前向き!
おそらく、この時点ですでに来年も走る!と決めているのではないかと思います。
3勝目指して頑張ってもらいたいものです。

関西支部としての大阪マラソン2024

2024年2月28日( カテゴリー: 本部発 )

東京本部の吉田です。2014年以降、寄付先団体に選ばれている大阪マラソン(出走者32,000人)、今年も2月25日(日)に無事終わりました。「海岸林再生プロジェクト」の大きな収入の1つです。
毎年、ランナーを買って出てくれる職員や会員さんと、いつもと違う環境で会えることは大きな楽しみの一つです。職場の後輩たちが頼もしく見えます。

膨大な時間を練習に費やし、雨の中を走った17名のチャリティーランナー、極寒下の応援・写真撮影や、寄付集めに協力いただいた方々、今年もチャリティーランナーを出していただいた、化学総連(東京)、CKD(小牧市)、ワイルドグース(豊田市)、ネクスタ(大阪市)、関わっていただいた皆さまに心から御礼申し上げます。

傘は荷物が濡れないように足元に。
凍える手でのぼりを掲げ、雨に濡れながらの応援

昨年の4月から関西支部事務局長を兼務することとなり、大阪マラソン組織委員会から正式に寄付先団体に認定されたのが9月。支部にとっても大きい事業との認識で、支部会長の上村良成さん(JR西労組委員長)とともに、お互い困難を承知で走ろうと決めました。上村会長はヘルニア、私は肉離れに悩まされましたが、会長は見事に完走。
私は26㎞でリタイアという結果でした。私のマラソンは2勝2敗・・・です。途中、支部の岡崎昌三前会長(ネクスタ名誉会長)のサプライズの「大声援」があり、本当に感激。涙が出そうになりました。

募金集めは、名取の大槻さんが提供してくれたサツマイモ(20kg×15籠)を本部事務所入口で毎日販売。そのおかげで規定額の7万円越えを達成。練習は歩くことから始めたものの、12月からの肉離れが治らず歩くばかり。走るより練習時間をとられましたが20km、30㎞を繰り返しこなしました。携帯電話の歩数計では、同年齢の上位2・3%を日々維持しました。でも、歩くのと走るのは大違い。15㎞あたりまでしか走れませんでした。またもや、護送車の寒々とした雰囲気と落ちこぼれ感もたっぷり味わった、自分なりの挑戦には満足しています。

大阪には今年6回、毎回2・3泊以上出張してきました。これまでの大仕事としては、11月のトークイベント(フィリピン北部の活動報告)があり、会場に70名、オンラインで70名にご参加いただきました。上村・吉田ラインの事実上のデビュー戦となった訳ですが、小さいけれどイキのいい輪ができました。今回のマラソンでも、その輪の中から新たな裏方さんとなっていただきました。

5月19日(日)に「子供の森」計画親善大使の来阪・トークイベントを企画中です。そして2024年度は、関西からの「海岸林ボランティアツアー」が実施できるよう準備をしています。一人でも多くの理解者を増やすべく、一つひとつの行事が次につながるよう心掛けています。点を線に、小さな輪が面に広がるよう努力して、次の大阪マラソンでは、出走者を倍増させたいと思います。

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